

時間がなくてやりたいことができません。時間の使い方について教えてください。
こんな疑問にお答えします。
ボクたちが普段何気なくしている行動の約50~60%は、習慣化された行動です。
食後に飲むコーヒーやひと仕事終えた後の一服など、人は決められた行動をとりがちです。
つまり、あなたが時間に追われてやりたいことができないのは、無意識にしている習慣に問題があるということです。
あなたは自由時間をどんなことに使っていますか?
ゲームやYouTube、ネットフリックスを見たりと、時間を無駄使いしていませんか?
時間を無駄使いしないためには、時間術などのテクニック学ぶだけでは足りません。

テクニックを学ぶ前に、「何にどれぐらい時間を使っているのか」を知ることが大切。
人は時間の使い方や行動の優先順位を明確にすることで、はじめて時間をコントロールすることができるようになります。
この記事では、時間がなくて忙しいという人のために、時間を無駄使いしないための豊かな時間の使い方について解説をします。

自分のやりたいことにフォーカスして、幸せを感じられる時間を増やそう!
どこに時間が消えているのかを知る

「時間がない」という人に限って、自分が何に時間を費やしているのか気づいていません。
時間の多くは、冒頭で説明したように無意識の習慣の中で浪費されています。

時間のない人は、毎日の習慣に問題がある。
「時間を無駄に使っているな・・・」と心当たりのある人は、まず一日の行動を記録してみましょう。
行動を記録することで、無駄に使っている時間や隙間時間を見つけることができます。
行動記録は、Googleカレンダーなどのスケジュールアプリで簡単に残すことができます。
1時間ごとの行動記録を1週間ほど取り続ければ、どんなときに自分が怠けているのかといった自分の行動パターンの癖を知ることができます。
- 食後はテレビを見てダラダラ過ごす
- 隙間時間にソーシャルゲームをプレイする・・・など
時間を作るためには、これらの悪い習慣を良い習慣に変える必要があります。
時間を有効活用するためには、まず自分の時間の使い方の癖を知るところから始めましょう。
豊かな時間の使い方1 フォーカスを意識する

隙間時間を見つけてもやりたいことがなければ、意味がありません。
やりたいことを見つけるためには、自分を幸せにしてくれるものについて考えてみましょう。

お金も大切だが、お金を稼ぐことばかり考えても人生はつまらない。
ポイントは、生産性や人生の幸福、達成感を与えてくれるものにフォーカスすることです。
- 毎日ブログを更新する
- 1日1枚絵を描く
- 書籍を読み進める
など、「これができればOK!」というものに意識を集中すると、時間を惜しんで行動をするため、仕事や人間関係における時間の無駄も省くことができるようになります。
もしあなたにやりたいことがなければ、最近やったことの中で一番楽しかったことにフォーカスしてみましょう。
何が自分を幸せにしてくれるのか?
答えは、誰にもわかりません。
ポイントは、深く考えすぎずに行動を始めることです。
人生で大切なものを見つける時間もまた貴重です。
豊かな時間の使い方2 感情に優先順位をつける

やりたいことが多くて、何から手をつけたらいいのかわらないという人もいるはず。
そういった方は、今の感情に優先順位をつけましょう。
やることの重要度より感情を優先させることで、自分の中の価値観を明確にすることができます。
価値観がわかると、「ポジティブな感情を増やしたい」という思いから、フォーカスで決めた活動を飽きずに続けることができます。

良い習慣は、意思の弱さではなく飽きるから途切れてしまう。
どんなに楽しいことも繰り返し行えば、飽きてしまいます。
飽きずに行動を続けるためには、行動による結果に目を向けるのではなく、結果までのプロセスに目を向けることが大切です。
プロセスに目を向けることで、外からの評価ではなく成長や変化といった自分の内面に目が向くようになります。
- ブログを書くスピードが上がった
- 書けなかった角度の絵が描けるようになった
- 30分で20ページ読めるようになった
など、毎日少しずつ成長・変化していく過程を楽しめるようになり、飽きを感じずに済みます。
いずれ襲ってくる飽きに対抗するために、いまの感情に優先順位をつけましょう。
行動する過程の感情にフォーカスすることで、結果までの道のりを飽きることなく楽しく過ごすことができるようになります。
豊かな時間の使い方3 嫌なことを明確化する

