
最近、学校や職場の人間関係に疲れていませんか?
何をやってもうまくいかない理由を自分のせいと塞ぎ込んでいませんか?
人間関係のストレスや生活にハリを感じないのは、他人に気持ちや行動をコントロールされているためです。
人はその気がなくても、友人や同僚、家族の会話の中でいつの間にか他人の考えや価値観に同調してしまう生き物です。その人があなたのことを大事に思ってくれる人ならいいのですが、世の中には言葉で言いくるめて自分の思い通りに他人をコントロールしてくる人がいます。
そうした人は良い人のフリをしてこちらに近づき、仲良くなると他人をコントロールするため、わざとキレたり、自尊心を傷つけるような発言をします。そうして、相手の自己肯定感を下げ、自分に依存するように仕向けるのです。
こう言った人のことを、心理学では「マニピュレーター」と呼びます。
マニピュレーターは、特別な精神障害ではありません。
「自分の思い通りにしたい」という誰もが持っている思いであり、あなたの家族や友人、恋人の中にもマニピュレーターは潜んでいます。
大切なことは、その人の中の悪意に気がつくことです。
そうしないと、自尊心を傷つけられたり、周囲の人間関係から孤立されられたりして逃げ場を失い、他人の言いなりに人生を送るハメになってしまいます。
自分らしい人生を生きるためには、自分の目的のために悪意を持って他人をコントロールする人を遠ざける必要があります。
マニピュレーターと遭遇したときには、どう対処したらいいのか?
結論から言うと、「近づかない」ことです。
マニピュレーターは非常に頭が良く、言葉でやり返すことの難しい人です。
そのため、マニピュレーターには関わらないことがベストです。
すでに関わっている人は一刻も早く関係を断ち切るようにしましょう。
この記事では、他人をコントロールしてくるマニピュレーターの特徴とその手口について解説します。
記事本編に移る前に、ツクルカの経歴を紹介させてください。興味のない人は、こちらから記事本編に飛んでください。
この記事を読んで、少しでも怪しい人と思う人がいたら近づかないようにしてくださいね。

こんにちは、ツクルカです。本業ではWebディレクターをしているブロガー兼グロースハッカーです。
筆者の体験
わたしは過去にマニピュレーターの性質を持った友人と関わったため、会社にいられなくなり、退職した経験を持っています。また、苦労して決めた転職先もマニピュレーターの言いなりに決めてしまったため、4日で退職するハメになりました。
40代4日で会社を退職するという経歴に、アドバイスを送ったマニピュレーターは悪びれることなく、「会社に馴染めなかったお前が悪い」と自分の非を省みることなくわたしだけを責め続けました。
その自尊心を傷つける発言に、「新しい会社に馴染めなかった自分が悪い」と思い込み、深く恥入ったことを覚えています。
その後、とある事件をきっかけにマニピュレーターとは縁が切れ、自分の進みたい道と会社を自分で決め、かろうじて社会人を続けられています。
このようにマニピュレータと関わり人生を台無しにしないため、この記事が執筆しています。
そして、少しでも多くの人の参考になれば幸いです。

マニピュレーターは、直接攻撃をしてくるパワハラおじさんより厄介な存在です!
あなたの身近にいるヤバい人を見抜く方法
マニピュレーターとは?
マニピュレーターとは、「操作するもの」という意味で、自分の利益のために相手の心を意のままにコントロールしようとするパーソナリティのことです。
パーソナリティであるため、誰の心の中にも潜んでおり、自分自身でも気がつかないうちに他人をコントロールしようとしていることもあります。
具体的には、仕事を進めるために必要なことを隠して相手の言質を取ろうとしたり、相手の考えを変えるために「多くの人が賛同してる」と示唆して同調圧力をかけたりします。
多くの人はたとえ自分の思い通りに相手を動かせなかったとしても、すんなり引き下がるか相手と距離を取るなど事を荒立てたりしません。
しかし、マニピュレーターの場合は、自分の思い通りに他人を動かせないと腹を立て、あくまでも相手をコントロールしようと努めていきます。
マニピュレーターの代表的な攻撃方法
マニピュレーターは、相手の弱点を巧みに掴み執拗以上に攻撃を仕掛けてきます。
しかもマニピュレーターの攻撃は直接的なものだけでなく、見えないところからも仕掛けられてきます。
代表的なマニピュレーターの攻撃方法
- 人前での叱責
- 陰で印象操作
- 被害者のふりをする
マニピュレーターの前で一度でも仕事のミスや失言をすると、未来にわたって何度もその事を責めてきます。たとえるなら、女性が男性の過去の過ちを責めるようなものです。
責められる側は過ちを犯しているため、相手の意見を飲むしかありません。
また、本人の前だけでなく陰でも相手のミスを責め、まるで悲劇のヒロインのように被害者ぶり周囲の同情を買おうとします。
気がついたときには、周囲から冷ややかな目で見られるようになり、マニピュレーター以外に味方がいないといった状況に追い込まれることも。
マニピュレーターへの対処法は、冒頭でもお知らせした通り「近づかないこと」が1番です。
