アドビCCを安く購入する4つの方法【学生・教員】【求職者】【社会人】【法人格】

こんにちは、Yoshinoriです。

こんな質問をいただきました。

事業会社のウェブサイトの運営を担当しています。

経費削減のため、サイト制作は全て社内で内製しています。

しかし、自分の持っている知識と技術が自信がなく、自宅で制作の勉強をしようと考えています。

そこで会社でも使用しているアドビソフト のコンプリートプランの購入を検討しているのですが、ソフトの利用料金が高すぎて購入を躊躇しています。

アドビソフト 以外の制作ソフト。もしくは、できるだけをアドビソフトを安く購入する方法はありませんか?

今日の話題

Yoshinori自身も事業会社のウェブ担当をしていたので、質問者さんのお気持ちはよくわかります。

特に中小企業のウェブ担当者は、大企業と違って企画や制作などウェブ制作に関することを全て社内で内製する傾向があります。しかも担当者は2〜3人ぐらい。

制作する案件もほぼ同じで、会社がITとは違う異業種なら業界の情報や人脈のつながりも持ちにくい。

知識や技術の向上、もしくは維持ですら難しい環境と言えます。

Yoshinoriの回答は、制作ソフトは「アドビソフト一択」です。

理由は以下の3点

  • ソフトの完成度の高さ
  • 使用している企業や人が多い
  • データを共有しやすい

ソフトの完成度の高さは使用者の方のレベルや感覚に左右される部分はありますが、特にフォトショップの進化はめざましく、作業効率が半端なく良い。フォトショップ単体だけでも使用する価値があります。

また、使用している企業や人も多いため、仕事や勉強でわからないことがあれば、調べたり気軽に聞くこともできます。

さらに、古くからある制作会社はアドビソフト を使用しているケースが多く、印刷会社などもアドビソフトをメインに対応しているので、チラシを印刷に出したり、外部の会社とのデータをやり取りする上で欠かせないソフトとなっています。

今回の記事では、質問者さんのために学生や社会人などの立場によって違うアドビソフト を安く購入する方法をご紹介します。

クリエイターとして、自分の知識と技術に自信を持つ一歩を踏み出しましょう。

アドビCCを安く購入する方法

結論から言うと、「学割を使用する」です。

「えっっ!?学割?」

「さっき社会人もって言ったじゃん!」って思った方、安心してください。

社会人でも学割で、アドビソフト を安く購入することができます。

方法は、以下の4パターンです。

  • アドビが認定する教育機関に在籍する「学生・教職員」
  • 職業訓練校のウェブデザインコースに3ヶ月以上通う「求職者」
  • アドビ認定のスクールで通信講座を受講している「受講者(社会人含む)」
  • アドビ公式やAmazonのセール・キャンペーンを利用する「法人格」

最後はのアドビ公式やAmazonのセールは学割ではありませんが、法人格でも利用できるキャンペーンについてもご紹介します。

それでは、一つずつ解説していきます。

アドビが認定する教育機関に在籍する「学生・教職員」

アドビは社会で必須のスキルが身につく支援として、アドビが認定する教育機関に在籍する「学生・教職員」向けに、通常より大変お得な特別価格でソフトを提供しています。

アドビ 教育機関向けライセンスの対象一覧

価格は、1ユーザーあたり年間18,900円(税抜)

