
突然ですが、僕はお金を貯めるのが得意です。
お金にもモノにも執着がないので、1ヶ月1万円で楽しく生活を送れます。
さらに、【独身・彼女なし・実家暮らし】のため、年収400万円の低所得者にあるまじきスピードでお金が貯まります。
しかし、2018年あるトラブルが元で10年勤めた会社を急に辞めることになり、さらに転職にも失敗。
将来に不安を感じたため、目的なく貯めたお金を資産運用することにしました。
そこで今回は、ある程度まとまったお金はあるけれど、投資をしたことがない初心者の方に向けて、失敗しない資産運用の始め方について解説します。
小額からはじめる
まとまったお金があると、そのお金をできる限り有効活用して、いち早くお金を増やす算段を立てたくなります。
しかし、投資に慣れていない人がいきなり株式市場に大金を投下するのは危険です。
株価は日々値動きをしており、お金の価値は秒単位で上下します。
自分のお金の価値が増減することに慣れていない投資初心者は、思っていた以上にその値動きに心が乱されます。
僕は2020年3月のコロナによる暴落でそれを経験しました。
大きなお金を投資しているわけではなかったので、株価が下がることについては気になりませんでした。
しかし、資産に余裕があったので、「この暴落相場で追加投資できれば、結構なリターンが期待できるかも?」と、欲が出てしまいました。
しかし、投資初心者が暴落相場で余剰資金を投資するには大変勇気が入り、そのタイミングと金額を測り兼ねました。
結果的に、少額投資のみで終了することになりましたが、振り返ってみると「欲とリスクの間で揺れ動いた1ヶ月だった」と思います。
このように株式市場になれないうちは、大きなお金をいきなり投資せず、相場の値動きになれることからはじめることをお勧めします。
インデックス投資で積み立てる
投資手法や銘柄がわからないうちは、インデックス投資することをおすすめします。
SBI証券の用語解説では、「インデックス」を以下のように説明しています。
インデックスとは、市場の動きを示す指数のことです。例えば、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)は日本株式の代表的なインデックスです。インデックスの値動きを見て、市場全体の状況を推測することができます。
インデックスと連動した値動きを目指して運用される投資信託のことをインデックスファンドといい、さまざまなインデックスに連動した投資信託が販売されています。
インデックスファンド以外にも、なんらかのインデックスをベンチマーク(目安)として採用している投資信託もあります。
SBI証券
つまり、インデックス投資とは株価指数に連動した成果を目指す投資手法です。
そして、そのインデックスに連動した値動きを目指して運用される投資信託(インデックスファンド)に小額から投資することが、投資初心者向けの資産運用になります。
投資信託は山ほどあるので、どの投資信託を選べばいいのかわからないと思いますが、こちらについては改めて解説したいと思います。
ドル・コスト平均法でカンタンに積み立てる
投資といえば、相場の変動を見極めて株の売り買いをして、その差額でお金を増やしてくイメージがあります。
このイメージで投資は面倒くさい・難しいと思われがちですが、ドル・コスト平均法を使うことでその煩わしさから解放されます。
先と同じようにSBI証券の用語解説を見ると、ドル・コスト平均法は以下のように解説されています。
ドル・コスト平均法とは、価格が日々変わる金融商品を一度に購入するのではなく、一定額ずつ分けて購入することで、平均買付単価を抑える方法です。例えば積立投信などで毎月一定額を積み立てると、価格が高いときには少なく、安いときには多く買い付けるため、毎月一定量(口数)を買う方法よりも、結果的に買付単価が平準化することになります。
価格が変動する金融商品は、たまたま価格が高いときに一気に購入すると、高値づかみをしてしまう可能性があります。また、時間分散によるリスク軽減効果が期待できます。
SBI証券
つまり、ドル・コスト平均方とは、相場の変動を無視して「毎月同じ日に、同じ金額」を購入する手法のことです。
その特徴は、「安い時には割安な株をたくさん買え、高い時には割高な株を少なく買う」ことで、最終的には相場の平均で購入することができるので、高値づかみしにくいというメリット(リスク軽減)があります。
多くの証券会社では、「自動積立設定」ができるので、はじめに「いつ・どれくらいの金額買うか?」を決めておけば、毎月同じ日に決まった金額を購入し続けることができます。
まとめ
まとまったお金を持っていたとしても、相場の値動きになれるまではまとまったお金を持っていない人と同じように小額から積立投資することをおすすめします。
値動きになれてきたなと自己判断できれば、投資する額を大きくしたりETFや不動産投資などに手を広げたりするのもよいかと思います。
せっかく貯めたお金を銀行に預けておくだけでは、宝の持ち腐れです。
貯めたお金にも働いてもらい、少しずつお金を増やしていきましょう。