

米国株ETFの買付手数料は1回の購入金額をいくらにすれば、お得になりますか?
こんな人のための記事です。
結論からいうと、
「上限手数料の22米ドル以上になる4,444.45米ドル以上を購入する」
と、買付手数料は安く抑えることができます。
今回の記事では、
- 毎月コツコツ買うべきか
- 一括でまとめて買うべきか
買付手数料について悩んでいる人に向けて、米国ETFはなぜ4,444.45米ドル以上で購入するとお得になるのか?について解説をします。

投資にかかるコストを明確にできるのは、ETFのメリットです。そのメリットを最大限活用して、無駄の少ない投資手法を見つけましょう。
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米国ETFの買付手数料は、0.495%
日本の株式を現物取引する際の手数料は、取引金額により異なります。
楽天証券の現物取引手数料一覧
5万円まで | 55円 |
---|---|
10万円まで | 99円 |
20万円まで | 115円 |
50万円まで | 275円 |
100万円まで | 535円 |
150万円まで | 640円 | 3,000万円まで | 1,013円 |
3,000万円超 | 1,070円 |
一方、米国ETFを取引する際の手数料は、1注文あたりの約定代金×0.45%(税込)がかかります。
また、米国ETFの購入は1株単位での購入となるため、最低購入金額はETFにより異なります。
VYMの買付例1.
1-1.最低購入金額
VYMの1株あたりの約定代金が100米ドルで、ドル円が100円のときの最低購入金額は?
100米ドル×100円=10,000円
1-2.買付手数料
1株あたりの最低購入金額が1万円のときの買付手数料は?
10,000×0.495%=49.5円
1-3.積立購入時の買付手数料
上記の条件で、VYMを毎月10万円ずつ1年間購入した際の買付手数料は?
※1株あたりの価格や為替市場は変動しないものと考える
100,000×0.495%=495円(4.95米ドル)
495×12=5,940円
上記の金額で1年間VYMを買い続けると、毎月495円の手数料がかかり、12ヶ月で5,940円の手数料がかかります。

(日本の株式)現物取引の手数料535円より、米国ETFの手数料は断然お高いですね。
円をドルに転換するにも手数料がかかる?
米国株ETFを購入するには、買付手数料以外に円をドルに転する手数料もかかってきます。
楽天証券やSBI証券などの証券会社で、米国ETFを直接買付すると25銭の手数料がかかります。
1円は100銭なので、0.25円の手数料がかかることになります。
たとえば、10万円をドルに転換すると手数料は250円かかり、毎月行うと年間で3,000円の手数料がかかります。
これも米国ETFを購入する際にかかる費用となるのでご注意ください。
※SBI証券でドル転をする場合は、住信SBI銀行と連携することで手数料を業界最安の2銭に抑えることもできます。
米国ETFの買付手数料を抑えるには?
先にも解説したとおり、楽天証券やSBI証券では1注文当たりの約定に対して、0.495%の買付手数料がかかります。
しかし、手数料には上限金額があり、その金額は22米ドルと設定されています。
つまり、22米ドルの手数料で約定される取引をすることで、積立による手数料を少しでも安くできるということです。
その約定代金の目安がいくらかというと、4,444.45米ドルです。
日本円にすると、約40万円~50万円です。
1回の注文で40~50万円の注文をすることで、手数料による負けを気にする必要がなくなります。
VYMの買付例2.
2-1.一括購入した時の買付手数料
ドル円が100円のときに、VYM1株あたりの約定代金が100米ドルだった
その年の1月に、VYMを120万円で一括購入した際の買付手数料は?
2,200円(22米ドル)
120,000米ドル買付を行うため、買付手数料は22米ドルとなる。

10万円ずつ積み立てるより、約3,500円安くなるんですね。

ただし、40万円以上を毎月投資をできる人はあまりいないと思うので、一括投資をする場合と分割投資をする場合でのリスクやリターンの違いをしっかり考えて投資をした方がいいよ。
楽天証券の1取引当たりの手数料
約定代金 | 手数料 |
---|---|
2.22米ドル以下 | 0円 |
2.22米ドル超~4,444.45米ドル未満 | 約定代金の0.495%(税込) |
4,444.45米ドル以上 | 22米ドル(税込) |
取引手数料のイメージ

買付手数料が無料の米国ETFについて
米国ETFの買付手数料について解説を行なってきましたが、買付手数料を最も安くする方法は買付手数料が無料の米国ETFに投資することです。
楽天証券やSBI証券では、米国ETFへの投資を応援するため、2020年1月6日(月)現地約定分より、米国ETF9銘柄の買付手数料を完全無料化しています。
対象銘柄には、全世界株式へ投資ができるVTをはじめ、S&P500に連動するVOOのほか、大型・中型株まで米国の市場全体に投資ができるVTIなど人気のあるETFばかりです。
特に米国のグロース株に長期投資をしたい人は、無料のETFに投資することをおすすめします。
対象銘柄
コード | 経費率 | 投資テーマ |
---|---|---|
VT | 0.09% | 米国を含む全世界の先進国株式市場及び新興国市場へ幅広く投資 |
VOO | 0.03% | 主に米国大型株を投資対象とする、S&P500 指数に連動 |
VTI | 0.03% | 大型株から中小型株まで米国株式市場の投資可能銘柄ほぼ100%に投資 |
SPY | 0.09% | 米国初のETFでS&P500 指数に連動 |
RWR | 0.25% | USセレクトREIT指数に連動し、商業用不動産等のREITに投資 |
GLDM | 0.18% | 現物の金地金に裏付けられており、小口から金への投資が可能 |
AIQ | 0.68% | 人工知能(AI)テクノロジーのさらなる開発と、その利益拡大から得る可能性がある企業へ投資 |
FINX | 0.68% | 金融サービスの転換をもたらすイノベーションを引き起こす金融技術の最先端にある企業へ投資 |
GNOM | 0.50% | ゲノム編集、ゲノム医療治療、バイオテクノロジー等、ゲノム科学の分野でさらなる進歩の知恵を受ける企業に投資 |
まとめ
米国ETFの買付手数料を安くする方法を解説しました。
米国株の買付を行うと、1注文当たりの約定代金に0.495%の買付手数料がかかります。
※売却にも0.495%の手数料がかかります。
- 買付手数料には上限金額があり、22米ドル以上になる約定代金については、22米ドル以上の買付手数料は発生しません。
そのため、1回の約定にあたり40~50万円以上買い付けをすれば、手数料負けをすることがありません。
ただし、毎月40万円以上の投資ができる人も少ないため、3ヶ月ごとにまとめて買付を行うことになると思いますが、その際は暴落時のリスクであったり、早期積立によるリターン(機会損失)も考慮に入れて投資判断をする必要があります。
買付手数料を最小限に止めるために定期的に一括投資をするかか、リターンの最大化を考えてこコツコツ毎月投資を行うか、それぞれの目標と心地の良い投資バランスを見つけて投資をするようにしましょう。
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