
感情をコントロールすることは不可能です
実際に起こった体験を元にして、頭の中に思考が生まれ続けるからです
人は他人の思考は否定できますが、自分の頭の中の思考は事実として受け止めてしまいます
そのため、
- 嫌われている
- 何をやっても上手くいかない
- 自分はもうダメだ
など、まだ起こっていない事実を重く受け止めて、ネガティブな感情を切り離せないでいます

事実と思考は切り離して考えることが大事!
深い思考に囚われ続けると、それが正しいと信じ込むようになり、心の柔軟性が失われます
人生を豊かにする思考はモチベーションになりますが、悲観的な思い込みはネガティブになります
深い思考にとらわれなようにするためには、現実に目を向けることが大切です
解決方法は現実にしかありません
この記事では、頭の中に渦巻く思考にとらわれず、現実に目を向けて思考と感情を切り離す方法について解説をします
事実と思考に境目がなくなると・・・
深い思考を信じ込むと、事実と思考の境目がなくなります
境目がなくなると、思考を真実と思い込むようになり、自分の思考に注意を向けます
自分の中の思考は否定しずらいため、解決しない思考にとらわれて悩んで苦しむことになります

頭の中の思考にとらわれると、脅迫感を覚えて動揺する
しかし、一度注意を向けた思考を無理に振り払おうとしたり、忘れるためにポジティブなことを考えようとしても、頭の中に浮かんだ思考を簡単に振り払うことはできません
ネガティブなもの=自分に害をなすものから注意を背けることは、生きていく上で危険だからです
そのため、思考は無理に振り払おうとしても意味がありません
注意を背けることができない思考は、客観視か馬鹿げるものとして認識を受け入れることが大切です
重要なことではないと認識をすることで、初めて思考から開放されます
頭の中に浮かんだだけでは、その思考が真実か重要かわかりません
役に立つ場合や人生を豊かにする場合以外は、事実ではないため注意を向ける必要はありません
事実ではないことに注意を向けても、強迫観念にとらわれるなど害になるだけです
頭の中の思考は、従う必要のないものと切り離すように意識しましょう
ネガティブ思考から抜け出す方法
頭の中で繰り返し浮かんでくる思考に対応するためには、
- 思考の注意を向けない
- 馬鹿げた考え
と客観的に見つめて、思考を受け入れる必要があります
頭の中の思考を客観的に見つめるには
- 自分、もしくは他人は「◯◯◯」という考えを持っていると考える
- その思考が役に立つか考える
- 思考を真面目にとらえるのをやめる
- 思考に感謝する
- 替え歌にする
- アニメ声で思考する
などのことを行うと、思考を客観的に見たり、馬鹿げたものとして注意を逸らすことができるようになります
思考を客観視するときに大切なことは、頭の中に浮かんだ思考と心を結びつけないようにすることです
思考と心の間にバリケードを設けておくことで、バリケードの向こう側から思考を安全に見つめることができるようになります
そうした上で、思考を無駄なものとして切り捨てて、自分にとって役に立つ思考に注意を向けるようにしましょう
まとめ
自分の頭の中に思い浮かぶ思考には、役に立つものと事実ではないことがあります
役に立つものはポジティブな感情を想起させますが、事実ではないことに注意を向けると強迫観念からネガティブな感情が心に渦巻きます
事実ではない思考は、ただの言葉の羅列です
注意を向ける必要はありません
思考は無理に振り払おうとしたり、気分を変えようとしても振り払うことがなかなかできません
ネガティブな思考を振り払うには、ネガティブな思考は注意を向けすぎた結果の副産物であると客観的に認識することです
事実ではない思考を客観的に見つめたり、替え歌やアニメ声で説明したりすることで馬鹿げたものと切り捨てることが大切です
無駄にネガティブな感情に苛まれないように、心の声に素直に従わずに現実に目を向けるようにしましょう
現実に目を向けてコツコツ頑張ることで道は開けます