Webデザイン副業

「スキルはあるけど、副業案件の探し方がわからない」
「Webデザインの経験がないから不安」

スキルを活かして、副業で収入を得たいと考えたことはありませんか?
勤めている会社が副業禁止だからといって、持っているスキルを自分のために使わないのは宝の持ち腐れです。

ヨシノリヨシノリ

こんにちは、ヨシノリです。
本業では、Webディレクターをしています。副業の肩書きは、ブロガー兼グロースハッカーです。

この記事では、Webデザイン副業をはじめたいと考えている方に向けて、以下について解説します。

  • Webデザイン副業をはじめてから収入を得るまでの具体的なステップ
  • Webデザインが副業に向いている理由

「副業をはじめたけど、思っていた以上に稼げない」
「スキルはあるけど、ちゃんと仕事ができるか不安」

副業は、始める前にも後も悩みは尽きないもの。
副業でお金を稼ぐには、不安や悩みを抱えながらトライ&エラーを繰り返し、自分なりのスタイルを作るしかありません。

とはいえ、時間と労力を無駄に浪費したくないですよね。

成功への近道

  • 不安や心配のタネを知る
  • 課題に対する対策を考える

近道を通るには、経験者や成功者の体験談を参考にすることです。

そこでこの記事では、副業3年目で副収入が月30万円超えているわたしの体験に基づく「未経験者・初心者がWebデザイン副業で成功する具体的なステップ」をお教えします。

これからWebデザイン副業をはじめたい人も結果が出なくて悩んでいる人もぜひ、参考してください。

記事本編に移る前に、ヨシノリの経歴を紹介させてください。
興味のない人は、こちらから記事本編に飛んでください。

筆者の経歴

Web制作会社、広告代理店、メーカー、コンサルティング企業といった複数のキャリアで、企業のDX推進に従事。
スキルと経験を活用して、新規事業の立ち上げ、既存事業の改善のためにWeb解析〜企画、サイト制作〜運用までを一気通貫で支援。
年間3,000万PV超えの医療・健康関連のオウンドメディア、東証1部上場企業のコーポレートサイト、化粧品・消費財のECサイトといった各メディアサイトの企画・制作・運用を経験。

得意領域:Webマーケティング、オンラインメディアの運用、Webデザイン・HTML/CSS

副業は、スキルを活用すると楽にお金を稼げます。
特にWebデザインやプログラミングのスキルは、いくらあっても損をしないスキルです。

これを機会に、スキルを習得して副収入を稼ぐための一歩を踏み出しましょう!

未経験からはじめる!Webデザイン副業で稼ぐための具体的3ステップ

「Webデザイン未経験・初心者が副業でお金を稼げますか?」という質問に対しては、「NO」もしくは「難しい」という回答になります。

Webデザインが稼ぎにくい理由

  • スキルを習得しやすい
  • 副業がしやすい
  • Webデザイナーの数が多い

ITスキルの中でも比較的スキルを身につけやすいWebデザインは、未経験・初心者がお金を稼ぎにくいジャンルの一つです。また、単価の高い案件を獲得するには、デザイン以外のスキル(HTML/CSSやWordPressのテーマ作成など)も要求されるため、そのハードルはさらに高くなります。

