
人の頼みごとを断ることが苦手なのは、当たり前のことです。
人は断ることが苦手な生き物だからです。
頼みごとを断ると、
その人に悪い
嫌われる
など、断った後のデメリットばかりに目を向けてしまいます。

色々考えるより、引き受けた方が楽だと思っちゃうんだよね。

気持ちはわかるが、楽なのは一瞬で一度引き受けると頼みごとをされ続けて、ストレスが貯まるぞ。
そうならないためには、毅然とした態度で無駄なお願いは断る必要があります。
ストレスを抱え込まないための頼みごとの断り方について解説をします。
断って損をすることはない!?
そもそも人の頼み事は断って損をすることはありません。
「嫌われるかも」と思う人も多いですが、頼みごとを断っただけで嫌ってくる相手と付き合う必要はありません。
そもそも人は断られることを前提に、頼みごとをしています。
「引き受けてくれたら、ラッキー!」ぐらいの軽い気持ちで声をかけてくることがほとんどです。
そうでなければ、断られた際のショックが大きいからです。
そのため、人からの頼み事は基本的に断っても損をすることも、罪悪感を覚える必要もありません。
ストレスを抱えない断り方
断っても損はないといっても、すべての依頼を断っては良好な人間関係を構築することはできません。
自分にとってメリットのある依頼は、引き受ける必要があります。
しかし、どんな頼み事であれば、イエスと反応して良いのか迷う人もいます。
そんなときは、「イエスと答えたときの”メリット”」と「イエスと答えたときの”ストレス”」を比べると容易に意思決定ができます。
メリットとデメリットを比べると、デメリットにばかり目が向いてしまうからです。
自分にとって正しい判断をしたいときは、メリットとストレスを比べます。
飲み会に誘われたときに、参加するメリットと参加することで感じるストレスを比べると飲み会に参加した方がよいのか、断った方が良いのかがわかります。
メリットとストレスを比べることで、罪悪感を感じずに迷いなく答えを返すことができます。
断る際の注意点
頼みごとを断るときは、ぼかした表現で断るより確実にNOと言った方が嫌われることはありません。
難しい
いまはわからない
など、ぼかした表現を使う方が、相手からの印象は悪くなります。
依頼する側から見ると、ハッキリ断られた方が次の行動に移しやすくなります。
むしろ、あなた一人に関わっている暇はなく、断る理由にも興味はありません。
細かい言い訳を考えているくらいなら、ハッキリと断る意思表示をするだけで大丈夫です。
また、長く理由を言うほど言い訳に聞こえます。
相手の頼みごとを断る際は、短くハッキリと断りましょう。
そちらの方が相手のメリットになります。
誘ってくれたことに感謝する
端的に明確に断る際も、相手への敬意を忘れてはいけません。
頼みごとをする人より、断るあなたの方がエラいわけではないからです。
悪意がなく、本当にこちらのことを考えて頼みごとや誘ってくれる人には、敬意を持って断りましょう。
相手がサイコパスでもない限り、断るだけで怒られることはありません。
繰り返し断る
端的に断っても食い下がってくる人もいます。
そう言う人にも、繰り返しお断りの言葉を伝えましょう。
一度断ってから引き受けると、意思の弱い相手を見なされ、軽んじられることになります。
引き受けるなら1回目で引き受ける。
断る場合は、絶対に引き受けない。
頼めば、OKをしてくれると舐められることが一番損をします。
自分で定めたポジションは崩さないようにしましょう。
まとめ
- 人は断ることが苦手
- 頼みごとを断っても、嫌われることはない
- イエスと答えたときのメリットとストレスを比べる
- 端的に明確にお断りの言葉を告げる
- 誘ってくれた人への敬意は忘れない
- 一度断ったら、二度と引き受けない