しかし、仕事や恋人、家族などでどうしても関わらないといけないこともあります。
マニピュレーターのつくるワナにハマらないためには、マニピュレーターの戦略=手品のタネを暴くことです。
マニピュレーターの罠にハマらない方法
- コントロールされようとしていることに気づく
- 周囲にコントロールしようとしている事を教える
- 手品はタネがわかれば、どうということもありません。
それは自分も他人も同じです。
そのため、自分も含めてその周囲もマニピュレーターに操作されないようにするには、マニピュレーターの手品のタネを明かす必要があります。
以下では、そんなマニピュレーターの特徴と戦略をご紹介します。
他人をコントロールするマニピュレーターの特徴
マニピュレーターの最大の特徴は、近所や会社で評判がいいことです。
他人をコントロールするには、まず相手の信用や信頼を得なければいけません。
そのための手段として、マニピュレーターは「いい人」を演じます。
また、マニピュレーターには頭がいいという特徴もあります。
そのため、世渡りが上手く頼れる存在として、会社の上層部に多く存在します。
身近に存在するマニピュレーター
- 過干渉な家族や友人、恋人
- 信頼できるカリスマ的存在
- 反社会的衝動が抑えられないサイコパス
では、それぞれ解説していきます。
過干渉な家族や友人、恋人
マニピュレーターは意外と身近にいます。
あなたの家族・友人・恋人です。
特に、子供のことを第一に考える毒親に多いことが特徴です。
毒親は子供の進路や就職先、付き合う友人や結婚相手など、自分の価値観を押し付けます。
子供が自分の意見と反対のことを失敗すれば、そのことを執拗以上に攻撃してきたりします。
また、マニピュレーターは親だけでなく、友人や恋人にも多く存在します。
自分の思い通りにならない相手を思うようにコントロールするため、情に訴えたり相手の弱みを突いたりしてきます。
信頼できるカリスマ的存在
周囲から集めた信頼で大衆を扇動できる政治家や指導的立場にいる人は、マニピュレーターになりやすい人たちです。
影響力の大きさから頼ってしまいがちになりますが、頼りすぎると行動を制限され支配されるようになります。
一度支配されると抜け出すことが難しい、もしくは会社を辞めないといけなくなるなど被害が大きくなるので、都合のいい話に乗らないように注意しましょう。
反社会的衝動が抑えられないサイコパス
普通の人とマニピュレーターの違いは、サイコパス要素の有無です。
マニピュレーターは誰もが持っているパーソナリティです。
一見すると、「自分もマニピュレーターかも?」と不安を覚えるほど、人は無意識のうちに他人を操ろうしてしまいます。
当然ながら、多くの人はマニピュレーターではありません。
自分の目的のためだけに他人をコントロールしないからです。
しかし、マニピュレーターは違います。自分の目的のためだけに、悪意を持って他人をコントロールします。
それが「サイコパス」です。
サイコパスとは、社会的衝動の抑えられない人を指します。
自分のことを特別な存在だと思い込み、他人に対し尊大な態度で接し、良心の呵責なく自分の目的のために他人を利用します。
サイコパスの特徴
- 自己中心的で、自分は特別だと思っている
- 飽き性で集中力が続かない
- 平気で嘘をつき、他人を騙す
- 誠実性が欠如しており、すぐにズルをする
- 良心の呵責なく、社会的倫理や罪悪感が欠如している
- 感情が浅薄で起伏が激しい
- 他人に共感できない
- 他人に依存する
サイコパスは、マニピュレーターと似通った性質を持っています。
上記のような人が身近にいると場合は、十分に注意してください。
他人をコントロールするマニピュレーターの戦略
人の弱みを握ろうとする
マニピュレーターは他人の弱いを握り、相手をコントロールしてきます。
その手口は巧妙で、まずはいい人のフリをして近づき、仕事の相談に乗るそぶりをして弱点を探ってきます。周りから見ると親切丁寧で、面倒見のいい頼りがいのある人に見えます。
また、マニピュレーターは優秀な人に多いパーソナリティであるため、相手の困っていることやストレスをはじめのころは解決してくれます。そのため信じやすい人はコロッと騙されて、自分の弱みをマニピュレーターに漏らしてしまいます。
ある程度親しい間柄になるのを待ち、相手の仕事やプライベートの弱みを握ると、マニピュレーターはそ「悩みを解決してあげているから、こっちのいうことを聞くのは当然」と相手をコントロールしはじめます。
他人の罪悪感と恥を使ってくる
マニピュレーターは、無知を装い相手の罪悪感や恥使ってコントロールをしてきます。
大事な会議や多くの人の前で、「これ言っちゃダメなやつだった?」みたいな感じで無知を装い、相手の恥を暴露してきます。
また、相手のミスや自分の受けた被害を使って、相手をコントロールしてきます。
マニピュレーターは、まるで被害者のように振る舞い、相手の罪悪感や恥、周囲の同情までも巧みに使って相手を操ってこようとします。
マニピュレーターの目的は、自分の目的のために他人をコントロールすることです。
無闇に気を許して、仕事やプライベートの相談や身の上話をしてはいけません。
