商品・機体説明
2021年10月16日発売。価格は1,980円(税10%込み)。
「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 月鋼」より、ガンダムグレモリーがHGで立体化!
ガンダム・グレモリーは、ギャラルホルンに長年属する名家の一つナディラ家に代々継承されてきた「ガンダム・フレーム」を持つモビルスーツ。その所有は次期当主のデイラ・ナディラ(男装の令嬢)に引き継がれている。
グレモリーの最大の特徴は、外套のようなオープン機構の頭部装甲ナノラミネートコートとダメージ加工された左右非対称の巨大な鎌状の武器「バトルアンカー」。そのフォルムと武装から「死神」を連想する者は多い。
キットのフェイスカバーは展開可能なギミックになっており、背部のウイングもフレキシブルに稼働。シンプルな構造であるため稼働範囲が大きく、全身の稼働構造を活かして様々なポージングを演出することができる。
※注釈:鉄血のオルフェンズ 月鋼とは、月とその周辺のコロニー群を舞台とした鉄華団とは視点の異なるマフィアの内乱を描いた外伝作品。
HG ガンダムグレモリー 付属品
ガンダムグレモリーの付属品は、近接戦闘武器のバトルアンカーとその持ち手のみです。
ちなみに、本来のバトルアンカーは左右対称の錨型の武器だったそう。”過去の激しい戦闘に破損している”という、劇中の設定が忠実に再現されています。
付属のホイルシールがこちら。
>ツインアイや肩、バックパック、足首などのグレーを補えます。
HG ガンダムグレモリー 全身像
HG ガンダムグレモリーの素組完成キットです。
機動戦士Zガンダムに登場する「バウンド・ドッグ」を彷彿させる機体カラーは、ネイビーブルーにセールカラーとピンクの差し色でまとめられています。
装甲の下から垣間見えるガンダムフレームは、HG鉄血オルフェンズリーズのランナーが流用されています。流用したのは、HG IBO ガンダムバルバトス第6形態で使用されているガンダムフレーム4です。
ガンダムフレーム1の形状をベースに、肩や足などの細かな仕様が異なっています。
HG ガンダムグレモリー 上半身
ガンダムらしからぬ特徴のあるマスクに、胸部の突き出たフィンが印象的。
フィンは別パーツ化されているため、無塗装でも満足できる仕様になっています。
肩に合わせ目が発生しますが、段落ちモールド化されているため特に目立ちません。
HG ガンダムグレモリー 背面
背面装甲と一体化したナノラミネートコート(フェイスカバー)は、差し替えなしでスライドするギミックになっています。
脚部のカカトがバルバトス第6形態のように、ヒール化されています。そのため全高は高めで、スタイリッシュな印象を受けます。設置性は抜群なので、アクションベースなどの支えがなくても難なく立たせることができます。
翼のようなブースターは、スイングと回転が可能。ブースターの裏面はディテールが施されており、赤色の内部をグレーのシールで補うことができます。
ちなみに、ブースターは左右分割のモナカ構造ですが、合わせ目は目立たないように段落ちモールド化されています。
HG ガンダムグレモリー ナノラミネートコート装着状態
背部のナノラミネートをスライドし装着すると、一気に死神感が増します。
コートの脇から突き出るアンテナがウサギのようでカワイイ。
アンテナには切り欠きがありますが、稼働は制限されています。
HG ガンダムグレモリー 頭部
額周りとフェイスマスク全面の2パーツ構造の頭部。
後頭部に合わせ目が発生しますが、特に目立ちません。
HG ガンダムグレモリー 腕部
前腕には、稼働する装甲が装着されており、シールドのように構えることができます。
ピンクに成形された手のひらパーツは少し大きめ。
持ち手のマニピュレーターはグレーで成形されているので、こだわりのある方はどちらも部分塗装が必要です。
HG ガンダムグレモリー 胸部
シャープに立体化されたフィンは、胸部装甲の裏から突き出るような形で別パーツ化されています。
首元は胸部装甲のフレームを前後から挟み込むような形で取り付けることができ、わずかですが動かすことができます。
HGガンダムグレモリー 腰部
ガンダムフレームが剥き出しの腰部装甲。フレーム側面に合わせ目が発生しますが、前後ハメ込み式の装甲で段落ちモールド化されています。
フロントアーマーは、サイドアーマーのボールジョイントに接続する方式。股関節のスイングに合わせて稼働します。
HGガンダムグレモリー 脚部
ヒールタイプの美しい脚部。鉄血HGシリーズに共通した合わせ目の少ない設計になっています。
脚部背面に露出するガンダムフレームにも目立った合わせ目もありません。
180度開脚する下半身は柔軟で、足首の設置も良好です。ただし、膝下が長いため、膝立ちはできません。
HGガンダムグレモリー 武装
手のひらパーツを差し替えると近接武器ボトルアンカーを握らせることができます。
長柄のバトルアンカー。左右非対称なので、刃の部分は常に下にきます。
バトルアンカーを安定して支えるために、持ち手を両方変えます。
HGガンダムグレモリー ポージング
ボックスのイラストと同じ構図のポージング。
死神と恐れられる雰囲気を十分に楽しむことができます。
まとめ:完成度の高い異形のガンダム
HGガンダムグレゴリーのレビューをしました。
死神を彷彿させるシルエットが印象的な異形のガンダム。
足首がヒール状になっているため野暮ったさがなく、背面のスラスターや武装もスマートそのもの。
鉄血シリーズに共通する合わせ目の少ない装甲とガンダムフレームは、素組でも十分に楽しめるキットです。
また、各所にピンクの成形色が使われているため、塗装派も楽しめるキットになっていると思います。
個人的には、死神っぽくマット仕上げで完成させようと思っています。
HG 機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ ガンダムグレモリー 1/144スケール 色分け済みプラモデル