ここまで聞くと、経験者でも尻込みすると思います。
しかし、諦めるのはまだ早い。

副業の成功条件に、「経験」が必ずしも含まれていないからです。

ビジネスはやり方次第で、経験者にも勝てます。

初心者・未経験者向け】Webデザイン副業で稼ぐ3STEP

  • 独学ではなく、スクールで学ぶ
  • オリジナルサイトを作る
  • バナー制作の副業をからはじめる

それぞれ詳しく解説します。

プログラミングスクール「デイトラ」に通った感想

STEP.1 独学ではなく、スクールで学ぶ

「Webデザインやプログラミングは独学で十分?」
「スクールに通った方がいい?」

結論は、「スクールに通った方がいい」です。
理由を解説します。

独学をオススメしない理由

  • モチベーションは、お金を払わないと続かない
  • ネットの情報は、脱初心者が利用する情報
  • 参考書の内容は、超初心者レベルで役に立たない

これらの理由は、WebデザインだけでなくHTML/CSSやプログラミング、Webマーケティングなどで、知識と経験のあるわたしの出した結論です。

モチベーションは、お金を払わないと続かない

副業未経験者や初心者が経験者を凌駕するには、彼らがしないことをすることです。

副業のためにできることで、もっとも簡単な方法は「自己投資」です。

「自己投資なら参考書で十分では?」と思うかも知れませんが、参考書の情報は売り上げを伸ばすため、情報の難易度を超初心者レベルまで下げているため、読む価値もありません。

また、多くの人は「副業のために、わざわざお金を払うのは馬鹿らしい」と思っているので、ここで差が生まれます。

わたし達は自分が思っている以上に、怠け者です。
「お金をかけなくても、ネットの情報と参考書でスキルを身につけられる」と思っていますが、これこそ時間とお金の無駄です。

ネットの無料情報と参考書だけでは、スキルを習得できません。
仮に習得できたとしても、時間がかかり過ぎてしまいます。

「鉄は熱いうちに打て」と言います。
鉄を熱くして早く打つには、お金を払うことです。

お金を払うことで、払った分のお金を取り戻そうと必死になって勉強します。

Webデザインのスキル習得には、オンラインスクールがオススメです。

時間や場所に縛られず、学ぶことができるからです。

オススメのオンラインスクールとコースの相場

  • デイトラ:99,800円(税込)
  • テックアカデミー:174,900円(税込)
  • 侍エンジニア:165,000円(税込)

オンラインスクール1コースの相場は、約10〜15万円です。
たかが10万円ですが、ネットの無料情報や安価な参考書に比べると高いと言わざるを得ません。

しかし、自己投資で10万円をポンっと出せる人は、副業で成功する可能性の高い人です。

副業で成功する人の特徴

  • お金を金額ではなく、価値で考えている
  • 時間がお金より貴重なことを知っている

先述した通り、副業は経験者が必ず勝つゲームではありません。
ゲームの特性を理解し、攻略法を駆使してお金やツールを上手に使った人が勝ちます。

副業の攻略法

  • スキルを活用する
  • 経験と実績を積み重ねる

そのためには、独学ではなくオンラインスクールを利用して、短期間でのスキル習得が必須です。

また、最近のオンラインスクールは転職や副業の紹介もしています。
うまく利用すれば、すぐに元手は取り戻せますよ。

オススメのオンラインスクール

受講経験のあるスクールを紹介させていただきます。

どちらのサービスも良心的で、わからないことはメンターが丁寧に解説してくれます。また、メンターのサポート期間が終了してもコースで使用した教材はネットでいつでも閲覧でき、情報も最新のものにアップデートされるので、安心してコースを受講できます。

あえて、「どちらをオススメしますか?」と聞かれたら、わたしの場合はデイトラをオススメします。

理由は、料金の安さと新情報へのブラッシュアップが頻繁に行われるからです。
サービス自体の新しさもありますが、テックアカデミー の情報は古いように感じました。

ネットの情報は、脱初心者が利用する情報

独学するよりオンラインスクールで学ぶことをオススメしましたが、ネットの無料情報(ブログやYouTubeの動画など)も学びを深くするためには必要です。

ただし、有象無象の情報が多いので、情報の信憑性をある程度は見抜けるようになってから利用することをオススメします。

ネット情報の利用方法

  • わからないこと・行き詰まったことを検索して調べる
  • 初心者向けの情報は無視する
  • 誰が情報を配信しているか調べる

情報の価値を判断できない内は、ネットやインフルエンサーの情報だけに頼るのは危険です。
価値を判断できるようになるまでは、情報を多角的に集めるようにしましょう。

参考書の内容は、超初心者レベルで役に立たない

参考書は売上を上げるため、購入層の多い初心者をターゲットにしています。そのためネットですぐに見つかる程度の超初心者レベルものばかりで、中級レベル以上のスキルが必要な副業の役には立ちません。

