
自分の頭の中の思考に注意を向けると余計な価値判断をして、ネガティブな感情にとらわれて行動を制限されてしまいます
- 会議で発言できない
- 転職活動をできない
- 株式投資をできない
など、行動に移した方がよいことでも頭の中に声に耳を傾けると、その行動を否定する声が聞こえて心が動じて行動ができなくなります

頭の中の思考は、注意を向けるのではなく逸らすことが大事!
頭の中に流れてくる思考は、ラジオのようなもので勝手に流れてきます
このラジオを無視するためには、目の前のタスクに集中し、ラジオのノイズを気にならないようにする必要があります
この目の前のタスクが、思考を逸らすことに必要な集中です
別の作業や意識に集中することで、頭の中の思考に注目せずやり過ごすことができ、思い切って行動に移すことができるようになります
この記事では、頭の中の思考に動揺せずに、別のタスクに集中する方法について解説をします
目の前のタスクに集中する
頭の中の思考から注意をすらすためには、別のものを注意を促すための観察が必要です
観察力を鍛えるためには
- 呼吸に注目する
- 思考が生まれたら呼吸に注意を戻す
- 思考についての価値を判断しない自分に注目する
など、思考が湧くたびに思考に集中せずにやり過ごすことが大切です
こうすることで、頭の中の思考に注目せずに、呼吸や別のものに意識を集中させることができるようになります

瞑想が一番のトレーニング方法
悪あがきすることをやめる
ネガティブな感情にとらわれたときに、一番してはいけないのはネガティウブな感情を打ち消そうと抗うことです
ネガティブな感情と戦うと、ネガティブな感情が増幅されます
面接やプレゼン前など、緊張を伴う場面で
「緊張してない。大丈夫」
と、自分に言い聞かせても緊張はなくなりません
緊張しているときは、
- 汗をかいている
- 体温が上がっている
- 指が震えている
など、自分の体の反応に注目し、自分が緊張している事実を受け入れるようにすると、緊張しながらも心を冷静に保つことができるようになります
人の心や体は、思考が不快な感情を悪と判断することで、ネガティブな感情を助長します
緊張している自分を受け入れて
- 普段よりアドレナリンが出ている
- やる気にみなぎっている
など、不快な感情を正とすることで、ネガティブな感情を逸らすことができるようになります
負の感情とは戦わず、悪あがきすることをやめましょう
そうすることで、いつもより良いパフォーマンスを発揮することができます

たとえ結果が悪くても、命を取られるようなことはない。失敗しても問題ないと思うことも大切だ
悪い感情は時間と労力を浪費する
厄介な思考ほど、頭の中でリピートし続けます
そのため、時間とエネルギーを大量に消費します
厄介な思考から解放されたためには、思考を
脅かすだけで危害を加えないもの
と、きちんと認識することが大切です
思考は、自分の中で勝手に生まれてくる事実ではないイメージです
自分の中から勝手に湧き上がってくるため、無視することが難しいだけで、事実ではありません
- 会議で失言すること
- 転職で失敗すること
- 株で損をすること
などは、これから起こるかもしれないし、起きないかもしれないただのイメージです
しかし、そのイメージは失敗=不安をはらんでいるため、多くの人は思考を無視することができません
失敗の思考にとらわれないためには
失敗しなければ、どのような行動をするのか?
を考えることが大切です
失敗する要素をすべて排除することで、いま何をするべきなのかが見えてきます
- 会議で積極的に発言する
- 転職活動をするための情報を収集する
- 少額からインデックス運用をはじめてみる
失敗するという前提条件を無視して、何をするのか?ということを考えれば、本当にしなければいけないことが見えてきます

思考はイメージに過ぎない-ただの虚構だ
まとめ
動じない心を作るためには、頭の中の思考から注意をそらす必要があります
注意をそらすには、いま目の前にあるタスクを観察し、集中することが大切です
目の前のことに集中することで、頭の中の思考はノイズとなり聞こえなくなります
しかし、一度ネガティブな思考にとらわれてしまうと時間とエネルギーを大量に浪費してしまいます
そうした場合は、
- ネガティブな感情と戦わずに受け入れる
- または、失敗するという前提条件を無視して何をするといいのか?
など、ネガティブな感情を受け入れつつ、別のことに注目することが大切です
そうすることでネガティブな感情から目を晒すことができ、ベストな価値判断をすることができるようになります
感情から目を背けることが難しい人は、
- 瞑想をする
など、思考や感情ではなく目の前タスクに集中できるようなトレーニングをすることをおすすめします