他人からの誘いを断ることが苦手な人ほど、断るときのルールを明確にしていません。
人付き合いのルールを明確にすることで、快諾や断ることが簡単にできるようになります。
- 人が多いところには行かない
- 知らない人がいる席には参加しない
など、自分を不幸にしたり、ストレスを感じたりするものを遠ざけましょう。
- 何にストレスを感じるのか?
- 苦手なシチュエーションは?
- どこまでなら許せるのか?

ポイントは、断ることにフォーカスしすぎないことです。
断ることにフォーカスしすぎると、他人からの誘いを全て断るという前提でルールを考えてしまいます。
他人からの誘いを全て断るのではなく、許せる範囲と許せない範囲の境界をきちんと引きましょう。
自分のことだけを考えるのではなく、誘ってくれている相手のことも尊重することが大切です。
そして、断るときは誘ってくれた相手に感謝を伝え、丁重に断りましょう。
自分本位な考えで誘いを断り続けると、人間関係に余計なトラブルを抱えることになります。
- 四人までの飲み会なら参加する
- 初めての飲み会は参加してみる
など、許せる条件も明確にすることで、誘う側もあなたの条件に合わない飲み会は誘わないように配慮してくれます。
断る基準がわからないときは、一度参加して無駄と判断してから断るようにしましょう。
豊かな時間の使い方4 自由時間をスケジューリングする

ルールを明確にしても断れないという人は、先に予定を埋めてしまいましょう。
断ることの苦手な人は、共感能力の高い人です。
- 誘ってもらったのに悪い
- 嫌われたどうしよう
相手への共感や評価に目を向けがちなため、断ることに戸惑いを感じてしまいます。
共感能力の高い人は、あらかじめ予定を入れると罪の意識を感じずに断れるようになります。
予定はなんでも構いません。

「家に帰ってアニメや漫画を一気見する」などでも大丈夫!
ポイントは、予定を聞かれたときに詳細な予定を言わないことです。
断るときに「相手に悪いな」と思ってしまうと、つい長々と断る理由を説明してしまいます。
しかし、これは逆効果です。
断る理由が長ければ長いほど、相手には「言い訳がましい」と怪しまれてしまいます。
むしろ、「予定があるので行けない」とだけ答えた方が、怪しまれずに済みます。
また、面と向かって断れないという人は、返事を先延ばしにしてメールやLINEなどの文面で断るようにしましょう。
言葉より文字の方が罪悪感なく断れます。
楽しい予定を入れると予定までの日々が楽しくなり、幸福度も上がります。
断るときは先に予定を入れ、理由を言わずにスパッと断りましょう。
まとめ

時間がないという人ほど、自分が使っている時間を把握していません。
時間の使い方の癖を知れば、隙間時間や時間の無駄使いに気づけるようになります。
大切なことにフォーカスするときは、感情に優先順位をつけることで、ゴールまでのプロセスを楽しむことができるようになります。

ボクたちには、思っているより時間が残されていません。
嫌なことやストレスを抱えることに、貴重な時間を使っている暇はありません。
時間を作るためには、快諾や断るときの境界線を明確にし、「なんとなく悪いから」という理由で、他人に自分の時間を譲らないことです。
どうしても断れない人は、未来の予定をスケジューリングしましょう。
そうすることで、罪悪感なく誘いを断ることができます。
また、楽しい予定を入れておくと、予定の日まで幸福な時間が持続します。
時間をコントロールして幸せな毎日を送りましょう。