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こんにちは、ツクルカです。
今回の記事は、2020年10月にバージョンアップしたGoogleアナリティクス4の変更点や導入方法についてお伝えします。この記事を読めば、最新のGoogleアナリティクスの特徴と体験する方法が分かります。
Googleアナリティクス4(GA4)とは?
これまでベータ版として運用されていた「アプリ+ウェブプロパティ(APP+Webプロパティ)」が、次世代型のGoogleアナリティクスとして正式にリリースされました。
これがGoogleアナリティクス4です。
Googleアナリティクス4の特徴
分析軸をユーザーベースからイベントベースに変更
従来のGoogleアナリティクスでは、セッションベースで分析軸が作られていたため、ウェブページとアプリや動画、SNSを跨いだ分析ができませんでした。
しかし、ユーザーのネット体験や行動を包括的に分析するためには、従来型のセッションベースでは限界があり、イベントベースの分析軸へとそのソリューションが変更されました。
プライバシーポリシー重視の設計
欧州のGDPRをはじめ、カリフォルニアのCCPAや日本の個人情報保護法など、ユーザーのプライバシーを守る法案が広がりを見せています。
Mac PCやiPhoneで有名なアップルは、2018年にITP2.0と呼ばれる改正で、iPhoneのデフォルトブラウザであるSafariにおいて「トラッキングのためのサードパーティCookieを24時間で破棄」。Macでは、2020年にSafariでのサードパーティCookieを完全にブロックする仕様へと移行。
ファーストパーティCookieについても「30日以内に破棄する」対応へと移行しています。
こうした流れの中Googleでは、2022年までに広告目的でのサードパーティCookieのサポート廃止を明言。Googleアナリティクス4でも、Cookieのサポートが段階的に廃止されるようになります。
Googleアナリティクス4では、「Googleシグナルを有効(広告カスタマイズをオン)」にすることにより、ユーザーの Googleデータに基づいてより正確なユーザー数がレポートされるようにになり、Cookieを利用しない新しいアクセス解析を実現しようとしています。
機械学習によりデータ不足をカバー
ユーザー行動の実データは利用できなくなりますが、その代わりにGoogleアナリティクス4では機械学習を導入しています。
これにより機械学習に基づいた将来予測を行い、ユーザーの行動をシンプルで分かりやすいレポートで言及できるようになります。
つまり、ユーザーのサイト内でのアクションや解約率がどれくらいになるかなど、集客・収益面での最適をGoogleアナリティクスがサポートしてくれます。
Googleアナリティクス4の変更点
シンプルな構造設計
Googleアナリティクス4では、ビュープロパティがなくなり、「アカウント>プロパティ」というシンプルな構造設計になっています。
これによりサイトのアクセス数を指標とするだけでなく、GTMなどを使わずにスクロール数を計測するなどユーザーの行動(イベント)にフォーカスした解析が行えるようになりました。
データストリームを使ったクロスプラットフォーム計測
Googleアナリティクス4のプロパティには、「データストリーム」という新しい項目が追加されています。
データストリームは、「ウェブ」「iOS」「Android」とそれぞれ分かれています。
そしてこれらを連携することにより、ウェブ/アプリ間の移動をGoogleアナリティクス4が感知して、ユーザーの複雑な動きもレポート分析できるようなりました。
まとめ
2020年に大きく進化したGoogleアナリティクス4について解説しました。
Googleアナリティクス4は、これまでのセッションベースでの解析ではなく、イベントベースでの解析ツールになるなど操作性の変更も併せて大きな話題となっています。
機能面でもクロスプラットフォーム分析や機械学習、プライバシーポリシー重視の設計など、時代に即したユーザーファーストの変更が目立ちます。
従来のアナリティクスと併用して活用できるので、Googleのビッグデータを生かしたCookieのない解析ツールを気軽に体験してみてはいかがでしょうか。