参考書の購入をお勧めする人

  • 情報の信頼性を担保したい人
  • ネット検索する時間を短縮したい人向け
  • 手元に参考書を置いておきたい人

ネットの情報と同様に、参考書も実は中級レベル以上の人向けの媒体です。
有効活用するには難しい媒体なので、スキル習得前の初心者の方にはあまりオススメできません。

STEP.2 オリジナルサイトを作る

ここで紹介するオリジナルサイトは、ポートフォリオサイト(自己紹介サイトのことで企業サイトの個人版のようなもの)のことです。

ただし、ポートフォリオの作成は、Webデザイン副業で必須というわけではありません。用意しているとクラウドソーシングのプロフィールが充実し、自分の実績をクライアントにアピールしやすくなります。

ポートフォリオを作る目的

  • 自分のできることを伝える
  • 自分のスキルを伝える
  • 自分の実績を伝える

作成したポートフォリオは、クラウドソーシング(クラウドワークスココナラなど)のプロフィール欄や名刺に掲載してPRしましょう。

ポートフォリオの作り方がわからない人は、以下の基本構成を参考に作成してみてください。

ポートフォリオの基本構成

  1. ファーストビュー(イメージ画像)
  2. わたしについて
  3. できること
  4. 実績
  5. お問い合わせ

ポートフォリオのメリットは、自分をPRできるだけではありません。
Webサイト制作の流れを一通り体験できることです。

ポートフォリオ制作の流れ

  1. ダミー情報でデザインフレームを作成
  2. デザインをもとにHTML/CSSを作成
  3. 本番用のテキストと内容、画像に差し替え
  4. サーバーとドメイン契約
  5. インターネットにサイトを公開

サーバーとドメインは、安価で契約できるXサーバーがオススメです。
また、Xサーバーは定期的に「ドメインの永久無料キャンペーン」をしているので、タイミングを合わせて契約することをオススメします。

STEP.3 副業はバナー制作からはじめる

Webデザイン副業の経験の浅い内は、短時間かつ制作難度の低いバナー制作からはじめることをオススメします。

バナーとは、他ページへアクセスするためのリンク付き画像のことで、1枚1時間かからずに作成できます。

デザインの基礎が学べるバナー制作は、制作会社の新人Webデザイナーの利用されていたりします。まずは、スキルを磨きながら経験と実績を積み重ねて、徐々に案件のレベルを上げていきましょう。

Webデザイン未経験・初心者にバナー制作をオススメする理由

  • 案件の難易度が低い
  • 短時間で作成できる
  • デザインの基礎が学べる
  • 経験と実績を積み重ねやすい

ここまで未経験・初心者が、Webデザイン副業で稼ぐためのポイントについて解説をしました。

いきなり「独学ではなく、スクールに通え」という話をしたので、自分には難しいと感じた人も多いはず。次の章では、なぜ副業でWebデザインなのか?という理由を解説します。

未経験者にWebデザイン副業をオススメする理由

副業で成功するコツは、手間を省き時間をかけないことです。そのため、Webデザイン副業を未経験の方にもオススメしています。

Webデザイン副業をオススメする理由

  • スキルを習得しやすい
  • 稼ぎやすい
  • 案件が多い

副業に役立つスキルは色々ありますが、習得のしやすさとオンラインスクールなどの環境の整っているスキルはあまりありません。

副業に役立つスキル

  • プログラミング
  • ライティング
  • 動画制作・編集
  • 漫画・イラスト制作
  • 翻訳

副業は、スキルの有無でお金を稼ぎやすさが変わってきます。もちろんスキルがなくてもお金は稼げますが、「時間単価低い」「キャリアップに繋がらない」などのデメリットがあります。

スキルのない人向けの副業

  • ポイ活
  • アンケートモニター
  • データ入力
  • フリマアプリ

スキルを必要としない副業は、隙間時間にお金を稼ぎたい人向きの副業です。
月5万円以上稼ぐには、Webデザインなどスキルを活用した働き方をしながら、隙間時間にスキルの必要のない簡単な副業をすることをオススメします。

