
会話が雑談だけで終わると、相手に「また会いたい」と思わせることはできません
雑談だけでは深い話に発展せず、相手の望んでいるリソースを提供できないからです

天気の話だけでは、相手の記憶に残らない
相手の記憶に残り、「また会いたい」と思わせるためには、意味のあるコミュニケーションが重要です
意味のあるコミュニケーションとは、新しい情報や重要な情報を相手から引き出したり、提供したりすることで相手に重要人物だと思わせることです
そして意味のあるコミュニケーションをするには、社交力が必要です
社交力とは、一般的に「人間力」といわれるもので、打ち合わせや飲み会で複数が相手でも上手に立ち回れるコミュニケーション能力のことです
しかし多くの人が飲み会などの社交場で上手に立ち回れていません
社交場で上手に立ち回れないのは、コミュニケーションにおけるNG行動をとっているためです
この記事では、相手に重要人物と思わせるために取ってはいけないコミュニケーションにおけるNG行動について解説をします
コミュニケーションにおけるNG行動1 迷い
会社や飲み会で上司や先輩に、
「話しかけるべきか、やめるべきか」
迷ったことはありませんか?
コミュニケーションにおいて、最もしてはいけないNG行動は「迷い」です
本人は相手の状況や会話の流れなどをみて、話しかける隙を伺っているに過ぎないかもしれません
しかし、コミュニケーションにおける迷いは相手から見ると
能力が低い
嫌われている
つまらない
と、思われています

グズグズしている人を見て、応援している人はいない
迷うくらいなら、さっさと話しかける方が得策です
相手の手が離せない状況なら、相手も「少し待って」と時間をおいて相手をしてくれます
会話に多少無理やり入り込んでも、よほど場違いでなければ怒られません
怒られたところで誰も覚えていません
コミュニケーションにおける迷いは、相手のことを気づかっているようにみえて、自分が傷つかないように立ち振る舞っているだけです
そのために無駄な時間を使っている人に、だれもポジティブな印象を抱きません
悩むくらいなら話しかけてみましょう
断られるより、迷って能力が低いと思われるよりはマシです
コミュニケーションにおけるNG行動2 場所設定
「コミュニケーションが苦手」
という人が最もやりがちな失敗は、コミュニケーションを取る場所の設定を間違えることです
コミュニケーションが苦手な人ほど、相手と会話をする場所を気にしません
たとえば、行きつけの飲み屋と行ったこともないバーで話すのとでは、会話の弾み方が変わります
このように、人にはパーソナルスペースがあります
パーソナルスペースとは、自分が心地よい=リラックスできると感じる場所のことです

スポーツでいうと、「ホームグランド」だ
コミュニケーションの苦手な人は、場所の設定を相手に委ねてしまいます
その結果、行ったこともないバーに連れて行かれて、慣れない場所で慣れない相手に慣れない会話をしなければいけなくなります
他人と一緒にいて苦痛を感じる場所では、良好なコミュニケーションは取れません
コミュニケーションは苦手な場所を避けて、自分の得意な場所=ホームグランドで取ることが大切です
苦痛を感じる場所は最初から行かないように注意しましょう
コミュニケーションにおけるNG行動3 人物設定
飲み会などの社交場が苦手な人は、社交場で自分をサポートしてくれる人を探しておきましょう
会社の飲み会などではサポートしてくれる先輩や同僚がいてくれるだけで、場に馴染めるかどうか大きく変わります

独りで社交を乗り切るのは難しい
サポートしてくれる人は
- よく相談する人
- 自分の良いところを引き出してくれる人
- 話を回すことが上手人
を探して、くっついて回りましょう
また、飲み会などに参加するときは、
- 誰と社交をするのか
- その人とどうなりたいのか
目的を明確にしてから参加しましょう
飲み会などの社交が苦手な人は、目的を明確にせずに
- 誘われたから
- 断れないから
など、嫌々飲み会に参加しています
目的なく飲み会などに参加しているため、ロクな結果が残せません
飲み会などに参加するときは
- 自分を必要としてくれる人
- 自分を価値のある人間だと思わせてくれる人
とコミュニケーションを取り、少しでもお近づきになれるようにするなど目的を明確にしましょう
そうすることで、「行かなければよかった」と後悔することがなくなります
コミュニケーションにおけるNG行動4 エリア設定
コミュニケーションの苦手な人は、社交場での場所取りが下手くそです
- 会場の入り口付近
- ビュッフェ形式なら食べ物の近く
- 壁際やトイレの近く
など、他人と会話ば弾まない場所に何故か陣取ります

なんとなく隅っこに行った方が落ち着く=NGだ
会話は、会話の弾む場所と弾まない場所があります
コミュニケーションの苦手な人は、会場の隅っこではなく、会話の弾みやすいエリアに移動しましょう
会話の弾みやすいエリアは
- 周りに壁のない場所
- ドリンクを配布しているエリア
- 主催者の近く
- 写真を撮るエリア
などです
写真を撮るエリアが良いのは、親切をしやすいエリアだからです
親切は会話をはじめるには一番効果的な方法です
親切は断りにくいからです
そして親切をするには、場所と理由が必要です
自然と会話になる場所を探すために、親切のできるところを探しましょう
コミュニケーションにおけるNG行動5 定番の質問
天気の話など、定番の質問をしても意味がありません
誰とでもしている会話だからです
とはいえ、天気の話以外に会話を切り出すことが難しいと感じる人も多いと思います

定番の質問はちょっと捻るだけでいい
天気の話であれば、今日の天気の話ではなく
週末、雨が降るらしいですね
と、週末の天気の話をするなど少し捻ることが大切です
週末の天気の話をすることで、
- 週末の予定
- 休みの日に何をしているのか
など、相手の新しい情報を引き出すことができます
コミュニケーションにおいても一番避けなければいけないのは、「つまらない人」と思われることです
なんとなく定番の話で話を切り出している人は、相手から「つまらない人」認定を受けることになります
そうなると、相手と親しくなることが難しくなります
定番の質問は相手から新しい情報を引き出すために、少し捻りをいれて質問をするようにしましょう
また会いたいと思わせる方法
「また会いたい」と相手に思わせるためには、相手に重要なリソースを与えることが大切です
相手にとって重要なリソースを提供できれば、相手もあなたから離れようとしません
人が欲しがるリソースは
- 愛
- 奉仕
- 地位
- お金
- 物品
- 情報
の6つです
リソースを提供するためには、相手が自分に何を求めていることかを探ることが大切です
相手の愚痴や自慢からリソースを探り、相手の心の隙間を埋めてあげることができれば、「また会いたい」と思わせことができます

コミュニケーションは相手のリソースを知るために取るもの
相手が不安に感じているものを感じ取り、それを提供することであなたは相手にとって唯一無二の存在になります
そうなると、相手の態度も一変しコミュニケーションを取ることが楽になります
まずは、相手が求めているものを探り、自分が提供できるものを考えましょう
まとめ
- 他人と仲良くなるためには、意味のあるコニュニケーションが必要
- コミュニケーションに迷っていると、能力が低いと思われる
- 社交はリラックスできる場所を設定する
- コミュニケーションにも目的が必要
- 会話の弾む場所と弾まない場所がある
- 定番の質問は捻らなければ意味がない
- 新しい情報を引き出したり、提供することで価値のある人物と思われる