光武・改

1998年にセガサターンで発売された「サクラ大戦2〜君、死にたもうことなかれ~」の主人公機「光武・改 真宮時さくら機」。

ドラム缶のようなずんぐりむっくりしたフォルムと大正ロマンを感じさせる機体にするため、グラデーション塗装とウォッシングで少し汚れた雰囲気に仕上げてみました。

HG サクラ大戦 光武・改(真宮寺さくら機) 1/20スケール 色分け済みプラモデル

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フロントビュー

光武・改

ドラム缶に手足がくっついただけのような可愛らしくもカッコ良い機体。

左右に動かせるアイカメラは、付属のジュエルシール。
そのまま貼り付けると光沢感が強いので、つや消しクリアを吹いて少し濁った印象を持たせています。

光武・改

グラデーション塗装

水性カラー

機体全体の色は、黒立ち上げのピンクのグラデーション塗装。
使用したカラーは、水性Mr.ホビーカラーのブラック(つや消し)→ホワイト(つや消し)→ピンクの順。使用する塗料の量が多いため、調色せず。

発色のしにくいピンクを発色させるため、ホワイトを幾層も重ねたのがポイントです。

ウォッシング

バーント アンバー

グラデーション塗装したあとは、ウォッシングで自然な汚れを表現。
エナメル溶剤で伸ばしたバーントアンバーをキット全体を塗装し、拭き取り。
多少の色むらも調和され、汚れと共にキットを自然な色合いにしました。

リアビュー

光武・改

パイプに発生する合わせを目を消して、動力パイプを後から指した後ろ姿。
スチームパンクの世界観を彷彿とさせる6本のマフラーと無数のパイプが特徴的。

HG サクラ大戦 光武・改(真宮寺さくら機) 1/20スケール 色分け済みプラモデル

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各部アップ

光武・改

ギミックの詰まった胴体。
コックピット内部の塗装はベタ塗り。
広い外装パーツはグラデーション塗装で仕上げました。
塗装面が広いので、色むらが出ないように注意を払いながらの塗装でした。

ハッチ解放

光武・改

パイロットの登場するコックピット内部の様子。
モニターの色分けは、付属のシールで対応。

パイロットフィギュア

光武・改

付属のパイロットフィギュアは、筆塗りで塗装。
目は付属のデーカルを慎重に貼り付けました。

武装・オプションパーツ

光武・改

刀と刀を持つ専用の持ち手が付属。

頭身はシルバーで塗装し、柄はレッドとゴールを筆塗りで塗装。
設計では刀身もレッドで塗り分けを指定されていますが、失敗しそうだったので今回はパス。

ハンドパーツのグレーは、筆塗りで部分塗装。

武装状態

光武・改

パッケージアートを再現・・・と言いたいところですが、合わせ目消しと後ハメ加工をした影響で、肘がしっかり固定されているためポーズを再現できず。

ガンプラと違い、合わせ目消しと後ハメ加工があるのが厄介なキットです。

ポージング

光武・改 光武・改 光武・改

先述したように肘や足を接着剤で固定しているため、複雑なポーズが取れません。

足をできる限り開いて、両腕を広げている様子。
足を広げた時に前掛け?がポロポロ取れるのが難点。

ずんぐりむっくりの機体フォルムが愛らしくも懐かしいキットを楽しむ

光武・改

20世紀末に発売されたゲームのキットが、令和に甦って発売。
近年こうしたリバイバル的なキットの発売が続いているので、長年アニメやゲームを楽しんできた世代としては楽しい限りです。

肝心のキットは、合わせ目消しや後ハメ加工など、骨の折れる作業を必要とします。

腕試しや模型のテクニックを磨きたい人など、中級者向けのキットとなっているので、ぜひ一度挑戦していただければと思います。

HG サクラ大戦 光武・改(真宮寺さくら機) 1/20スケール 色分け済みプラモデル

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