副業で稼いでみたい人向けの副業情報

Webデザイナーが副業をするメリット

Webデザイン副業はデザイナー未経験の人だけでなく、現役デザイナーにもオススメの副業です。むしろ、年収の上がりにくいWebデザイナーは、副業を転職のきっかけにするべきと考えています。

現役Webデザイナーに副業をオススメする理由

  • 案件が多い
  • お金を稼ぎやすい
  • キャリアアップにつながる

Webデザイナーの年収は、他のIT職種(ディレクター、エンジニア)と比較して低く抑えられがちです。

職種別の平均年収

  • Webデザイナー:約400万円強
  • Webディレクター:約500万〜800万円
  • Webエンジニア:約450万〜600万円
  • Webマーケター:約600万円
  • Webディレクター:約700万〜800万円
  • Webアナリスト:約400万〜500万円

デザイナーの年収は、デザイン部門の責任者(アートディレクター、クリエイティブディレクターなど)になるか、Webディレクターなどデザイナーより高年収の職種にジョブチェンジする必要があります。

オススメは、出世してアートディレクターなどになることですが、そうしたポジションのない会社がほとんどなので、自分でコントロールのできる転職をオススメします。

ただし、Webディレクターなど未経験の職種にいきなり転職はできません。Webデザイン副業の経験と実績を上手に活用しましょう。

Webデザイン副業は本業のデザイン業と異なり、一人で全ての工程をこなさなければいけません。

副業におけるデザイン以外の業務

  • 打ち合わせ
  • 進行管理
  • 売上管理など

制作現場では、これら業務をWebディレクターが担当しています。他の職種の業務をすることで、デザイナー以外の実績と経験が身につきます。
つまり、Webデザイン副業はディレクションもデザイナーの仕事の範囲になるということです。

また、デザインの仕事を請け負っていると、SEOやサイトの集客といったデザイン以外のアドバイスやサポートも求められます。そのため、ディレクターではなくマーケターに転職することも可能です。

副業で経験するデザイン以外の経験と実績は、転職活動を有利にするネタになります。
本業で年収やキャリアアップに悩んでいるデザイナーは、副業を転職や起業のきっかけとすることをオススメします。

Webデザイン副業の単価相場と案件例

では、Webデザイン副業にはどんな案件があるのか、実際に体験した案件事例をご紹介します。

Webサイトのデザイン

Webデザイン副業でもっとも単価の高い案件は、Webサイトのデザインです。主に企業サイトやECサイトのリニューアル、または新規コンテンツのページデザインを担当します。

Webサイトデザインの具体的な業務内容

  • ページ全体のデザイン作成
  • アイキャッチなどのバナー画像の作成
  • UI改善のためのナビゲーションやCTAボタンの作成

またWebサイトのデザイン案件では、デザイン提案だけでなく、コーディング作業も同時に請負うこともあります。自身が提案したサイトデザインをパソコンやスマートフォンで閲覧できるようにHTML化したり、マウスの動きに反応して動的に動くような仕掛けを組み込んだりします。

コーディングまで対応できないという人は、事前に対応範囲をご確認ください。

Webサイトデザインの案件単価は、TOPページなら10万円。企業概要などの下層ページは8万円くらいと担当するページやページ数により変わってきます。コーディングの単価に関しても、工数により単価が変わるため、TOPページなら3万円、下層ページの場合は1ページ1〜2万円とさまざまです。

クライアントから見積もりを依頼されたときは、「時間単価×工数(時間)」で算出した金額を提示します。時間単価が5,000円だと思えば、5,000円にページデザインを作成する時間をかけた金額を見積もりとして提出します。

