
優れたリーダーはデザイン思考に長けています。
良いリーダーは発想力を大事にしているからです。
発想する力があれば、たくさんのアイデアが生まれ、選択肢も増えます。
また、さまざまなことにチャレンジする機会も増えるため、その中から大きく成功する可能性も出てきます。

仕事のできる人がリーダーになればいいんじゃないの?

仕事は一人でするわけじゃないから、リーダーが優秀である必要はない。成果を出すチームを作れる人がリーダーになればいい。
そのために、先ず必要なリーダーの素質がデザイン思考です。
この記事では、「デザイン思考を持ったリーダーは、なぜ優秀なのか?」について解説をします。
デザイン思考とは?
デザイン思考とは、デザインに必要な思考方法とその手法を利用して、ビジネス上の問題を解決するための発想法のことです。
優れたリーダーは、ビジネスにおける課題やプロジェクトを成功に導くための革新的なアイデアを非常に大事にしています。
そのため、革新的なアイデアを出す優れた部下に良い発想をしてもらうために、最適な環境を用意しようとします。
反対に、ダメなリーダーは環境ではなくルールを作ります。
その大半が無駄なものが多く、結局は何がしたいのかわからなくなるため、ルールを作ることに意味はありません。
アイデアを出す苦労と大切さを知っておくと、他人の発想も大事にしようとします。
そのため、優れたリーダーは優れた部下にいかに気持ちよく働いてもらえるかということを常に考えています。
デザイン思考の基本
デザイン思考を身につけるためには、デザイン思考の3つの基本を学んでおく必要があります。
デザイン思考は一朝一夕では身につかず、成果を出すチームを作るのが難しいからです。
共感能力の高い部下を育てる
ビジネスで成功するためには、他者への共感能力を高める必要があります。
ビジネスの基本が、困っている人を助けることだからです。
共感能力の低い人は、人(顧客)ではなく商品やサービスの質にこだわりを持つようになります。
その結果、いいものは作るけど売れないため、在庫をたくさん抱えることになります。
ビジネスの課題を解決するにしても、新しいプロジェクトを成功させるにしても、顧客のことをしっかり考えて、
どうすれば、悩み事や問題は解決するのか?
どんな商品を作ったら満足してくれるのか?
など、商品やサービスではなく人を見ることで、発想力の高い部下が育ちします。
ビジネスで求められているのは、究極の商品ではなく悩みを解決してくれる商品です。
締切より成果が大切
優れたリーダーは、部下に焦られて仕事をさせません。
締切やスケジュールを守ることより、成果を出すことの方が大切だからです。
締切を意識して焦って部下に仕事をさせると、安易に出したアイデアに飛びつき無駄に失敗ばかりを重ねてしまい、自信をなくさせてしまいます。
部下に対してはスケジュールにバッファを持たせて、自分の中でスケジュールを明確にしておけば何の問題もありません。
早く答えを出すことを評価せず、たくさんある答えの中からアイデアを拾いましょう。
ときには、くだらないと思っていたアイデアの中に宝が眠っていることもあります。
失敗を推奨する
当然ですが、人は必ず失敗します。
どんなに立派な経営者でも失敗をしていない人はいません。
むしろ、誰よりも失敗を経験しているのが経営者です。
彼らがビジネスで成功しているように見えるのは、普通の人よりも挑戦をしている回数が多いからです。
複数のアイデアを片端からテストし、即座に試す環境を用意しています。
アイデアは考えただけでは意味がありません。
実践することに意味があります。
それも複数回。
誰よりも挑戦する回数が多ければ多いほど、成功する確率は高くなります。
そのため優れたリーダーは、部下に失敗を推奨します。
最初から成功することはありません。
見切り発車でも試して、失敗して、分析して、またトライすることが大切です。
まとめ
優れたリーダーは、問題解決や成功するためのアイデア発想としてのデザイン思考を重視しています。
つまらないルールばかりを量産するリーダーではなく、優秀な部下に仕事で成功してもらうために、どんなくだらないアイデアも推奨して成功するまでトライを続けていきましょう。