

WordPressのSEO対策を教えてください!
こんな人のための記事です。
導入の手軽さや優れた拡張性から利用者も多いWordPressは、SEO対策にも優れているツールです。
しかし、インストールしたばかりのWordPressはSEOに強い設定が行われていません。
そこでこの記事では、サイトやブログ運営の初心者の方でも比較的簡単に行うことができ、かつ効果の高いSEO対策をご紹介します。

SEO対策を着実に行い、周囲と差をつけましょう♪
SEO対策に強いテーマを選ぶ
WordPressには、サイト制作を補助してくれるテーマが数多くあります。
テーマを使えば、自分の好みに合ったデザインのサイトを簡単に作成することも可能です。
テーマには無料と有料の2種類あり、有料のテーマの方がデザイン性や機能面においては優れているといわれています。
SEO対策においても補助に優れているテーマがあります。
おすすめのSEO対策に強いテーマは、「賢威」です。
SEO業界で有名な京都府にあるSEOコンサル会社のウェブライダーが制作しているテーマで、このブログも賢威を使っています。
SEOに強いテーマを使うことで、WordPressのSEO対策に必須のAll in SEO PACKなどのプラグインをインストールする必要がなくなります。
なので、SEOを強化するためにWordPressの機能を拡張させていくより、SEOに強いテーマを選んだ方が簡単にSEO対策ができるようになるのでおすすめです。
noindexとcaronicalを使って、低品質評価のリスクを回避
ブログなどの記事系コンテンツを作成するサイトで最も注意が必要なのが、「重複コンテンツによる低品質評価」です。
重複コンテンツとは、類似コンテンツのことです。
ブログなどの記事を作成していくと、どうしても似たような記事が複数できます。
Googleはユーザーの利便性に重きを置いているため、似たようなコンテンツがたくさんあるとユーザーに迷いが生じると判断し、重複コンテンツを嫌います。
検索エンジンの評価を落とさないための対策法は2つあります。
「noindex」と「caronical」の設定です。
noindexとは?
noindexは、検索エンジンに「インデックスしなくていいよ」というお知らせをする設定です。
アーカイブや検索結果ページ、オリジナリティの乏しいページなどにはnoindwxを設定し、重複コンテンツとしてペナルティを受けないよう注意しましょう。
noindexはサイトのheadにタグを記載します。
noindexの記載
<meta name="robots" content="noindex" />
WordPressであれば、後ほど紹介する「All in SEO PACK」を使うことで、記事ごとにnoindexを設定することができます。
caronicalとは?
caronicalは、noindexとは反対に、正規にインデックスするURLをお知らせする設定です。
重複コンテンツが複数ある場合には、インデックスする必要のないページにはnoindexを設定し、インデックスしてほしいページにcaronical設定を行います。
caronicalもnoindexと同様に、サイトのheadにタグを記載します。
canonicalの記載例
<link rel="canonical" href="https://hodoyoshilife.com/wordpress/">
caronicalもnoindex同様に、「All in SEO PACK」を使うことで、記事ごと全てのページにcaronicalを設定することができます。
また有料テーマの権威であれば、初期設定でcaronical設定がされています。
All in One SEO Pack
WordPressの初期設定では、記事やページごとにnoindexやcanonicalの設定をすることはできません。
その際に使うプラグインが、All in One SEO Packです。
プラグインをインストールしたのちに、All in One SEO Packの一般設定からCanonicala URLにチェックを入れたり、noindexの設定を行うことができます。
こうすることで、必要なページにcanonicalタグが自動出力されたり、該当するページをインデックスさせないようにすることができます。
パーマリンク設定を意識する
検索エンジンには影響を与えないといわれているパーマリンクですが、この記事では設定することをおすすめしています。
TwitterやFacebookなどのSNSの利用者の増加に伴い、配信した記事やサイトのコンテンツはSNSで拡散する必要があります。