TOPページの見積もり例

  • 5,000×1人日(8時間)=40,000円

Webデザイン副業の注意点

Webデザインの副業では、作成したデザインに修正依頼が入ります。

見積もりを提出時の注意点

  • 修正する工数も考慮した見積もりを提出
  • 修正回数を事前に決めておく

こうすることで、「いつまで修正するの!?」というようなトラブルを回避することができます。

Webサイトデザインの特徴は、案件の規模が大きくなることです。案件を受注すると、プロジェクトメンバーの一員として1〜3ヶ月ほど拘束されます。

Webサイトデザインは、プロジェクト期間なども考慮して案件に携わるようにしましょう。

バナー制作の案件

バナー制作には商品やキャンペーンの案内、アイキャッチ画像などの制作案件があります。バナー1枚あたりの製作費は5,000円〜1万5,000円程度です。

また、バナーはクライアントのWebサイトだけでなくネット広告にも利用されています。

ディスプレイ広告と呼ばれるもので、用意するバナーが1枚ではなく複数枚サイズの異なるバナーを用意しなければいけません。そうした際の料金は、まとめて8万円としたり、1枚あたりの金額に作成した枚数を乗算したりします。

バナー制作の案件は、短期時間で簡単に作成できるため、Webデザイン初心者にはオススメの案件ですよ。

LP(ランディングページ)の制作

バナー制作の次のステップアップとしてオススメの案件がLP制作です。

ランディングページとは閲覧開始ページのことで、Webマーケティングでは広告用に作成する縦に長い1ページのWebサイトのことを指します。

ランディングページの制作は、Webサイトのようにページを構造化したり、目的のページまでの導線を考える必要がありません。

ただし、1ページ作るだけなのでWebサイト制作の案件より難易度が低いように思われがちですが、広告用に準備するサイトであるため、通常のWebサイトに比べてコンバージョン(目標達成)に結びつく理由をデザインに求められます。

そういった意味でLP制作の案件は、Webサイトのデザインより難しいといえます。

LPのデザイン制作費は、約5〜10万円ほどです。
HTML/CSSなどのコーディングを絡めると、20万円以上の案件になります。

マーケティング的に難しいLP制作の案件ですが、スキルレベルや労力的にはWebサイト制作より難易度を低いので、バナー制作の次のステップとして挑戦する価値のある案件です。

アイコン・ロゴデザイン制作

アイコンやロゴデザインは、デザインセンスに自信のある方にオススメの案件です。

バナーやLP制作、Webサイトのデザインは、競合サイトを参考にしたり、デザインに法則性があったりするため、デザインセンスのない人でも作ることは可能です。

しかし、アイコンやロゴデザインはイラスト制作寄りの案件であるため、技術よりもセンスを求められがちです。

アイコン・ロゴデザインは、頭が真っ白になって作れなかったり、センスのいいライバルに負けることも多いため、苦手な人にはあまりオススメしません。
アイコンやロゴデザインは、これからWebサイトを立ち上げる個人事業主やロゴを新しくしたい企業向けがクライアントになります。

