
今を一番不幸に感じるのは、当たり前です。
過去の記憶は薄れ、未来を理由もなく良くなると考えるからです。
仕事も恋愛も上手くいっているように見える人も、
このまま上手くいくはずがない
お金はあるけど、楽しくない
など、常に不安を抱え、現状に不満を抱えています。

なんでもないときに、急に気分が落ち込むのは普通だ。人間は今が一番不幸だと感じるようにできているからな。

たしかに。昔は楽しかったし、これだけ頑張っているから未来は良くなりそうな気がするもんね。

残念だが、そこに落とし穴がある。
今が苦しいなら、過去も苦しかったはずです。
今が苦しいなら、未来も苦しいはずです。
しかし、ボクたちは理由もなく過去や未来はいいものとして捉えて、今が一番苦しいと感じています。
このズレを矯正しない限り、いつまで経っても幸せはやってきません。
この記事では、幸せを感じにくい人間が陥る不幸の考え方と改善策について解説をします。
不幸のメカニズム
人が不幸を感じるポイントは2つです。
悪いことが起こっているとき
順風満帆で幸せなとき
前者は悪いことが重なることで、自分の不幸を認識します。
後者はふとしたメンタルの低下で、不幸を認識します。
つまり、
人生がままならなくても
人生がうまくいっていても
人は不幸を感じる生き物だということです。
そのため、人生の幸福度を上げるためには、不幸に陥りやすい思考を把握して、事前に不幸を避ける必要があります。
不幸になる考え方
非現実的な夢を持つ
夢と目標を持つのは大切ですが、叶わない夢を持つと不幸になります。
挫折をして、自分を低く見積もるようになるからです。
人には自信が必要です。
どんな小さなことでも良いので、成功や目標達成を繰り返すことで、自信は芽生えます。
そうすることで、少しずつ自分の目標値をあげていき、気づいたときに大きな成果を成し遂げていれば、不幸を感じることはありません。
つまり、現実的なレベルの目標に集中して、努力を重ねると不幸を感じるゆとりはないということです。
反対に、非現実的な夢ばかりを追い求めると、前に進んでいる感覚を養えず、今の努力が辛いしんどいものに感じるようになり、不幸になります。
叶わない夢より、現実的に叶う目標を掲げて、それを叶えるように邁進しましょう。
他人と比べる
他人と比べると、人は簡単に不幸になれます。
比べる対象が無限にあり、そのすべてに勝利することはできないからです。
稼いでいるお金
付き合っている異性の数や容姿
既婚、未婚
人間関係の広さ
など、比べても仕方のないことを比べて、勝手に嫉妬をして、勝手に不幸になります。
最悪なのは、嫉妬をしている相手があなたを見て嫉妬していたりします。
お互いに嫉妬し合い、みんなで不幸になっているのが人間です。
他人と比べることに意味はありません。
不幸な状況の意味を探す
神様は乗り越えられる試練を人に課すといい、今の不幸な状況に意味を求める人がいます。
これは、無意味です。
幸と不幸は、ただの確率論です。
いいことが起きた後に、悪いことが起きるわけではありません。
反対に、悪いことの後に、いいことが起きるとも限りません。
いいときもあれば、悪いときもあります。
いい方向に考えられる時もあれば、悪い方向にしか考えられないときもあります。
幸と不幸は、誰にでも訪れるもので、特別な意味はありません。
幸と不幸の波があるだけです。
他人に頼る
自分の幸せを他人まかせにすると、不幸になります。
余計な期待は、絶望にしかならないからです。
「この人と結婚すれば、幸せにしてくれる」と思い結婚をしても、10年も経てば「こんなはずじゃなかった」とかならず思います。
大きな期待を相手に持つと、小さなことで感謝できないようになります。
人間は幸せに慣れる生き物なので、「もっと」と望むようになります。
本当に幸せになりたければ、幸せにしてもらうのではなく、一緒に幸せになれる方法を探す必要があります。
現状維持をいいことと思う
悪いことの起こっていない状態を良いことと思うと、危険です。
幸と不幸は波のように押し寄せてきます。
しかも人は不幸を感じやすい生き物です。
なのに、その不幸が来ないということは異常事態です。
悪いことが起こっていない状態とは、何もしていない状態のことです。
人生を良くするためには、リスクをとって挑戦する必要があります。
ネガティブなことが起こっても、もっといいことが起こるように努力が必要です。
その挑戦と努力を怠けているため、悪いことも起こりません。
しかし、挑戦と努力をしなければ、何もない人生になります。
お金を稼ぐことも好きな異性と付き合うこともないかもしれません。
不幸のない人生は、幸福もない人生です。
最近、いいことも悪いこともないと思ったら、危険な状態だと認識しておきましょう。
幸せになるためには
人生を幸せにするには、2つ方法があります。
集中する
感情を安定させる
幸せは、仕事や遊びなどに全力で集中した結果、後から「楽しかったなぁ」と幸せを感じるものです。
幸せを求めて、仕事や友達に付き合ったりして、幸せを追い求めると不幸になります。
また、幸か不幸を決めるのは、そのときのメンタル次第です。
どんなに悪いことが起きても、「成長するチャンス」と受け止められれば、幸せになります。
どんなに良いことがあっても、「悪いことの前触れとネガティブにしか受け止められないと、不幸にしかなりません。
つまり、幸と不幸は気の持ちよう=感情の安定に大きく左右されるということです。
不幸を感じずに幸せを噛み締めるためには、
集中できることに打ち込む
メンタルを安定させること
この2つができれば、不幸を不幸と感じずに済みます。
まとめ
- 今を一番不幸に感じる
- 過去と未来は、薔薇色
- 人は不幸を感じやすい生き物
- 無茶な目標を掲げると不幸になる
- 他人と比べる
- 集中力を鍛えて、感情を安定させると幸せになれる