ガラスヤスリ

紙ヤスリで磨くと曇るクリアパーツ。
番手を上げながら丁寧に磨き、コンパウンドで仕上げればキレイに仕上がります・・・とはいえ、お金もかかるし、メンドくさい。

そんな人のためにコスパ最強のヤスリアイテム「ガラスヤスリ」の使い心地をご紹介します。

メンドくさいパーツのゲート処理も、これ一本あれば解消できるという優れもの。
はじめてガラスヤスリを使った時は、その圧倒的な使い心地の良さに感動したものです。

その感動を少し多くの人に伝えたかったので、記事にしました。

モデラーなら一本は持っておきたいガラスヤスリ。
買おうか買うまいか迷っている人は必見です。

おすすめのガラスヤスリ

公式サイトはこちら

ガラスヤスリとは?

ガラスヤスリは、ハードガラスの表面に細かい凹凸をつけたヤスリです。

軽い力で滑らかに削ることができるので、爪の手入れやクリアパーツなど表面をピカピカに磨き上げたいときに使います。

使用用途から細長い形状のものが多く、広い面より狭い面の切削に向いています。

ガラスヤスリを使うメリット

切削力と研磨力に優れたガラスヤスリには、以下のようなメリットがあります。

  • ゲート跡をキレイに処理できる
  • クリアパーツの光沢を損なわずに仕上げられる
  • 番手の高い紙やすりよりパーツを削りやすい
  • 紙やすりより滑らかな仕上がりが得られる

ゲート跡をキレイに処理できる

ガラスヤスリの番手は、紙やすりの10000番以上と言われています。

そのためガラスヤスリで磨いた後のゲート後は、ヤスリ跡が全く目立ちません。
狭い面のゲート跡なら、ガラスヤスリ一本で全て対応可能です。

クリアパーツの光沢を損なわずに仕上げられる

紙やすり10000番手以上のガラスヤスリでクリアパーツを磨くと、細かい傷なども含めて全く目立たなくなります。

コンパウンドを使用した後と比べるとどうなるのか?

となりますが、流石にコンパウンドの方がキレイに仕上がります。

とはいえ、カーモデルのように顔が映るぐらいピカピカに仕上げるとき以外は、ガラスヤスリだけでフィニッシュしても問題なさそう。
飛行機のキャノピーぐらいならガラスヤスリだけでいいかも・・・という仕上がりです。

ガラスヤスリのデメリット

切削力と研磨力に優れたガラスやスリにも弱点があります。

細長い形状をしているため、広い面の研磨には向かない・・・ということです。

ガラスヤスリは研磨力も優れているので、ガラスヤスリの形状より広い面をヤスると金属ヤスリのように端に溝(キズ)ができてしまいます。

それだけガラスヤスリの切削力が優れていると言えなくもないですが、広い面をヤスるときにはその切削力が仇となることもあるので注意が必要。

ガラスヤスリの使用感

ガラスヤスリは、紙やすりとは異なる独特の使用感があります。

  • 軽い力で削れる
  • 研磨したキズが目立たない
  • 研磨跡が成形色と同じツルツルになる
  • 広い面の研磨は苦手

形状が細長く切削力に優れているため、うっかりするとキズを作ってしまうガラスヤスリ

金属ヤスリと同じように、使用には注意が必要。

研磨後はプラの表面がツルツルになるので、成形色仕上げをしたい人にはうってつけの工具になっています。

ガラスヤスリのメンテナンス方法

ガラスヤスリは水洗いができるので、メンテナンスが非常に簡単。
ガラスなので錆びる心配もありません

使用後は、削りカスをブラシで除去し、水洗いすれば清潔な状態を保つことができます。

ガラスヤスリは専用のケースが付属していることが多いので、洗浄して乾かした後は専用のケースに入れて保管します。

ガラスヤスリの代用品

WAVE フィニッシュヤスリ

切削力・研磨力に優れているガラスヤスリ。

これ一本あれば、ほかのヤスリはいらないレベルの優れものですが、広い面が苦手という特徴があります。

では、「広い面をヤスるときはどうするのか?」というと、ほかのアイテムを使います。

オススメは、WAVEから発売されている「ヤスリスティック フィニッシュ(2枚入り)」。

飛行機のキャノピーによくあるパーティングラインもヤスリスティック フィニッシュなら傷つけることなくピカピカに研磨することができます。

ゲート跡など狭い箇所はガラスヤスリ。
広い面のパーティングラインなどはヤスリスティック フィニッシュ(2枚入り)。

と、用途に合わせて使いこなせば、ややこしいゲート跡やパーティングラインの処理も怖くありません。

メンテナンスの仕方

ガラスヤスリを長く使うためには、以下のようなメンテナンスが大切です。

  1. 使用後は水洗いして汚れを落とす
  2. 乾燥後は保管ケースに入れて保管する

ガラスヤスリは水洗いすることで、清潔な状態で長く使え、保管ケースに入れて保管することで、研磨面の劣化を防ぐことができます。

半永久に使えるそうですが、定期的にチェックして切削力が落ちてきたら買い替えるようにしましょう。

まとめ

切削力と研磨力に優れ、クリアパーツの光沢を損なわずに表面処理ができるガラスヤスリ。
クリアパーツの表面処理が苦手という人に、ぜひ使ってほしい一品。

その性能の良さに感動すること間違いありません。

苦手なクリアパーツの処理も楽しくなりますよ。

おすすめのガラスヤスリ

公式サイトはこちら