案件単価は1〜5万円のものが多く、デザイナーとして腕試しをしたい人にはオススメです。

Webデザイン副業をはじめるために必要なスキル

Webデザイン副業をするには、最低限必要なスキルがあります。

Webデザイン副業に必要なスキル

  • デザインの基礎理論
  • デザインソフトを扱うスキル
  • バナーやLP、Webサイトの作り方

それぞれ具体的に解説します。

デザインの基礎理論

一部の案件を除き、デザインにセンスは必要ありません。広義の意味でデザインは学問なので、センスの良いデザインにはすべて理由があります。

また、お仕事でのデザイン業は、キレイなだけの制作物にクライアントはお金を払ってくれません

クライアントが欲しているのは、キレイな制作物ではなく成果を上げる制作物です。

「なぜ、この制作物を選んだのか?」

クライアントの担当者は、この理由を会社の上層部に説明する必要があります。そして、その理由を考えるのがデザイナーのお仕事です。

そのために必要な知識が、デザインの基礎理論です。

デザインの基礎理論

  • デザインの4原則(近接・整列・強弱・反復)
  • 余白の使い方
  • タイポグラフィ

これ以外にもたくさんある基礎理論を理解すれば、素人っぽいデザインから卒業でき、制作物の理由も説明できるようになります。

デザインソフトを扱うスキル

大抵のWebデザイナーは、adobeソフトを使っています。

使用頻度の高いadobeソフト

  • illustrator
  • PhotoShop
  • AdobeXD

この3つのソフトの使い方を覚えれば、誰でもWebデザイナーになれます。

それぞれのソフトの特徴を簡単に説明します。

イラスト制作に特化したillustrator

illustratorはドロー系ソフトと言われるアプリケーションで、主にイラストやDTP(紙媒体の広告)の制作に使われます。

俗にいう、お絵かきソフトです。

バナー制作で使うことは稀ですが、アイコンやロゴを制作するときに使用することがあります。

画像加工ならPhotoshop

Webデザイナーに必須のアプリケーションといえば、Photoshopです。

Webデザインで使用する画像は画像サイズを落とすために、必ず加工しなければいけません。
そのために使われるソフトが、Photoshopです。

Photoshopの操作感は、illustratorに比べると少しクセがありますが、慣れると直感的に操作できるようになります。

Webデザイナーになるために、Photoshopの操作感に慣れるようにしましょう。

最近よく使うAdobeXd

近年、デザインの現場でよく使われるのがAdobeXDです。

クラウドソーシングでは完成品を提案することが多いため、あまり使用する機会はありません。
しかし、一般的な制作現場では、方向性の確認のため完成品を作る前にラフデザインを先にクライアントに提出します。

そのときに使用するアプリケーションが、AdobeXDです。

AdobeXDもPhotoshopのようにPDFやJPGにデザインを書き出すことができますが、URLでも制作物を共有することができます。

そのため、制作現場に求められるフレキシブルな対応やセキュリティ対策の一環として活用されています。

illustratorやPhotoshopほど使用頻度は高くありませんが、直案件を受けるようになると使用頻度も増してきます。どこかのタイミングで習得するようにしましょう。

バナーやLP、Webサイトの作り方

デザインにはルールやパターンがあります。

ルールはデザインの基礎理論。
パターンは他サイトを参考にしましょう。

Webデザインを作る場合は、特に他サイトをよく見ることが肝要です。

真似やパクリを推奨しているのではなく、Webサイトは操作できるため、ある程度デザインを他のサイトに合わせて操作性を同じにする必要があります。

Webサイトやバナー、LPをデザインするときは、他のサイトを参考に自らの主張も合わせてデザインできるようにしましょう。

制作現場のWeb制作の流れ

  1. ヒアリング
  2. 見積もり
  3. 契約
  4. 資料・素材の受取
  5. ラフ作成(初校提出)
  6. デザインの校正
  7. Web制作(コーディング)
  8. 校了〜成果品の納品

※クラウドソーシングの場合は、ラフ作成時に完成品を納品します。

これらの流れを一人でこなせるようになれば、副業と言わずフリーランスとして起業することもできますよ。

Webデザイナーの現実と副業事情

Webデザイン副業で実績と経験を積み、デザイナーとして転職やキャリアアップを考えている方も多いと思います。そこでWebデザイナーの現場と副業の事情について解説します。

結論からいうと、Webデザイナーに転職することは、あまりオススメしません
先述したように、デザイナー業は業界の中でも年収が低く、キャリアアップの難しい職種だからです。

職種別の平均年収

  • Webデザイナー:約400万円強
  • Webディレクター:約500万〜800万円
  • Webエンジニア:約450万〜600万円
  • Webマーケター:約600万円
  • Webディレクター:約700万〜800万円
  • Webアナリスト:約400万〜500万円

転職やキャリアアップを考えている場合は、Webディレクターマーケターをオススメします。

ただし、これらの職業に比べると、Webデザインは副業に向いているという特徴があります。案件が豊富で、難易度も低いからです。

給与やキャリアアップに向いているWebディレクターやディレクターは、人脈や実績を必要とするため、案件の獲得が比較的難しいといえます。そのため、誰でも副収入を簡単に得られる仕事ではありません。

Webディレクターやディレクターの副業で稼げる人は、起業してさらに大きく稼げます。むしろ、副業ではなく起業することをオススメします。

副収入を稼ぎやすい職種ランキング

  1. Webデザイナー
  2. Webエンジニア
  3. Webマーケター
  4. Webディレクター
  5. Webディレクター

わたしは副業をはじめて3年目になります。
本業はWebディレクターですが、副業でWebディレクターとして稼いだ経験はなく、デザイナーやエンジニアとして副収入を得ています。それも副業をはじめて、たった3ヶ月で月30万円を稼げるようになりました。

