

最近耳にする「サイテーション」って何ですか?被リンクと何が違うんですか?
こんな人のための記事です。
SEOで成功を収めるためにはコンテンツの質だけでなく、E-A-T(信頼性・網羅性・専門性)などコンテンツやサービスに対する背景も重要視されるようになりました。
そんな中、コンテンツの信頼性を測る指標として、「サイテーションもSEOに影響や関係があるのでは?」といわれるようになりました。
この記事では、SEO効果を高めるためのサイテーションについて、
- サイテーションって何?
- 被リンクとサイテーションの違い
- サイテーションを獲得するためにできること
などについて、解説をしていきます。

信用や信頼を高めて、SEOにも良い効果を与えましょう♪
サイテーションとは?
「引用」や「言及」という意味を持つサイテーションは、SEOの関わる場面では「他サイトやSNS上で自サイトや商品、サービスなどについて記載(言及)されている」状態を指します。
サイテーションはあくまで「言及されている状態」なので、被リンクのように外部サイトから自サイトにリンクを向けてもらう必要はありません。
ブログやTwitter、YouTubeなどでサイトや商品、サービスについて、言及してもらうだけでOKです。
サイテーションによるSEO効果
リンクを多く獲得することでGoogleから評価をされる被リンクに対し、サイテーションの数は評価対象とされていません。
※ローカル検索(Googleマップ)はランキングの重要な評価要因になっています。
ではなぜ、サイテーションは注目をされているのか?
理由は、TwitterやYouTubeなどのSNSの利用者増加によるポジティブなサイテーションは、合理的に考えてランキング要因となるからです。
たとえば、「食べたラーメンがおいしかった」という感想をTwitterやブログ、クチコミサイトでたくさん紹介されているラーメン屋のサイトは、「SEO的にも評価されてもいいんじゃないの?」という話です。
サイテーションを獲得するためにできること
サイテーションを獲得するためには、プロモーションが必要です。
プロモーションを成功させるためには、以下の3つを意識する必要があります。
- 独自性の高い、もしくはわかりやすいサイトやブランド名
- SNSによる認知度の向上
- イベントやキャンペーンの実施
独自性の高い、もしくはわかりやすいサイト・ブランド名
ユーザーへの認知促進のため、サイト名やブランド名はわかりやすく、独自性の高いキャッチーな名前をつける必要があります。
また、サイテーションは好意的なものであると効果をさらに高めることができます。
その反面、質が伴っていないコンテンツやサービスは、悪評の広がりにつながる恐れもあります。
サイトの記事やサービスの質などにも十分配慮をしましょう。
SNSによる認知度の向上
身近に行えるサイテーションの獲得方法は、TwitterやYouTube、InstagramなどのSNSを利用することです。
ブログなどを個人で運営している場合は、ブログの記事をTwitterやYouTubeなどの別メディアで紹介することで、議論をする余地が生まれます。
この議論がサイテーションの獲得につながります。
また、企業でサイトを運営している場合は、インフルエンサーを起用することで、ポジティブなサイテーションを獲得できる可能性があります。
イベントやキャンペーンの実施
このほかには、オフラインイベントを開催したり、キャンペーンなどを行うことで、イベントやキャンペーンに参加したユーザーのサイテーションを獲得できるようになります。
とくに独自性の高いイベントやキャンペーンは、体験や経験が発信する起点となるため、サイテーションを得られやすい傾向位あります。
既存のイベントやキャンペーンにはない切り口を意識しつつ、引用されやすいコンテンツを作ることがポイントです。
引用符コマンドでサイテーションを調査する
サイテーションがどれくらい獲得できているかを調べる方法は、意外と簡単です。
Google検索には、引用符コマンドと呼ばれる独自の検索方法があり、この機能を使うことによりサイテーションを調査できます。
intext:<"検索キーワード">
指定したキーワードが含まれているサイトを検索するための引用符コマンドです。
-site:<"サイトURL">
intex:<"検索キーワード">の後に、-site<"サイトURL".を指定すると、指定したサイトを除外した検索結果を返してくれます。
サイトURLに自サイトのURLを入力して検索すれば、自サイト以外のサイテーションが含まれているWebページの検索ができます。
まとめ
最近よく耳にするようになったサイテーションについて解説をしました。
自サイトや商品について、SNSやローカル検索(Google検索)で言及されることはランキングの評価要因になってきています。
E-A-Tを意識した良質なコンテンツを配信するだけでなく、TwitterやYouTube、オフラインイベントによる話題作りなど、コンテンツの横展開も重要視されるようになりました。
好意的なサイテーションを増やして、サイトや商品・サービスの信頼性や認知度を高められるように、SEOなどの技術的な枠組みだけでなく、ユーザー体験(UX)の向上を意識したマーケティングで集客することが重要です。