

失敗をしたときでも無駄に悩まず、すぐに気持ちを切り替えて立ち直る方法について解説をします。
こんな人におすすめ
- 失敗を引きずる人
- メンタルの落ちている人
- 気持ちの切り替えが遅い人
「なとなく気分が晴れない」
「気持ちが沈む」
「些細なことでクヨクヨ悩む」
ボクたちはふと瞬間にネガティブな感情に囚われて、1日中悩んでも仕方のないことに悩み続けてしまいます。
悩んだところで解決しないのに、人はなぜ悩み続けてしまうのか?
答えは、過去と未来に自分の感情が縛られているためです。
過去に起こったことの後悔や罪悪感、未来への不安や焦り。
そしてその両方に囚われて、嫉妬や怒り、絶望に苛まれて、メンタルを落としてしまっています。

ということは、過去と未来を頭から切り離せば立ち直ることができるってこと?

そうだ。その切り離す速さの違いが、気持ちの切り替えや立ち直りの速い人と遅い人の違いだ。
この記事では、クヨクヨ悩んでなかなか立ち直れない人に向けて、過去と未来を頭から切り離す方法を紹介し、無駄に悩まず今に集中する方法を解説します。
認知の対象を変える

1つ目のポイントは、「認知の対象を変える」です。
あなたがクヨクヨ悩んでしまっているのは、過去や未来、もしくはその両方に感情(認知)が縛られているため、今ある現実に集中できていないからです。
今の状況に意識が向いていないと仕事や勉強に集中できずに失敗を犯し、その失敗した過去に囚われて、さらに気分を落ち込ませることになります。
こうした負のスパイラルから脱出するためには、過去と未来に囚われている感情を今の現実に引き戻す必要があります。

でも、それって自分じゃコントロールできないよね。時間のかかる人もいれば、一瞬で解決できる人もいるし。。。

そうだな。基本的には時間に解決してもらう他はない。しかし、何もできないと言うわけでもない。
過去や未来に囚われてしまった感情を最終的に解決してくれるのは、時間です。
しかし、何もしないで時間が解決してくれるのをただ待つのは、時間の無駄使いです。
なぜなら時間をかけて解決したのは、考えすぎて飽きてしまい、興味の対象(認知)がその他のことに移ってしまっているだけだからです。
つまり、時間をかけても悩みは何も解決しておらず、ただ単に飽きてしまっただけです。
そうであるなら、ボクたちにできることは以下の2つだけです。
- 飽きるまで考える
- 他のことを始める
飽きるまで考え続けるのもいいですが、向き合う対象が辛すぎることもあるため、この記事では「他のことを始める=認知の対象を変える」ことをおすすめします。

何も手につかないんですけど。。。
という人は、以下に紹介する簡単なことから始めてみましょう。
部屋の片付けをする

2つ目のポイントは、「部屋の片付けをする」です。
試験勉強をする時に、まず部屋の片付けをする人がいます。
これは試験勉強という未来に対する憂鬱から認知を逸らす行動の一つです。
この場合は部屋の片付けに時間を使わずに勉強をすることをおすすめしますが、反対に気分の落ち込んでいるときなどはこの行動を取ることをおすすめします。

部屋の片付けぐらいなら誰でもできるし、やり始めると集中して掃除しちゃうよね。

そうだな。ゴミを捨てて部屋がキレイになると、間違いなく頭も気持ちもスッキリする・
気分が落ち込んできたなぁと思ったら、まずは部屋の中にあるいらないものを処分しよう。
いらないものと一緒に、頭の中にある嫌なものを処分するぐらいの気持ちで掃除をすると本当に嫌な思いや考えを処分できます。
人に会って話す

3つ目のポイントは、「人に会って話す」です。
ボクたちの悩みの9割は人間関係によるものです。
人間関係のもつれに悩んだり、誰かに嫉妬したり、怒ったり、自分ではない誰かの目を意識してボクたちは悩んでいます。
だったら、「他人と関わらないように、独りで生きていけば悩まずに済む」と思うかもしれませんが、孤独な人は孤独ではない人に比べて早く死亡するリスクが高く、認知症を患う確率も高くなるという研究結果があります。

