WordPressを学ぶためには、PHPを学ぶ必要があります。
WordPressで作るサイトが、PHPで作られているからです。
アシのMちゃん プログラミングを覚えるのなんて、無理！
と思う人もいるかもしれませんが、ガッツリPHPを学ぶ必要はありません。
WordPressで扱える範囲だけのPHPを学べば、大丈夫だからです。
この記事では、WordPressの使い方を理解して、柔軟にカスタマイズをするために必要なPHPの配列について解説をします。
ノリトモ 配列は、アーカイブ（一覧）を掲載したいときなどによく使う変数です。
配列の概念
配列は1つの変数に対して、複数のデータを格納することができる変数のことです。
配列変数の箱の中には、0から始まる小箱が並んでおり、添字に対して何らかのデータ（値）を入れていきます。
配列の例
<?PHP
$shop = [
'A',
'B',
'C',
'D',
'E',
]; ?>
上記の配列を見ると、$shopという変数に対してA~Eの値が入っていることがわかります。
変数に入った値を取り出すためには、
<?PHP
$shop = [
'A',
'B',
'C',
'D',
'E',
];
echo $shop[2]; ?>
とすることで、表示結果に「C」を表示することができます。
配列を作る
配列には値（データ）の取り出し方として、2パターンが存在します。
一つは、上記で記したように特定の値を取り出すもの。
もう一つは、全ての値を取り出すものです。
<?PHP
$shop = [
'A',
'B',
'C',
'D',
'E'
];
foreach
($shop as $value){
echo $value;
} ?>
foreachは、繰り返し処理をする際に使用します。
上記の例では、$shopに入った値を一つずつ取り出し、valueに値を入れ、echoで呼び出しています。
つまり、Aから順に値を取り出して、表示するという命令文です。
こうすることで、ショップ名の一覧を所得し、その全てを表示することができます。
連想配列
配列は添字だけでなく、任意の文字列（キー）を使って、任意の値を取り出すことができます。
これを連想配列と言います。
<?PHP
$shop = [
'A' => '30万',
'B' => '45万',
'C' => '25万',
'D' => '70万',
'E' => '50万'
];
echo $shop['B']; ?>
上記のように、任意の文字列（キー）を指定することで、添字ではなく文字列を指定して変数を取り出すことができます。
なお、添字の場合は値を指定する必要はありませんが、文字列（キー）の場合は値を指定して記載する必要があるので、注意しましょう。
WordPressで配列を使う例
WordPressには関数があり、引数にパラメータを入れることにより関数を制御することができます。
配列を使う例
<? PHP wp_list_categories($args); ?>
<?PHP
$args = arry(
'orderby'=> 'name',
'order'=> 'ASC',
'style'=> 'list',
'show_count'=> 0,
'hierarchical'=> 1,
'texonomy'=> 'category'
);
?>
wp_list_categoriesは、アーカイブページ（一覧）でカテゴリのページを表示するための関数です。
アーカイブ一覧は、WordPressではarchive.phpやcategory.phpで表示するため、任意のテンプレートファイルに上記のような配列を記入します。
そうすることで、ブログなどのカテゴリの一覧を表示できるようになります。
ちなみに、上記のPHPを少し解説すると、
arryは、配列を意味し、orderbyは表示の順番を表すものでnameというパラメータで名前順に表示するなどの指示をしています。
詳しく知りたい方は、WordPressのCODEXを参照すると配列の記載令とともに各パラメータの説明などを確認することができます。
多次元配列
配列の中には、配列をさらに格納することができます。
これが多次元配列です。
多次元配列を用いることにより、変数にさらに詳細な情報を持たせることができます。
まずは、基本的な配列になれ理解することができれば、多次元配列も自由に使いこなすことができます。
まずは、基本の配列を理解するところから始めましょう。
まとめ
- WordPressにPHPの学習は必須
- PHPの全てを学ぶ必要はない
- 配列は複数のデータを一つにまとめることができる
- 配列には2パターンがある
- 配列は添字だけでなく、文字列（キー）を指定することができる
- 基本の配列を覚えて、多次元配列も理解できるようにする