副業で稼ぐには、スキルを活用できるお仕事が向いています。ただし、手に職のある仕事は会社員としての給料は上げにくいので、どこかのタイミングで仕事を管理する側にキャリアップすることをオススメします。

Webデザイナーが年収を最大化する方法

  • Webディレクターなどにジョブチェンジする
  • Webデザインのスキルを副業で活かす

これがWeb業界で収入を最大化するためのわたしからの提案です。

Webデザイナーが副業案件を獲得する方法

フリーランスとして起業を考えているなら営業も必要ですが、副業で月5万円程度の副収入を得るぐらいであれば営業をする必要はありません。

では、どうすればWebデザイン副業の案件を獲得できるのか?

以下では、副業としてWebデザイン案件を獲得する方法をご紹介します。

副業エージェントを利用する

人材業界には転職エージェントもいれば、副業エージェントもいます。

実務経験者向けとなりますが、専門のエージェントから紹介される形で副業案件を獲得することができます。週1〜2日は時間を拘束されることも多いので、時間に余裕のある人にオススメです。

一般的にはフリーランス向けの案件のため、高単価な案件になります。

リモートワーク可能や、勤務時間がフレキシブルな案件もあるので、状況に応じてアサインできる仕事を探せるのも魅力です。

クラウドソーシングで仕事をGET!

Webデザインのお仕事をもっとも探しやすいのは、クラウドソーシングサービスです。

オススメのクラウドソーシングサービス

これらサービスは無料で登録できるので、登録後にWebデザインやバナー制作など企業からの依頼案件を探せます。その中から自分のできる範囲の仕事を選んで応募・提案してみましょう。

クラウドソーシングは、経験者のみならず初心者向けの案件も数多く掲載されているので、自分のレベルに合わせて経験と実績を積み重ねられます。

クラウドソーシングを利用するデメリットは、単価の低さと競合の多さです。
頑張ってデザイン案を投稿しても必ず採用されるわけではありません。

しかもライバルが長年Webデザイン副業で稼いできた猛者ばかりとなるので、近年ではクラウドソーシングで案件を獲得するのは難しくなっています。

クラウドソーシングで案件を獲得するコツ

  • 自分のレベルに合わせた案件を選ぶ
  • 実績を上手にアピールする

ゆっくり実績を積みながら、企業の担当者の目に止まるようなプロフィールを充実させましょう。

SNSやブログ経由で案件を請け負う

新しい求人の手段として、SNSが企業の注目を集めています。

Webデザインに関連した情報をFacebookやTwitter、Instagramで配信すると、企業担当者からDMでお仕事を依頼されることがあります。

SNSで案件を獲得するには、フォローやいいねをたくさん獲得して注目を集める必要があるため、スタートしてすぐに案件を獲得することはできません。ただし、あなたの得意なことや実績を見て仕事を依頼してもらえるので、理想に近い形のお仕事をもらえるのが特徴です。

情報発信が得意な人やマメに投稿できる人にオススメの案件獲得法です。

ブログを始めるには?

前職や知人の紹介

前職や知人の紹介を経て、仕事の依頼を受けることもあります。

この方法は経験者、かつ副業をしていることを解禁している必要があるため、限定された人向けの方法となります。

具体的には、「Webデザインの副業をしている」と近しい人に宣伝すると、直接依頼を受けたり、困っている人を紹介されたりします。大企業の案件にはつながらないものの、個人商店や中小企業の案件であれば、意外と簡単に受注することができます。

この方法は人脈の広い人、または人脈の広い友人のいる人にオススメの方法です。

Web業界は広いようで狭い業界なので、なにかと前職の人と関わる機会があります。
そうした際に気まずくならないように、退職する際に周囲の悪くならないようにご注意ください。

Webデザインのスキル習得にオススメのオンラインスクールとは!?