孤独は、喫煙や飲酒、運動不足やストレスよりも体に悪い。

うげっ!わたし友達いないよ。
友達のいない人は、イベントに参加したり、コミュニティに参加するなどして、リアルで人に会う機会を作ることをおすすめします。
大切なことは、会社や学校以外にも社会的なつながりを持てていると感じられることです。
特に気分の落ち込みやすい人は、孤独による不調をきたす可能性があるため、意識して人の輪に入るように心がけてください。
そして、人に会うのが嫌になったら、改めて独りの時間を過ごすようにしましょう。
人間には一人で過ごす時間も大切で、人といる時間と独りの時間のバランスを取ることが重要です。
ボクたちは他人のために悩み、他人に助けられて悩みを解消しています。
そしてそれをループするだけでは疲れてしまうので、時には独りになってゆっくり自分を見つめ直し、癒す時間も必要です。
今の自分の心境に合わせて、人と会うのか、独りでいるのかを考えて気持ちを落ち着かせましょう。
運動をする

4目のポイントは、「運動をする」です。
運動をしないと体だけでなく、心も衰えていきます。
研究では運動する習慣のまったくない人は、週2時間以上運動をしている人に比べて、鬱になる傾向が44%も増加したという結果があります。
運動にはドーパミンやセロトニンといった幸せを感じる成分を分泌する効果があるため、気分の落ち込んでいる時に運動をするのは非常に効果的です。

運動をしながら、ネガティブになることは難しい。

なるほど。で、運動ってどれくらいすればいいの?。

毎日15〜20分くらいの早歩き程度のウォーキングをすればいい。
運動に慣れていない人が毎日1時間以上運動をすると、反対に集中力が下がり仕事に身が入らなくなります。
何事もやりすぎは厳禁です。
7時間以上眠る

5つ目のポイントは、「7時間以上眠る」です。
人生の悩みの大半は、寝れば解決します。
逆に、寝不足になると健康にも悪いし、仕事のパフォーマンスも上がらない。
気分の乗らない状態で起きているのも辛いため、些細なことでイライラしてしまいます。

1日7時間寝ないとダメだ。

7時間まとめて寝ないとダメ?昼寝も換算していいの?

換算してもいいが、昼に寝すぎると反対に体に悪い。昼寝は15〜30分程度に抑えておけ。
そして、しっかり寝て体力と気力を回復させるためには、睡眠の質をよくする必要もあります。
寝る2時間前にはテレビやスマホを切り、飲酒、食事は控えるようにしましょう。
リラックスして1日の終わりを過ごしてください。
新しいことを始める

6つ目のポイントは、「新しいことを始める」です。
気分が落ち込んでいる時というのは、いま目の前にあることに対しては集中力が散漫になっていますが、過去や未来に対しては集中力が高まっている状態です。
未来や過去に意識が向いており、些細なことにも用心深くなっているため、未来のために何か新しい計画を考えるのに適した状態とも言えます。
これまでできなかったことや行動に移した方が良いようなことを始めるにはうってつけのタイミングです。

未来の焦りや不安に目を向けるのではなく、未来の計画に目を向けてみよう。
計画を立て実行に移していくことで、自然といま何をしないといけなのかということに集中できるようになります。
また、認知の対象の切り替わります。
時間ができたらやろうと思っていたことを、いま優先して計画を立て行動に移すようにしよう。
失敗ではなく、エラーだと捉える

6つ目のポイントは、「失敗ではなく、エラーだと捉える」です。
学校や会社などで失敗をして落ち込んでいる人がいますが、人生はトライ&エラーの繰り返しです。
エラーとは、思うような結果のえらない状態のことです。
一方の失敗とは、挑戦したことに対して、何も学べなかった状態のことです。
そのため、人生に失敗というものはほとんどありません。
人が何かに挑戦して思うような結果を得られなかったとしても、そこから何も学べないというようなことがないからです。
学べるものがある以上、落ち込む必要はなく、またトライ&エラーを繰り返すのみです。

失敗から教訓を学べ。そうすれば、人生から失敗はなくなる。
初めから上手にできる人はいません。
むしろ、たくさんエラーを繰り返す人ほど早く目的や目標に到達できます。
自分を一歩引いた客観的な視点が見つめて、問題解決のためのトライ&エラーを繰り返していきましょう。
まとめ
- 過去と未来に縛られて悩んでいる
- 認知の対象を他に向ける
- 掃除をすると気持ちもスッキリする
- リアルで人に会って話す
- 毎日15分〜20分早歩きする
- 眠れば大半のことは解決する
- 新しいことは落ち込んだ時に始める
- 失敗しない人間はいない