
人の心が読めないときは、相手に要望を聞くことです。
勝手に考えて行動されると、「迷惑」だからです。
この人はこういう人だから、こうして欲しいはず。
いつもこうしているから、こうしていた方がいい。

全部ただの思い込みです。
思い込みで行動すると、ロクな結果になりません。
人はみんな無能だからです。
無能を自覚せずに行動をすると、良かれと思った行動がすべて余計なお世話になります。
その結果、仕事でトラブルが発生し、人間関係に溝ができます。
この記事では、余計なお世話をしてトラブルを招く人に対して、人の心が読めない理由とコミュニケーションで失敗しない方法について解説をします。
人の心は読めないのが当たり前
相手の心や周囲の空気を読めるようになる必要はありません。
長い時間を一緒に過ごしている隣にいる人の気持ちや悩みすらわからないからです。
そのため些細なことでケンカをしたり、こちらの悩みを理解してくれないことに嘆き悲しみます。

身近な家族の気持ちすらわからないのに、会社の同僚や上司の気持ちはわからないのは当たり前です。
しかし、なぜか他人の気持ちや空気を読めるような気がします。
それは過去に起こった出来事や、その人の行動を見続けた経験による予測です。
残念ながら、予測である以上ハズレることがあります。
人は未来を予測できないからです。
過去に起こったことが、これから先も起こり続けるかどうかはわかりません。
予測は外れるときもあれば、当たるときもあります。
心が読めないことを自覚する
他人の心や空気は読めるようになるより、読めないことを自覚する方が大切です。
その方が仕事や人間関係でトラブルを招かないからです。
相手の心や空気はあくまで予測にすぎないため、ハズレることがあります。

ハズレる可能性のあることに巻き込まれるのは、迷惑です。
予測で行動をするのは、ギャンブルと変わりありません。
そしてコミュニケーションでギャンブルをすると、いつか身を滅ぼします。
本当のギャンブルで身を滅ぼしている人が、数多くいるからです。
コミュニケーションでのギャンブルは、お金ではなく相手との信頼や自分への評価を賭けているだけです。
ギャンブルなので、予測が当たり勝てると信頼と評価は上がりますが、ハズレると下がります。
本来のギャンブルとの違いはお金を失うか、人間関係を失うかの違いだけなので、コミュニケーションでギャンブルをすることはおすすめしません。
コミュニケーションで失敗しない方法
コミュニケーションでギャンブルしないためには、いくつか方法があります。
① 質問をする
相手のために何かをしたい、もしくはしなければならないときは、相手に要望を聴くことです。
相手のニーズがわかれば、思い込みや予測によるミスをなくせるからです。
人の心が読めると思い行動をするのは、所詮はただの思い込みです。
自分の中の思い込みを消すためには、相手に確認するしかありません。
ただし、なんでもかんでも質問をすると鬱陶しがられるので、質問をするときは以下の点に注意してみてください。
質問する前に考える
わからないことは調べる
質問とは、相手とこちらの認識をすり合わせる行為です。
そのため、質問をする前に下調べをして、自分の考えていることを相手に伝えることが大切です。
その上で、相手に質問をすると間違っていたときは、「そうじゃないよ」と正しい道を教えてくれ、余計なお世話をすることもなくなります。
② 悩みに共感する
人の心を読むより、相手の悩みを読んで共感する方が大切です。
人は悩みを解決してくれるものには、お金すら気前よく支払うぐらい望んでいるからです。
これで成功しているのが、宗教です。
悩みの悩みに共感し、道を示すことで信頼を得ています。
ボクたちが本当にしなければいけないことは、相手の心や周りの空気を読むことではありません。
相手の悩みを理解し、共感を示すことです。
これだけでビジネスと人間関係は、グッとよくなります。
③ 話を聴く
悩みを共感する際に必要なのは、傾聴です。
話を聞いてもらえると、
理解してくれている
興味を持ってくれている
と思い、いい気分になるからです。
いい気分にさせてくれる人を人は好きになります。
読めない人の心や空気を読むより、相手の悩みに共感し、しっかり話を聞けるようになれば、無駄な失敗をすることも相手に喜ばれます。
まとめ
- 相手の心はわからない
- 読めないことを自覚することが大切
- 自分の認識と相手の認識のズレを質問で確認する
- 心を読むのではなく、悩みに共感する
- 話を聴くだけでなにもしなくていい