1996年放送の『機動新世紀ガンダムX』に登場する主役機・ガンダムX。今回はHGキットをベースに、全塗装とウェザリングによるリアルテイストの仕上げを目指して製作しました。
シンプルな構造を活かしつつ、スジボリや塗装表現、汚し加工によって密度感と重厚感を引き出した1体に仕上げています。懐かしさを残しつつ、実戦を感じさせるリアルな仕上がりにこだわりました。
HGAW 機動新世紀ガンダムX
目次
プロポーションチェック
フロントビュー
ガンダムXといえば、シンプルで直線的なシルエットが特徴。
HGキットはややアニメ寄りの造形ですが、各部のバランスは非常に良好です。
胸のV字や脚部のボリューム感も、主役機らしい風格を備えています。
肩幅や太ももなど、HGとは思えないほど自然なプロポーション。
延長加工などは行っていません
ウェザリングによって戦場帰りの雰囲気を演出しています。
リアビュー
背面にはサテライトキャノンがドンと構えるインパクトのあるシルエット。
ディテールが控えめなキットですが、各部にスジボリや段落ちモールドを追加することで情報量を増やしています。
また、ドライブラシやフィルタリングを施し、金属の使用感や煤けた質感を追加。
リアスカートやキャノン基部にグレーやシルバーでアクセントを加え、全体の印象を引き締めるようにしています。
各部ディテールのアップ
頭部
フェイス部はスミ入れで精悍な印象に。ツインアイはクリアグリーンで発光感を演出し、額センサーには薄くウェザリングを加えて自然なトーンにまとめました。
胸部・肩
胸部はブルーとブルーグレーを使い分けて塗装。スジボリとパネルライン追加により装甲の構成を明確化。肩部にはプラ板を貼りディテールをアップし、フィルター処理を加え、使い込まれた機体感を再現しています。
腕部
前腕にはサビを表現するためにチッピングを軽く施し、地味になりがちなパーツに光と陰の表情を与えました。。肘関節はメカサフヘヴィとライトグレーの二色で塗り分け、メカらしい印象に。
脚部
太ももと脛は元々面構成が美しいので、ラインに沿ってスジボリを追加し、グラデーション塗装+ウォッシングを組み合わせ、装甲の層構造と使用感を強調。ブーツ部は埃や泥汚れを意識し、足回りの汚しをやや強めに仕上げています。
バックパック
バックパックはメカサフで塗装し、ウォッシングとドライブラシで立体感を強調。特にサテライトキャノンとの接続部は、使用頻度の高い箇所として金属感のある摩耗表現を加えました。
武器・装備
サテライトキャノン
ガンダムX最大の特徴ともいえるサテライトキャノン。展開ギミックは健在で、HGながら迫力ある造形を活かし、スモーク処理で深みを持たせた表現に。表面には軽い汚れを加え、使用感のある兵器感を演出しています。
シールドバスターライフル
ライフルとシールドが合体するユニークな武器。ツートンカラーで塗り分け、モールドを彫り直してシャープに。展開ギミック部には可動の擦れ表現として塗装の摩耗加工を施し、手に馴染んだ武器という印象にまとめています。
武装展開&ギミック解説
展開ギミックはHGながら非常によくできており、サテライトキャノンの展開アームやビーム集束部もスムーズに可動。塗装による干渉を避けるため、可動部分の塗膜は薄く仕上げています。
ポージングギャラリー
塗装剥げに注意しつつ、ビームライフル構え、サテライトキャノン発射シーン、待機状態など、各種ポージングを撮影。可動範囲は広めで、躍動感のあるポーズもバッチリ決まります。
背景紙は宇宙空間風のグラデーションを使用し、Xの世界観に寄せた演出を意識しました。
制作のこだわりポイント
- スジボリと段落ちモールドで各部ディテールを強化
- グラデーション塗装+ウォッシングによる重厚な塗膜表現
- チッピング・ドライブラシでリアリティのあるダメージ表現
- パーツごとに質感を変え、素材感の違いを演出
使用カラー(主なもの)
- ホワイトA(ガイアノーツ ピュアホワイト+クレオス クリアレッド・ブルー・蛍光ピンク)
- ホワイトB(クレオス 317グレーFS)
- ダークグレー(ガイアノーツ メカサフヘヴィ)
- メカ部シルバー(クレオス シルバー)
- ツインアイ(クリアグリーン)
まとめ&感想
HHGガンダムXは、構造的には比較的シンプルなキットですが、全塗装とウェザリングによってまるで戦場を駆け抜けたかのようなリアルな質感を演出できる一作です。素性の良さに加え、手を加えることで格段に完成度が増す良キット。
初心者にも扱いやすく、上級者にはアレンジの余地がある良キット。
懐かしの機体に最新の技術で挑む楽しみを、ぜひ味わってみてください!
HGAW 機動新世紀ガンダムX