HGUCジム製作の第2回。今回は、前回プラ板を挟んで幅増ししたスネパーツやアンクルガードをガシガシと削り出し、マッシブな形状に整えていきます。
また、2001年に発売されたこのキットは、最新のガンプラと違って太ももや腕などにガッツリと「合わせ目」が出ます。今回はそちらの処理も併せて進めていきましょう。

スネパーツの削り出し:リューターとヤスリの二刀流
まずは一番の大仕事、削る面積の多いスネパーツからです。パーツの前後に挟み込んだ1mm×2枚(計2mm)のプラ板を、元のパーツのラインに合わせて削っていきます。

これだけの厚みになると、手作業の金ヤスリだけでは日が暮れてしまうため、まずは電動リューター(アルティマ オートトルク)を使ってざっくりと荒削りします。パーツ本体をえぐって傷つけないよう慎重に刃を当て、プラ板を1mmほど残したところでストップ。そこからは金ヤスリ(微美鬼斬)と紙ヤスリ(フィニッシングペーパー400番)に持ち替え、手作業で平らな面に整形していきます。
また、外側の見た目だけでなく「内部のクリアランス確保」も重要です。膝関節がしっかり曲がるように、内側に飛び出ている余分なプラ板もニッパーでざくざくカット。関節の動きに干渉しないか、こまめにチェックしながら作業を進めました。
ちなみに足首の内部ジョイント付近は、組み上げるとアンクルガードでほとんど見えなくなります。元々あるパイプのようなディテールが消えてしまわないよう、ここは深追いせず「ざっくり整形」に留めるという戦略的判断を下しました。


アンクルガードの整形
スネパーツの次は、アンクルガードに挟んだプラ板の処理です。基本的な削り方はスネパーツと同じ手順で行います。

リューターで慎重かつ大胆に削り飛ばし、金ヤスリと紙ヤスリを駆使して面を繋いでいきます。こちらはスネパーツほど複雑な面構成やディテールではないため、比較的あっさりと整形が完了しました。

HGジム製作の醍醐味!合わせ目消し
幅増しの整形と並行して、合わせ目消しの作業も進めていきます。第一弾として着手するのは、太ももと二の腕パーツです。
最近のプラモデルは、合わせ目がパネルライン(装甲の継ぎ目)として自然に見えるよう各社工夫してくれていますが、20年以上前に発売された初期のHGジムは、パーツのど真ん中にガッツリと合わせ目が出ます。しかし、このシンプルな構造ゆえに、合わせ目消しやスジボリ、ディテールアップの練習台として多くのモデラーに愛されている名キットでもあります。
「モデラーとしての基礎体力がはっきり表れる」部分なので、ここは丁寧に処理します。タミヤのプラスチック用接着剤(白蓋)をたっぷり塗り、プラスチックを溶かしながらパーツを強く貼り合わせます。合わせ目から溶けたプラが「ムニュッ」とはみ出してきたら、ひとまず第一段階は完了です。
このまま1日〜2日ほど放置して完全に乾燥・硬化させてから、ヤスリがけをして表面をツライチに整形します。


本来なら頭部や胸部、前腕にも合わせ目が出るのですが、「頭部の耳当て(ダクト)を丸モールドに改造するか?」「腕のディテールをどうするか?」など、まだ改修プランで悩んでいる部分があるため、今回は明確に方針が決まっているパーツのみ合わせ目を消して終了としました。
次回:捨てサフでの表面チェックと改造計画の練り込み
次回は、ヤスリがけが終わったパーツに一度サーフェイサー(捨てサフ)を吹き、傷や合わせ目の消し残しがないか厳しいチェックを行います。もし傷が残っていれば、パテ等で修正しつつ、他のパーツの作業に移っていく予定です。
また、サフの乾燥待ちの間に、以下のような今後の大まかな改造プランも詰めていこうと思います。
- 頭部の耳当てを市販パーツで丸モールドに変更するか?
- スネのボリュームに合わせて、腕もプラ板で太くするか?
- 腕を太くするなら、肩アーマーも大型化するべきか?
全体のバランスを見ながら、理想の「旧キット箱絵風ジム」に近づけていきます。お楽しみに!