HGUCジム製作|旧キット箱絵を再現するガンプラ③ 〜サフチェックと必須の後ハメ加工〜

HGUCジム製作|旧キット箱絵を再現するガンプラ③ 〜サフチェックと必須の後ハメ加工〜

HGUCジム製作の第3回。今回は、幅増ししたパーツを整形するための「サフチェックと修正」、引き続きの「合わせ目消し」、そして塗装派には避けて通れない「後ハメ加工」の3工程を行っていきます。

何時間もヤスリで削り続けるだけの地味な回ですが、ここでしっかりとパーツの面を出さないと完成時の印象に大きく関わるため、焦らず丁寧に作業を進めていきます。

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HGUCジム製作|旧キット箱絵を再現するガンプラ②
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現実を突きつけられるサフチェック

まずは、前回整形したスネパーツとアンクルガード、そして合わせ目消しをした太ももと二の腕にグレーサフ(サーフェイサー)を吹きかけます。
浅い傷ならサフが埋めて消してくれますが、今回は「傷チェック」が主目的なので、パーツ全体にしっかりと塗料を吹き付けて状態を確認します。

ざっと吹きかけて乾燥させてみると……やっぱり残っていました。消しきれていないヤスリ傷やゲート跡、そして幅増ししたプラ板とパーツの境目の盛り上がり。
サフを吹く前は「結構キレイに整形できたぞ」と思っていたのですが、グレー一色になるとアラがはっきりと浮き彫りになります。一見キレイに面が出ているように見えても、サフの上から軽くヤスリを当てると、凹んでいる部分にだけサフが残ったりします。これは面が平ら(ツライチ)になっていない証拠です。

こうしたヤスリがけが足りない部分や、波打っている部分を重点的に攻めていきます。平らな面を出す(面出し)ために、硬い当て木をつけたヤスリを使い、残ったサフごと平滑になるまでしっかりとヤスリがけをします。

一通り削り終わったら、再度サフチェック。傷やヤスリの削り残しが消え、納得のいく表面になるまでこの工程を何度も繰り返します。

HGジム サフチェック

HGジム サフチェック

HGジム サフチェック

HGジム 後ハメ加工

後ハメ加工:頭部編

HGUCジムには、合わせ目消しをする前にやっておくべき「後ハメ加工」の必須ポイントが2箇所あります。それが「頭部センサー」と「胸部・腹部」です。

まずは頭部から。HGUCジムの頭部クリアパーツは、「カメラアイを覆うバイザー」と「頭頂部(モヒカン)のセンサー」が一体成型になっています。これを頭部の前後パーツで挟み込むモナカ構造のため、そのままでは頭のど真ん中にガッツリ合わせ目が出たまま塗装することになってしまいます。

加工自体はシンプルで、一体化しているバイザーと頭頂部のセンサーをニッパー等で切り離すだけです。
ただし一点だけ注意が必要です。頭頂部のセンサーは上からそのまま挿し込めますが、バイザー側は内部のダボ穴に接続する構造です。合わせ目を消して頭部を接着した後にバイザーを押し込もうとすると、パーツのフチに接触してせっかくの塗装面が剥がれる恐れがあります。
そのため、ダボ穴の下面を少し切り欠いたり、差し込むクリアパーツのピンの先を少し細く削るなど、スッと入るような「クリアランス(隙間)調整」の工夫が必要です。

HGジム 後ハメ加工

調整が終わったら、実際に頭部パーツを合わせた状態でバイザーがスムーズに後ハメできるかテストを行い、問題がないことを確認してから頭部の合わせ目を接着・処理します。

後ハメ加工:胸部・腹部編

頭部の次は、胸と腹の加工です。このあたりはいかにも「昔ながらのキット」という構造で、腹部のパーツを胸部の前後パーツで挟み込む仕様になっています。

ジムの胸部は上面(肩の付け根付近)に目立つ合わせ目ができるため、ここも後ハメ加工を行います。胸部側のダボ(受け側のピン)の下面をカットし、胸部を接着して合わせ目を消した後からでも、腹部パーツをパチンと下から差し込めるようにします。

ここでの最大の注意点は「ダボを切りすぎて広げすぎないこと」です。切断部分が広すぎると、差し込んだ腹部がスカスカになって抜け落ちてしまいます。差し込む時に「少し抵抗があり、パチンと音がして固定される」程度にピンを残すのがコツです。

いきなり大きく切ると取り返しがつかないため、1mm単位で少しずつピンを切り飛ばし、腹部パーツが差し込めるか仮組みして試し、キツければまた少し切る……という微調整を何度も繰り返します。少し抵抗を残しつつ、無事にパーツをはめ込めるようになったら胸部の後ハメ加工は完了です。

HGジム 後ハメ加工

HGジム 後ハメ加工

これで胸部上面の合わせ目消しに入れます。ちなみに今回は、HGUCジムの定番工作である「首の延長加工」は行いません。頭部で隠れてしまう首周りの合わせ目はあえて消さず、胸部の襟が邪魔でヤスリがけしにくい部分も無理はしません。外から見える部分の合わせ目だけが綺麗に消えるよう、接着剤をむにゅっとはみ出させて処理しました。

続・合わせ目消し:メリハリをつける

前回、耳当てのパーツを市販パーツに交換するか、腕パーツも脚に合わせて幅増しするか悩んでいたため保留にしていた部分の処理です。

結論から言うと、今回はキットを「素のまま」で使います。今回の主役はあくまで「脚部からのあおり構図が生み出す重厚感」です。頭や腕をゴテゴテと改造して視線が分散してしまうのを避けるため、上半身はプレーンな状態を保つことにしました。

方針が決まったので、残っていた腕部の合わせ目もセオリー通りに接着剤で消していきます。

次回:いよいよ塗装開始。しかし悩みが……

地道な表面処理を終え、次回はいよいよ塗装工程に移ります!

今回は旧キットの「1/100 リアルタイプ ジム」の箱絵風ジオラマを製作する予定ですが、ここで一つ大きな悩みがあります。普通のアニメカラーで塗装するか、それともパッケージ通りの「リアルタイプカラー」で塗装するか……。

リアルタイプカラーで厄介なのが、腰部や脚部に入る「赤いライン」の存在です。最近のキットなら水転写デカールが付属していたりしますが、20年以上前のHGUCジムにそんな便利なものはありません。リアルタイプ風に仕上げるなら、マスキングテープを駆使した「塗装」でのライン再現が必須になります。

正直「マスキング面倒くさいな、普通のカラーでもいいかなぁ……」と妥協しそうになりつつ、せっかく脚部の幅増しまでやったのだから「挑戦したい!」という気持ちも半分あります。

次回までに残りのパーツ整形を終わらせつつ、この塗装計画(赤いラインとどう戦うか)についても結論を出そうと思います。お楽しみに!