RGガンダムVer.2.0

2023年に発売された「RG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0」は、初代ガンダムを最新技術で再構築した意欲作。リアルグレード(RG)シリーズらしい精密なディテールと可動性を持ちつつ、より組みやすく、より動かせるキットへと進化しています。

初代RGガンダム(Ver.1.0)から10年以上が経過し、ついにフルリニューアル。特にフレーム構造とプロポーションに大きな変化が見られ、「現代のモデラーが求める究極の1/144スケール ガンダム」と言える仕上がりです。

この記事は、キット本来の完成度や色分け精度、ディテールの再現性を確認したい方に参考になる内容になっています。

RG 機動戦士ガンダム RX-78-2 ガンダム Ver.2.0

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組み立てレビュー

頭部・胴体ユニット

RGガンダムVer.2.0

RGガンダムVer.2.0

RGガンダムVer.2.0

非常に細かいパーツ分割ながら、驚くほどスムーズに組み上がります。バルカンや目元周りのディテールも非常にシャープ。胴体はコアブロックシステムを採用しており、コアファイターとの合体・分離もギミックとして再現されています。

腕部・脚部ユニット

RGガンダムVer.2.0

RGガンダムVer.2.0

RGガンダムVer.2.0

RGガンダムVer.2.0

RGガンダムVer.2.0

関節の可動域が広く、装甲パーツも内部フレームにしっかりフィット。脚部には曲面を意識した装甲構造が施されており、動かしても破綻のないプロポーションを維持できます。

● 武装類

RGガンダムVer.2.0

ビームライフルやシールドもシャープな造形。分割によって色分けが再現されており、シールに頼らずとも高い完成度を誇ります。ビームサーベルの柄はバックパックに2本格納可能で、取り出しやすい設計も好印象。

● コア・ファイター

RGガンダムVer.2.0

内部に完全変形機構を搭載。小さいながらも機首や翼がしっかり展開し、戦闘機モードを再現可能。組み立てには少しコツがいりますが、完成すると感動すら覚える精密さです。

可動性能チェック

RGガンダムVer.2.0

このVer.2.0最大の進化ポイントが、関節の可動性。股関節はスライド構造で開脚や膝立ちも余裕。アクションベースなしでもしっかりポージングが決まります。

可動域の広さと自然なプロポーションが両立されており、静と動どちらも映えるキットに仕上がっています。

外観・プロポーション

RGガンダムVer.2.0

RGガンダムVer.2.0

一目でわかる「現代風アレンジ」。情報量の多いモールドとシャープな輪郭が印象的で、アニメ風のディフォルメとは一線を画すリアル寄りの造形。胴体の引き締まったラインと太もものマッシブさが絶妙なバランスを保っています。

旧Ver.1.0よりも格段に洗練されたシルエットで、今の時代にふさわしい「新しいRX-78-2」といえるでしょう。

素組でもここがすごい

RGガンダムVer.2.0

RGガンダムVer.2.0

成形色による圧倒的な色分け精度(塗装なしでもここまで美しい)

パーツの合いの良さ(ほぼ隙間なし)

組み立て中のストレスが少ない(設計の進化を実感)

特に胸部の黄色パーツや脚部の赤いラインなどは、成形色と分割だけで見事に再現されており、初心者でも「完成度の高いガンダム」が手に入るのは大きな魅力です。

総評とおすすめ度

RGガンダムVer.2.0

RGガンダムVer.2.0は、「1/144スケールで最高峰の完成度を誇るガンダム」と言っても過言ではありません。

初心者にとっても扱いやすく、上級者にとってはディテールアップや塗装のベースとして申し分ないクオリティ。価格帯も手頃で、コストパフォーマンスも非常に高い一体です。

今後の楽しみ方(塗装・改造のベースとして)

RGガンダムVer.2.0

  • スミ入れを施すだけで情報量が一気に増す
  • 関節構造がしっかりしているため、塗装しても可動に支障が出にくい
  • テストタイプやリアルタイプカラーなど、自分好みにアレンジしやすい

表面処理・ウェザリング・メタルパーツ追加なども映えるデザインなので、改造ベースとしても優秀です。

まとめ

RGガンダムVer.2.0

RGガンダムVer.2.0は、まさに「現代技術でよみがえった初代ガンダム」。素組でも十分に満足できる完成度ながら、さらなるステップアップにも応えてくれる懐の深さを持つキットです。

初めてのRGとしても、ガンダムファンのコレクションにも、自信を持っておすすめできる一体です。

RG 機動戦士ガンダム RX-78-2 ガンダム Ver.2.0

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