
コミュニケーションの使い分けで、人のやる気はコントロールできます。
人のモチベーションが、2種類あるからです。
たとえば、褒められて伸びる人もいれば、プレッシャーに感じる人もいます。
何かを成し遂げとうとしたときに、モチベーションが異なるためです。
つまり、相手のモチベーションに対して適したコミュニケーションをとらなければ、相手のやる気を削ぐ可能性があるということです。

褒められるのが嫌な人もいるんだね。

褒められるのが嫌いな人はいないが、モチベーションになるかどうかは別の話だ。
人をうまく動かして成果を上げなければいけないリーダーなどは、コミュニケーションを活用して人のやる気をコントロールする必要があります。
この記事では、人のやる気をコントロールする人の動かし方について解説をします。
チャンスが欲しい?安定が欲しい?
人のモチベーションは、2つしかありません。
チャンスを活かして、利益を手に入れる
危険を冒さず、安定を手に入れる
この2つの違いを理解した上で、それぞれのモチベーションに合わせたコミュニケーションを取ることで、機嫌良く人は動きます。
コミュニケーション①:チャンスの欲しい人
機会損失のあることを伝えると、チャンスの欲しい人は自ら動き始めます。
チャンスの欲しい人は、失敗するよりチャンスを逃すことで利益を失うことを怖いと感じるからです。
そのため、「これをしないと損をする」と伝えると、動きたくてウズウズし始めます。
また、褒められて伸びるタイプもチャンスの欲しい人たちです。
成功したことでやる気が増し、さらにリスクを取り、多くのことに手を出し始めます。
これからくるチャンスを逃さず逃したくないからです。
そのため、ついつい仕事を抱えがちになり、マルチタスクになり、利益につながりそうにない仕事やめんどうな仕事を先延ばしします。
人を動かすリーダーは、チャンスの欲しい人がタスクを抱えすぎていないかを管理して、チャンスを与えるふりをしてどんどん指示を出していきましょう。
そうすると、「なんだわからないけど、やってみよう」と話を進め始めます。
スピード勝負や革新的な新しいプロジェクトを進めるときは、チャンスの欲しい人にチャンスを与えると、短期で結果を出してくれます。
コミュニケーション②:安定の欲しい人
失敗しない方法を伝えると、安定の欲しい人の信頼を獲得でき、指示通りに動いてくれるようになります。
安定の欲しい人は、持っているものを失うことが怖い人たちです。
仕事に失敗することで失う、自分の信頼や地位を極度に気にしています。
そのため、チャンスを与えようとすると「いらない」と答え、褒められてもモチベーションになりません。
リスクを抱える仕事=チャンスがいらないからです。
彼らの欲しいのは、安定です。
必ず全うできる仕事を求めているため、きちんと計画を立て、期限内に仕事を仕上げることを第一と考えています。
一歩ずつ確実に仕事を進めていくタイプなので、スピードではなく正確性を求められる仕事に向いています。
そのため検討や確認の必要な作業を割り振り、損を最小限に抑えられるようにアドバイスをしていきましょう。
信頼を得ること大切
コミュニケーションをとる上で、最も大切なのは信頼です。
コミュニケーションは話した内容ではなく、誰が話したかが大切だからです。
そのため、人を動かしたいときも内容ではなく、誰が指示を出したかが大切になります。
責任を取ってくれない人
守ってくれない人
こんな人の言うことを誰も聞いてくれません。
表面的には言うことを聞いくれても、助言や発言をしてくれないようになります。
お互いに信頼関係をきずいて、人に動いてもらうためには、相手のモチベーションをくすぐり、「わかってもらえている」と認識させることが大切です。
そのためには、相手のモチベーションに合わせてコミュニケーションの使い分けをする必要があります。
まとめ
- 人のモチベーションは2種類ある
- チャンスと安定
- 機会損失を伝えて動かす
- 危険を知らせて動かす
- 動いてもらうためには、信頼が必要