分散投資とは?

こんな人におすすめ記事

  1. 資産運用を始めたい人
  2. 資産運用のリスクを抑えたい人
  3. ポートフォリオの組み方を知りたい
YoshinoriYoshinori

今回は資産運用の基礎として、分散投資とポートフォリオの組み方について解説します。

卵を一つにカゴに盛るな!

投資の格言「卵を一つのカゴに盛るな!」は、卵を一つのカゴに盛ると、そのカゴを落としたときに、全部の卵が割れてしまう危険(リスク)がある。しかし、卵を複数のカゴに分けて盛っておけば、そのうちの一つが駄目になったとしても、他のカゴの卵は影響を受けずにすむという意味です。

これは一つのカゴ(個別株など)に集中投資をしていると、その株が暴落したとき、全ての資産を失ってしまうリスクがあるということです。

資産運用を形成するには、分散投資が基本となります。

分散投資とは異なる資産へ資金を分散させて投資を行うことで、これにより暴落などのリスクから資産を守ります。

分散投資の手順

分散投資をするにはどうしたらいいのか?
分散投資の手順について解説をしていきます。

  • STEP.1 長期投資と短期投資の割合を決める
  • STEP.2 長期投資の資産配分を決める
  • STEP.3 目的ごとの配分を決める
  • STEP.4 小さなポートフォリオを作る

STEP.1 長期投資と短期投資の割合を決める

資産運用において資産を最大化したい場合は、長期投資に短期投資を加えて運用することをおすすめします。

長期投資のメリットは、時間を味方にすることでリスクを抑えながら資産も育てられることにあります。

15年以上の積立投資を行った資産は、元本割れしないと言う研究結果もあります。

しかし、この方法だけでは、時間がかかりすぎると言うデメリットがあります。

これを補うためには、余剰資金で短期投資を行う必要があります。

短期投資を行うことで、長期投資だけでは出せない大きなリターンを出すことができ、資産を増やすスピードを速くすることができます。

そこで長期投資と短期投資の割合を9:1などとすることで、安全に資産を増やしながらも、少しリスクを負ってお金を増やす機会と経験を積むようにします

こうすることで、加速度的に資産を増やすことができるようになります。

STEP.2 長期投資の資産配分を決める

分散投資における資産配分は、長期と短期と資産を分けた後の長期投資の割合を決めることです。

金融商品には、株・債券・REIT・コモディディティ・仮想通貨など複数の金融商品が存在します。

長期投資において、これらの商品をどれくらいの比率で分散させるのか?
それを決めることが分散投資になります。

分散する投資先を決めるために、初めに目的別に比率を決めます。

目的別の長期投資の比率

  • 長期(積立)投資:株・REIT
  • 守りの資産:債権(国債・米国債など)・現金
  • 相関性のない資産:金・銀・プラチナ・仮想通貨
長期(積立)投資:株・REIT

資産運用の核となるのは、長期の積立投資です。

基本的には、老後の資金を作るため、毎月決めた金額を愚直に積み立て続けます。

積立投資の代表は、積立NISAやiDeco(確定拠出年金)です。

満額を毎月これらに投資をするだけで、老後の資金は十分に貯まります

このほかに余剰があれば、投資信託などに積立をします。

分散投資というと個別銘柄のポートフォリオをイメージする投資家いますが、素人がいきなりポートフォリオを組むことは難しく、誤解を恐れずに言うと「無駄」です。

優れた投資信託1本に投資するだけで、立派なポートフォリオは完成します。

そして、長期投資における積立投資の割合は4〜6割程度で十分です。

積立NISAやiDeCoを満額投資に回すと、おそらくこれぐらいの比率に収まると思います。

守りの資産(債権・現金)

投資で損をする原因は、株価下落円高です。

これが投資に伴うリスクとなり、リスクとは価格変動リスクと為替変動リスクになります。

価格変動リスクとは、リターン(投資成果)に対する振れ幅です。

リスクを大きく取れば、リターンは大きくなり、逆にリスクを抑えるとリターンは小さくなります。

一方、為替変動リスクは、円と外国の為替相場の変動により、外貨建て資産の価値が変動する可能性のことをいいます。

投資の世界において、リスクとは値上がり・値下がりを含めてどうなるかわからない「期待リターンに対する不確実性」を意味します。

分散投資では、長期積立が戦略の中心となるため、資産の形成にどうしても時間がかかります。

過去の歴史において、株式市場は一定の期間ごとに必ず暴落します。

その暴落時に資産を守るのが、守りの資産である債券と現金です。

いついかなる時でも現金を持っておくことは、安心につながります。

分散投資における守りの資産の目安は1〜3割ほどです。

現金は、半年ほど仕事がなくなってもいいぐらい手元にあれば十分です。

相関性のない資産:金・銀・プラチナ・仮想通貨

分散投資で最も重要な項目が、相関関係のない資産です。

相関関係とは、AとBとの関係性の強さを表す指標です。

例えると、終身雇用を保証している会社では、「年齢(A)が高い方が、年収(B)も高い傾向にある」などといった事象に対する関係性を表したものが相関関係です。

投資の世界で相関関係の強い金融商品に分散投資を行うとどうなるのか?

それは、値上がりと値下がりを同じように行うようになるため、分散している意味が全くないことになります

近年では、株と債権は同じような動きをするため、相関関係のある金融商品と言われています。

これらの金融商品と相関関係のない商品が、金・銀・プラチナといったコモディティと仮想通貨です。

特に金は、債券と反対の値動きをします。

債券が下がるときは金が値上がりし、金が値下がりすると債券・株が値上がりします。

マーケットが暴落すると金の値上がりする理由が、ここにあります。

暴落時でも資産を守り、増やすためには、相関関係のない商品を2〜4割ほど入れておくことをおすすめします。

STEP.3 小さなポートフォリオを作る

長期投資の配分が決まったら、実際に小額で小さなポートフォリオを作ります。

いきなり全ての資産を作成したポートフォリオに入れてしまうと、取り崩すしに手数料が発生するなど無駄な出費がかかります

まずは、小額からポートフォリオを作って、自分にしっくりくる割合を試しながらポートフォリオを形成することをおすすめします。

まとめ

資産運用に最適な分散投資について解説をしました。

ひたすらにインデックス投資をし続けるだけでは、投資スキルは磨かれません。

投資スキルが磨かれないままでは、いざと言うときに狼狽売りをする危険もあります。

かといって、個別株のデイトレードやFXなど不必要なリスクを取る必要もありません。

資産運用のゴールを考えて、そこへたどり着くために必要なリスクを適切にとり、暴騰や暴落にも負けないポートフォリオと投資スキルを身につけて、自分の資産を作っていけるようになりましょう。