

仕事で頑張っても成果が上がらず、出世もしません。もっと頑張らないといけないですか?
こんな人のための記事です。
仕事でお金を稼ぐために、頑張って出世しようとしている
プライベートを充実させるために、頑張って人に会っている
でも、こんなに頑張っているのに、疲れるだけでなんの成果もない。
こんな思いをしていませんか?
以前までのボクも会社のためや誰かのために、頑張って生きていました。
依頼された仕事を残業してでも終わらせたり、行きたくもない飲み会や食事に頻繁に出かけたり、自分ではない誰かを喜ばせるために頑張っていました。
その結果、体調を壊し、会社を辞め、友人との関係も壊れました。
自分の何がいけなかったのか?
自問自答を繰り返し、答えを探し続けて得た結論が、「他人の言いなりになって自分がやりたくもないことを頑張っても意味がない」ということです。
この記事では、人生において意味のない頑張りを続けて疲れている人に、頑張りすぎによる悪影響と人生を正しくサボる方法について解説をします。

頑張ることは、甘え!
頑張ることはよくないことなのか?
初めに定義しておくと、頑張ることは「悪」ではありません。
夢や目標を近づけたり、達成したりするためには、努力は必要です。
しかし、夢や目標に近づくために、努力することを目標としたり、努力だけで解決しようとしたりします。
これではいつまでたっても夢や目標を達成できずに、疲れてしまいます。
こういう状況を避けるためには、どうすればいいのか?
まずは頑張りすぎている今の状況を分析します。
頑張りすぎの悪影響!
頑張ることが美徳される日本人に起こりがちな、頑張ることによる悪影響を3つご紹介します。
完璧主義によるマイナス
他人に迷惑をかけたくない、かけてはいけない
失敗をして恥ずかしい思いをしたくない
ボクたち日本人は、失敗の許されない社会で生きています。
そのため、仕事や家事、育児などを完璧にこなさなければいけません。
しかし、完璧を求め続けた結果どうなるのかというと、自分や他人の失敗や怠けることを許せず、自己嫌悪や他人を攻撃することによってさらに疲れています。
そして、失敗を恐れるあまり新しいことにチャレンジできなくなります。
こうして前に進むことをやめた結果、ボクたちは傷つくことはすくなりますが、今より成長せず、幸せになることもなくなります。
思考停止
残業や徹夜をして頑張れば、なんとなる
ある一つの戦略が有効と信じて頑張り続ける
頑張ることは美徳ですが、このような状態での頑張りは「ただの甘え」です。
自分の頭で考えて行動せず、やみくもに頑張ったり、他人の言いなりになって行動をするのは誤った頑張り方です。
頑張ることを目標にすると、「頑張っているつもりなのに満足のいく結果につながらない」など頑張ることに対する虚無感が次第に募っていきます。
頑張ることは美徳ですが、自分の頭で考えてない頑張りに意味はありません。
「べき思考」にとらわれる
仕事は頑張るべき
いい歳なので結婚するべき
ボクたちは「◯◯するべき」という、バイアスにとらわれて生きています。
しかし、◯◯するべきというのは他人が決めたルールであるため、自分のやりたいこととは違う「◯◯するべき」のために頑張るとボクたちは不幸になります。
頑張ってするべき仕事を頑張っても成果は上がらないし、世間体や親のために結婚をしても幸せにはなりません。
仕事は自分のやりたいと思うことをやれば成果は出なくても、何かしらの学びにはつながるし、好きな人と結婚するから例えその後に離婚したとしても失敗したことを許せます。
誰かのためや何かのために◯◯するべきという思考を捨て、自分がやりたいことできることに目を向けましょう。
人生を正しくサボるポイント
長い人生を楽しく楽に生きるには、頑張るだけでなくサボることも必要です。
以下では、人生を正しくサボって成果を出す方法をご紹介します。
今できることを100%やる
すべてのことを100%完璧に行うことは不可能です。
また、自分一人で物事を完璧にしようとすると人は失敗し、動けなくなり、病みます。
大切なことは、仕事や育児などは一人でやろうとせずに、他の人との手を借りながら、今自分のできる100%をやることです。
80%ぐらいしかできないようなら、80%の中で100%の努力をすれば大丈夫です。
そのためのポイントは、自分のできることかやりたいことに集中することです。
「餅は餅屋」というように、自分がやりたくてもできないことは山ほどあります。
自分は完璧ではないということを受け入れて、できないことは他人やプロに任せて、自分のできる範囲のことだけに集中しましょう。
やらないという選択肢を増やす
今よりさらに結果を伸ばすためには、頑張ることより努力しないでもできるように工夫をすることです。
そのためには、これまで人力で解決してきたようなことを自動化したり、必要のない作業をカットしたりする必要があります。
ボクたちが頑張りすぎないようにするためには、頑張ってやっていたことをやらずに済むように工夫をして、やりたいことだけをできる環境を整えましょう。
他人に求めすぎない
他人に期待を持ちすぎると、お互いにケガをします。
ボクたちは自分を基準にして、他人を見ています。
そのため、「これぐらいの仕事はやってくれるだろう」とか「これぐらい手伝ってくれるだろう」と他人に勝手に期待をして、裏切られたときには勝手に怒っています。
人間に他人を理解することは不可能です。
自分でできることや得意なことは行い、他人に求めすぎない範囲でできることをしましょう。
まとめ
頑張っても結果の出ない人に向けて、頑張ることの悪影響と正しく努力する方法について解説をしました。
完璧に物事をこなそうと思えば思うほど、ボクたちの生産性は上がりません。
頑張らずに成果を出すためには、頑張らずにできること-やりたいことやできることに注力することです。
また、その成果も100%を求めず、80%ぐらいを合格ラインにすることで、現実的な夢と目標を達成することができます。
仕事や育児などは、正しくサボって、他人に求めすぎず、自分のできる範囲のことをやりたいようにやれるように環境を整えていきましょう。