最後に、未経験からWebデザインを副業するためのオススメのオンラインスクールについて詳しく解説します。

オンラインスクールに通うメリット

  • わからない部分をすぐに質問できる
  • 好きな場所でいつでも学べる
  • ゲーム感覚で楽しくスキルを習得できる

それぞれ解説します。

わからない部分をすぐに質問できる

オンラインスクールには、業界でも有数のメンターと呼ばれる現役のデザイナーが在籍しています。

わからないことがあればChatworkやSlackなどのSNSを利用して、メンターに質問することができます。

また、サポート期間が終了してもカリキュラムで利用した教材は、いつでも閲覧することができます。アップデートした情報も閲覧できるので、安心して長く学べます。

好きな場所でいつでも学べる

オンラインスクールの最大の特徴は、ネット環境があればいつでも好きなにとき学べることです。

通勤時の電車の中や仕事終わりに自宅で、など隙間時間に自由に学べます。

ただし、Webデザインの場合は、Photoshopなどの操作の必要なときもあるので、落ち着いたところでパソコンを使って学ぶことをオススメします。

ゲーム感覚で楽しくスキルを習得できる

Webデザインなどのスキルを習得するためには、手を動かしながら身体で覚える必要があります。

オンラインスクールでは、Webデザインに必要なソフトの使い方やバナーの作り方などを実践形式で教えてくれます。

出された課題をクリアすることで、知識とスキルが身についていくので、自分のペースで楽しみながらスキルを習得することができます。

教育訓練給付金制度を活用する

Webデザインのスキル習得は、補助金制度があります。

すべてのオンラインスクールとコースで適用されるわけではありませんが、対象範囲内の人は利用することをオススメします。

以下では、オススメのオンラインスクールとして教育訓練給付金制度を利用できるスクールをご紹介します。

教育訓練給付金制度を利用できるオンラインスクール

教育訓練給付金制度とは!?

教育訓練給付制度とは、働く人たちの能力開発を目的に設けられた制度です。

一般的に雇用の安定と再就職の促進を狙いとして、厚生労働省が指定している講座を修了すれば、支払った受講料の一部を支給してもらえます。

給付の対象者は、以下の通りです。

  • 雇用保険の被保険者
  • 雇用保険の被保険者であった人(離職者)

退職者の場合は、退職の翌日から起算して1年以内に受講を始める必要があります。給付を頼りにスキルを習得されたい方は、詳しい条件を確認した上で受講してください。

参考サイト:教育訓練給付金制度(厚生労働省)

現在退職中で、Webデザインのスキルを習得して転職やフリーランスとして活動することを考えている方にオススメの制度です。

まとめ

適切なステップを踏めば、未経験・初心者でもWebデザインで副収入を稼ぐことができます。

スキルを習得していない人は、オンラインスクールなどでスキルを学ぶなどスタート前に費用のかかることもあります。しかし、10万円程度のお金であれば、すぐに取り戻せるので、本気ではじめたい人はスクールに通って、一通りの技術と知識を学ぶことをオススメします。

【初心者・未経験者向け】Webデザイン副業で稼ぐ3STEP

  • 独学ではなく、スクールで学ぶ
  • オリジナルサイトを作る
  • バナー制作の副業をからはじめる

Webデザイン副業はお金を稼ぐまでに3ヶ月程度時間はかかりますが、Webデザインのスキルを習得すれば一生稼ぎ続けられます。

また、副業を頑張り続ければ、本業で収入アップやキャリアップも可能です。

いつまでも会社に縛られることなく、幅広い選択ができるようにWebデザインを学んでみてはいかがでしょうか。

最後に:転職のススメ

副業でスキルと経験を身につけつつ、収入を上げるには時間がかかります。

時間や労力をかけずに収入やキャリアを上げたい人には、転職をオススメします。

転職というとハードルが高いように思いますが、転職エージェントを利用すれば自分のキャリアに見合った職場を紹介してもらえます。

実際に転職しなくてもいいので、転職先の有無だけでも確認しておきましょう。
「紹介してもらえるところがある」と思うだけで、気持ちを楽にして働き続けられますよ。

Webデザイナーにオススメの転職エージェント