大事なことを隠す
マニピュレーターは、重要な部分をあえて話しません。
相手の決断を誘導するため、、前提条件を言わず自分に都合のいい回答を引き出すため、誤解を生むような伝え方をします。
あからさまな嘘は言っておらず、言質もとってくるので、たとえ後に不利な状況に陥ってもマニピュレーターが損をすることがありません。
むしろ、判断をした相手の責任となるため、少しでも気になることがあれば問いただすようにしましょう。
被害者を装い、弱者を演じる
マニピュレーターは社会的弱者を演じます。
判官贔屓という言葉のある通り、人は弱い立場の人に同情して援助しがちです。
特に最近の社会は、パワハラやセクハラなど社会的強者が弱者を虐めることを良しとしません。
そうした風潮からか、マニピュレーターは自分が責められない状況を巧みに作り出し、自分の都合のいい方向に話を持っていきます。
例えば、仕事のミスやトラブルなどでプロジェクトが進まなかったとしても、自分はその環境の犠牲者であることを強調し、協力してくれない周囲に問題があると訴えます。
普通なら仕事のミスやトラブルは全体の問題となるのですが、弱者を演じるマニピュレーターに上司が同情してしまうため、マニピュレーターにとって都合のいい方向に話が進み、周りだけが苦労を強いられることになります。
被害者のフリをして他人を操ろうとしている人を見かけたら、近づかないことをオススメします。
急に怒る
マニピュレーターは、相手のコントロールに失敗すると急に怒りはじめます。
しかも、第三者や周囲に人のいる状況で怒るため、恥や外聞、罪悪感から一刻も早く事態を収集させるためにこちらは相手の要望に応えなければいけません。
相手が上司の場合は、過去のミスなども持ち出し、相手の恥に上塗りした怒り方をしてきます。
マニピュレーターは喜怒哀楽の起伏が激しく、ときに手が付けられないことがあります。
最終的には怒りだす恐怖から、相手に従わざるを得なくなるので、そうなる前に縁を切っておきましょう。
罪悪感を利用する
他人をコントロールするときにもっとも有効なのは、相手の罪悪感を利用することです。
マニピュレーターにターゲットされるのは、気立のいい人ばかりです。
マニピュレーターはそのやさしさにつけ込み、相手の不安を揺さぶり、罪悪感に訴えてコントロールしようとしてきます。
「あなたのため」や「会社のため」などの大義名分を持ちだし、相手を困らせてコントロールしようとしてきます。
罪悪感を利用して他人をコントロールしようとする術は、その手品のタネを暴く必要があります。
手品のタネを暴かないと、周囲の印象が悪くなるばかりで、恥ずかしさから言うことを聞かざるを得なくなります。
勇気を持って、こちらの罪悪感を利用しようとするのを止めるように訴えましょう。
対応策
目的のためには他人を平気で蹴落とすマニピュレーターは、収入や地位、名誉など社会的地位に敏感です。
周りから見てわかりにくい攻撃を仕掛けてくるのも、自分の評判を落とさず、相手の評判を落として、自分の評判を上げようとするからです。
マニピュレーターのターゲットとなるのは、自分より立場の新入社員や非正規社員、会社内に居場所のない孤立している人など、社会的弱者と呼ばれる人たちです。
そうした社会的弱者の人に自分のことを信用させ、周囲からさらに孤立化させ、自分のことを裏切れないようにしてから、自分に都合がいいようにコントロールしてきます。
マニピュレーターの対処法は、近づかないことです。
多少やさしくされたり、助けてもらったりしても迂闊に心を許さないことです。
マニピュレーターは、ターゲットを利用することが目的なので、利用価値がないと判断すれば、自然と離れていきます。
親身になるふりをして近づいてくる人には、プライベートや仕事のミス、失敗談など自分がふりになるような情報を漏らさないよう注意しましょう。
まとめ
他人をコントロールしてくるマニピュレーターについて解説をしました。
他人をコントロールすることで、自分の利益を上げようとする性質を持っているマニピュレーターは、直接的に攻撃をしかけてこないため、ターゲットにされると非常に回避することが困難な敵です。
マニピュレーターの被害に合わないようにするには、近づかないことです。
しかし、どうしても会社や友人などにこうした性質を持っている人がいて、付き合わないといけない人は、マニピュレーターの戦略を見抜き手品のタネを暴く必要があります。
マニピュレーターは、コントロールしづらいと思わせれば勝ちです。
そのためには、マニピュレーターの周囲への印象や情報操作を把握し、他人をコントロールしようとするタネを探しましょう。
とはいえ、社会的評価に敏感なマニピュレーターは負けることを嫌います。
マニピュレーターはサイコパス的な要素を持ち合わせているため、追い込みすぎると何をしでかすかわかりません。
マニピュレーターには、適度に勝たせて、さっさと縁を切りましょう。
たとえ、恋人や友人がいなくても他人にコントロールされる人生はつまらないものです。
自分の頭で考え、行動することの方がマニピュレーターに付き合うより、価値のある人生を遅れます。
参考になれば幸いです。では!
あなたの身近にいるヤバい人を見抜く方法