追加費用なくクラウドストレージ50GBも使えます。

つまり、製品版と全く同じ製品を使用できます。

学生は、以下の3つの条件をクリアしている必要があります。

  • 3ヶ月以上の教育課程に在していることが前提
  • 13歳以上の方のみ利用可能
  • 家族などは対象外

教職員の場合は「常勤・非常勤」の方が対象で、「派遣」の場合は対象外となるのでご注意ください。

卒業や離職後に、そのままソフトを利用することは可能です。

ただし、利用が教育機関に在籍していることが前提となっているため、更新にかかる費用は通常料金に戻ることになります。

※2年目以降の更新については、購入した翌年の3月31日までに更新をすれば、2年目も特別価格が適用されます。3年目に社会人向けの方法を試すことをおすすめします。

詳しくは、アドビ公式サイトをご確認ください。

https://www.adobe.com/jp/creativecloud/buy/students.html

職業訓練校のウェブデザインコースなどを受講する「求職者」

全国のハローワークでは、就職に向けたスキルアップ支援として専門のプロの講座が無料で受講できます。

ウェブデザイナー向けの講座を3ヶ月以上受講すれば、「学生・教職員」と同じ価格でソフトを購入することができます。

ウェブ制作会社に応募する際は、ポートフォリオ(作品)の提出が多いので、この機会にソフトを購入し、自身の作品を作ることをおすすめします。

アドビ認定スクールによる通信講座の「受講者(社会人含む)」

Adobeでは「アドビスクールパートナープログラム」という制度を設けて、オンラインスクールなどをパートナーとして認定しています。

そのパートナースクールの通信講座を受講すれば、「学生」としてソフトを割引価格で購入することができます。当然、社会人でも購入可能です。

アドビ認定スクールは、現在4校あります。

  • ヒューマンアカデミー
  • デジハリ・オンライン
  • パソコンスクールISA
  • アドバンスクールオンライン

各校それぞれアドビソフト の講座を設けています。

スクール名コース名価格(税抜)
ヒューマンアカデミーたのまな アドビトレーニング通信講座36,346円
デジハリ・オンラインAdobeマスター講座36,346円
パソコンスクールISAオンライントレーニング講座39,300円
アドバンスクールオンラインWeb/DTPエキスパート講座36,350円

価格が一番安いのは、「ヒューマンアカデミー」と「デジハリ・オンライン」です。

デジハリ・オンラインより講座数が多いので、個人的におすすめなのは「ヒューマンアカデミー」の「たのまな」です。しかし受講してもしなくても大丈夫なので、「安ければ良い」という判断ならどちらで購入しても大差はありません。

ライセンスの期限が切れた際の更新は、再度講座を購入することで再利用可能です。

3年版も購入することは可能ですが、1年版と違い時期による価格変動があるため、購入には注意してくください。消費税やソフトの価格が上がるなどの時期は、思い切って3年版を購入するのも手かと思います。

アドビ公式やAmazonのセール・キャンペーンを利用する「法人格」

これまでご紹介した格安キャンペーンは、個人利用が前提となっています。

そのため法人として購入することができません。

そこで会社で安くアドビCCを購入したい場合は、アドビ公式やAmazonのセール・キャンペーンを利用することをおすすめします。

20%オフで販売していることが多いですが、タイムセールなどを利用すれば40%オフで販売していることもあります。

Adobe Creative Cloud コンプリート|12か月版|Windows/Mac対応|パッケージ(カード)コード版

またグループ版を購入したい場合は、ソフトバンク・テクノロジーなどのマルチベンダー(販売会社)に相談してみてください。アドビ公式で購入するより、少しだけ安く購入することができる場合があります。ベンダーとつながりがあるとと事務用品や機器などを特価で購入できる場合があるので、経費削減に役立ちます。

企業で備品などを発注・管理している総務担当者の方におすすめです。

まとめ

最後に、立場の違いによるアドビCCの購入の違いをまとめ、注意点を記載します。

  • 学生・教職員、求職者は、教育機関や職業訓練校を利用
  • 社会人は、アドビ認定スクールを利用
  • 法人は、セールやキャンペーン、またはベンダーを活用

今回は、アドビCCのコンプリートプランを安く購入する方法を説明しました。

コンプリートプランはたくさんソフトがあるので、ウェブデザイナーだからといって無理にコンプリートプランを購入する必要はありません。

Dreamweaverより優れたエディターはたくさんありますし、必要のないソフトもたくさんあります。

勉強だけなら、フトを単体で購入し、利用のハードルと負担を下げることも大事です。

購入する際は、ご自身の利用に適したプランを探して、購入してください。

以上、参考になれば嬉しいです。