前回のHGUCジム、そして息抜きのガンダムアーティファクト・トールギスを経て、いよいよ本格的に次回作へと始動します!
次に製作するのは、「HGUC ガンタンク」です。
このキットが発売されたのは、なんと2000年1月。今から25年以上も前にリリースされた、HGUCシリーズの最初期を支えた古参キットです。
ネット上のレビューを見ても「屈指の傑作キット」と名高い本機ですが、今回は今後の「初期型風への大改造」と「高低差のある市街戦ジオラマ」を見据えて、まずは素組み(パチ組み)での検証レビューをお届けします。
実際に組んでみて分かった良い点、気になる点、そして早くも妄想が止まらない改修プランをまとめてみました。
25年前とは思えない!素組みして分かった良いところ
まずはパーツをサクサクと切り出して仮組みしてみました。


実際に手を動かしてみて感じた率直なメリットは以下の3点です。
驚くほどプロポーションが良い
25年以上前のキットということで、今の目で見ると少し古臭いのかな?と思いきや、全くそんなことはありませんでした。アニメのイメージを残しつつ、どっしりとしたガンタンクのプロポーションが見事に再現されています。ぶっちゃけ、改修なんてしなくてもこのままで十分に格好いいです。
パーツが少なくて超サクサク組める
最新のガンプラのように複雑なフレームや細かいパーツ分割がないため、ランナーの枚数も控えめ。初心者の方でも、仕事終わりの1〜2時間もあればあっという間に形にできる組みやすさです。
価格がリーズナブル(これ大事)
定価で1,210円(税込)という圧倒的なコスパ。ガシガシ切ったり貼ったりする改造の「素体」として、これほどありがたいキットはありません。
最新キットと比べると……ここが気になるチェックポイント
一方で、やはり四半世紀前のキット。最新のガンプラに慣れていると、いくつか時代を感じる「気になるポイント」も見えてきました。


目立つ位置にガッツリ出る「合わせ目」
大砲(120mm低反動キャノン砲)や腕部、車体側面など、見事なまでの「モナカ構造」です。真ん中にまっすぐ合わせ目が出るので、きれいに仕上げるには前回のジム以上に丁寧な合わせ目消し作業が必要になりそうです。
軟質樹脂(ゴム製)キャタピラの扱い
下半身のキャタピラ(履帯)は軟質樹脂素材になっています。これが少し硬めで、慣れていないと転輪に装着するのにちょっと手間取ります。また、この素材は普通に塗装すると塗料が剥がれてしまうため、塗装するならプライマーを吹くなどの工夫が必要です。
首元の詰まり感
頭部が胸の上にちょこんと乗っている印象で、少し首元が詰まって見えます。ここをもう少し重機らしく、力強いシルエットにしたいところ。
コクピットのパイロットが「某棒人間」
頭部のクリアキャノピーから覗くコクピットには、一応ハヤト(またはリュウ)らしきパイロットが座っているのですが……造形がかなりシンプルで、俗に言う「棒人間」状態です。クリアパーツ越しに丸見えになる部分なので、ここは手を加えてあげたいですね。
【妄想全開】ガンタンク改修プラン
素組みの良さと課題が見えたところで、ここからは次回からの製作に向けた「僕のやりたい改修プラン」を整理してみました。当初の予定よりもかなりてんこ盛りな内容になってしまいましたが、考えるだけで今からワクワクしています!


① 頭部・首周りの「初期型風」アレンジ
顔が少し面長で、首元が詰まって見えるのを解消するため、頭部を少し襟に埋もれさせるような工作をします。イメージは『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』に登場する「ガンタンク初期型」のような武骨なシルエット。襟をプラ板で高く新造するか、首の根本を少し掘り込んでディテールアップを図ります。
② コクピットの棒人間をリアル化
クリアキャノピーから見えるパイロットを、デザインナイフで削り込んで「もう少しリアルな人間」に見えるように加工します。小さすぎて発狂しそうな工作ですが、息抜きのアーティファクトに比べればマシ……なはず!
③ 胴体・胸部のボリュームアップ
車体(戦車部分)に対して、MSの胴体部分が少し細身で薄く見える気がします。そこで、胸と胴体をプラ板で1〜2mmほど肉厚にして、どっしりとした体型に変更します。また、胸の傾斜ラインが少し急に感じるので、プラ板を貼って少し平らなラインに修正し、より兵器らしいデザインに寄せてみます。
④ 大砲(キャノン砲)のプラ棒置き換え&ディテールアップ
大砲のモナカ構造は合わせ目消しが大変そうなので、いっそのこと砲身を丸ごと「プラ棒(またはプラパイプ)」に置き換えてしまいます。合わせて、単調な砲塔の根本やバックパック(ランドセル)に、プラ板工作でメカニカルなシリンダーやディテールを追加します。
⑤ キャタピラの可動化&車体の幅増し(最難関!)
今回のジオラマは「高低差のある市街戦(または荒地)」を予定しています。平らな車体を崖に乗り上げさせるため、キャタピラユニットをオリジンのガンタンクのように「ハの字」に開いたり上下に動かせるよう可動式に大改造します!
さらに、胴体とのバランスを取るために、車体自体の横幅も少し広げてワイドなシルエットを目指します。
⑥ 戦車モデリングの要素をプラス
せっかくの下半身タンク(戦車)なので、ミリタリーモデルの要素を取り入れたいです。車体のディテールが少し寂しい部分にモールドを追加し、戦車模型でよく見かける「牽引用のチェーン(鎖)」なんかを巻き付けてみたら、一気にリアルな雰囲気が出るのではないかと目論んでいます。
まとめ:次回から「切った貼った」の大手術を開始!
素組みの検証だけのつもりが、気づけばプラ板工作と関節改造のオンパレードな計画になってしまいました。
しかし、このシンプルな良キットをベースに、自分の理想を詰め込んでいくプロセスこそが模型作りの一番の贅沢。前回のジムや台座作りで学んだ経験をフルに活かして、じっくり腰を据えて作っていきたいと思います。
とりあえず、今回の素組みレビューはここまで。
次回からは、いよいよノコギリとプラ板を手に、ガンタンクの胴体やキャタピラユニットを切り刻んでいく大手術(改修編)へと突入します!
どんな形に化けていくか、ぜひ次回の連載も楽しみにしていただけると嬉しいです。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。
