川崎T-4

コックピットやインテーク、主翼を取り付けたら、いよいよ機体の塗装です。

機体の塗装前に細かなパーツを取り付けたり、脚パーツを製作したり、やらなければいけないことも諸々処理します。

主翼のつなぎ目を修復

主翼の合わせ目を溶きパテで埋めて処理をしたら、思いのほかスキマが大きくヒケってしまったので、ポリパテで埋めます。

これは主翼を取り付ける際に後ろ側につけすぎたせい

接着剤で固定したときに、もう少し前側に寄るように力を加えればスキマを小さくできたはず。

主翼のつなぎ目消し

失敗ついでに、インテーク周りのつなぎ目を溶きパテで埋めます

モールドが埋まったり消えたりしますが、気にしないことにします。

復活できるところは、後で復活させます。

ステサフで傷チェック

各パーツのつなぎ目を接着剤やパテで埋めたので、サーフェイスで一度状態を確認します。

使うサーフェイスは、クレオスの定番サーフェイス

機体全体に軽くサーフェイスを吹くと、細かな傷がよく見えるようになります。

接着剤で上手く消えていないつなぎ目やパテの穴を数箇所発見。

修復箇所に軽くヤスリを当て、消えていないつなぎ目や傷(穴)をパテで埋めます

これを何度か繰り返します。

ある程度傷が消えたことが確認できたら、次の工程へ。

細部パーツの取り付け

細部のパーツ

機体各所に細かいパーツを取り付けます。

使う接着剤は、タミヤの速乾流し込みタイプ

通常の流し込みタイプより強力で、一瞬でパーツとパーツがくっつきます。
瞬間接着剤よりコントロールしやすいので、瞬間接着剤が苦手な人におすすめ。

細部のパーツ

パーツを接着剤で点付し、固定されていることが確認できればOK。

脚パーツの製作

塗装前にタイヤを接着すると、重なった部分が塗りにくくなりますが、まとめたほうが強度が出るので、今回は脚パーツを先にすべて接着します。

接着した脚パーツ全体を白に塗装。

使うカラーは、クレオスのベースホワイト

主脚の接着

ベースホワイトは下地を隠すために使用する塗料で、サーフェイスと役割が微妙に異なります。

普段は赤や黄色といった隠蔽力の弱い色を塗装する際の下地色で使っています。

ベースホワイトを塗ったら、タイヤを部分塗装。

使うカラーは、タミヤのエナメルブラック。

さっくりと筆でタイヤ部分を塗ってしまいます。

機体内部を塗装

機体や脚カバーの内部をホワイトで塗装。

内部塗装

使うカラーは脚と同様クレオスのベースホワイト

マスキングの縁に塗料がたまらないように、エアブラシを拭く方向にも注意を払いながら塗装します。

機体を全塗装

サーフェイスで整えた表面に、パネルシェーディングでパネルの境に影を作っています

使うカラーは、クレオスのつや消しブラック

エアーブラシを細吹きに設定し、パネルに沿って塗料を乗せていきます

パネルを塗り終えたら、塗装していない面を影が消えないように塗っていきます。

パネルシェーディング

使うカラーは、クレオスのFS36375 米海軍標準塗装色

ちなみに、希釈率は塗料に対して3倍ほどで調整

川崎T-4

塗料がだいぶ薄いので、なかなか色が乗ってくれませんが、5〜6回ほど吹きつければキレイに色が乗ってくれます。

翼端の塗り分け

翼端のオレンジ部分はデカールではなく、塗装で再現。

マスキング

主翼、尾翼をマスキング。

翼端部分をクレオスのオレンジで塗装。

部分塗装

これで機体色の本塗装が終了。

次回は残っているキャノピーの塗装とウェザリング、そしてデカール貼りです。

デカールが古くバラバラになってしまうので、何かしら対策を考えながら作業をしていきます。