その際のリンクURLをできるだけわかりやすく、拡散しやすいようにするためパーマリンクを設定します。
パーマリンクを設定する際に注意するべきことは、一度設定したパーマリンク設定はあまり変更しないことをおすすめします。
理由は、パーマリンクの設定を変更するとURLが変更されるため、記事やサイトに設置したSNSボタンに集まっているツイート数やいいね!の数がリセットされるためです。
.htaccessへURLの変更を記載したり、プラグインを使ったりすることで、旧URLから新URLに外部からリンクの評価を移すことは可能です。
しかし、SNSボタンなどに表示されているツイート数などは、新URLのものにリセットされてしまうため、一度設定したパーマリンクは頻繁に変更しないことをおすすめします。
パンくずリストによる構造化データマークアップ
Googleの検索エンジンにサイトのリンク構造を適切に伝えるためには、パンくずリストによる構造化データのマークアップが必要です。
パンくずリストの情報を用いることで、そのページがサイト内でどういう立ち位置なのか?、各ページとの関係は?などをGoogleのロボットは理解しようとします。
ただし、フォルダによる構造化のみではパンくずリストとして認識されないため、各ページ内のパンくずリストの場所をGoogleに正しく伝えるために、「構造化データマークアップ」と呼ばれる技法を使います。
パンくずリストを構造化することにより、検索画面でサイトのパンくずリストを表示できるようになります。
ユーザーにサイトの構造をわかりやすく伝えて、アクセス増加につながる工夫をしましょう。
WWWありなしの統一
サイトのURLでよく目にする「www」は、利用してもしなくてもSEOに影響を与えません。
何も設定をしなければ、wwwがあってもなくてもサイトを表示することができます。
ただし、SNSで拡散をしたり、他サイトからの被リンクなどの情報を統一し、正しいURLをGoogleに伝えることが重要とされています。
WordPressを使用してサイトを運営している場合のwwwの統一には、WordPressとGoogleの2つに分けて設定を行います。
WordPressの設定
管理画面の左メニューから「設定」→「一般」とクリックすると「WordPressアドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」の入力欄が出てきます。
そこにwwwありのURLか、wwwなしを揃えてURLを入力します。
Googleの設定
Google側では、Google Search Consoleで設定を行います。
ダッシュボードを開き、メニューから「サイト設定」を選択します。
そこにwwwのあるなしの設定ができるので、WordPressで設定したURLと同じURLを設定しましょう。
Google XML Sitemapsを使い、Googleにサイトマップを送信する
Googleの検索エンジンにサイトのページや記事を認識してもらうためには、検索エンジンのクローラーにページや記事を認識してもらう必要があります。
WordPressの初期状態では、Google Search Consoleに送信するための「XML形式のサイトマップ(sitemap.xml)」を自動で作る仕様が入っていません。
そのため「Google XML Sitemaps」というプラグインを用いて、記事を更新するごとに自動でGoogle Search Consoleにサイトマップを送信する設定を行う必要があります。
この「Google XML Sitemaps」をインストールすることで、記事が更新される際に自動でサイトマップが作られるようになります。
サイトマップは必ずしも必要というわけではありませんが、検索結果のタイトルやディスクリプションを変えたい場合やインデックスされないページの存在をアピールしたい場合には、Google ウェブマスターツールからサイトマップを送信しておくことをおすすめします。
まとめ
WordPressを使ったSEO対策について解説をしました。
WordPressは初心者でも簡単にサイト運営ができる優れたCMSで、HTMLなどを手動で作ったサイトよりSEOの効果も高いといわれるツールです。
その利便性の高さから利用者も多いのですが、サイトを制作するだけであまり設定を変更しない利用者も見られます。
他サイトと少しでも差をつけるために、有料のテーマを使ったり、サイトのインデックス情報をGoogleに正確に伝えることにより、あなたのサイトの評価は高まります。
地道な作業ですが、コツコツSEOのための設定を設置していきましょう!