
落ち込んでいるときに、
ポジティブになろう!
と思っても、なかなか気持ちは上向きになりません。
ポジティブになろうと思えば思うほど、いま心の中に占めているネガティブな感情に意識が向いてしまうからです。

楽しいことを考えようと思っていても、しんどいことに目が向いちゃうよね。

しんどいときにポジティブになろうとするのは無駄だ。感情の切り替えは自然とおこわなれるものだからだ。
ネガティブな感情に支配されていても、いつの間にか気にならなくなります。
- 寝たら気分がよくなる
- 誰かと話すと気が紛れる
- 好きなゲームやアニメを見る
など、人それぞれ回復法は異なりますが、無理にポジティブになろうとするより、自然とポジティブになれる行動を生活に取り組む方が、気分の落ち込みからの復活は早くなります。
この記事では、いまの不幸が際立つポジティブ思考から脱却するための自然とポジティブになる行動について解説をします。
感情をコントロールするには?
ネガティブな感情に苛まれずに、ポジティブな感情に目を向けるためには、ネガティブな感情が生まれる状況や心の反応を知っておく必要があります。
そうしたことを知っておくことで、事前にネガティブな感情が発生する原因を回避することが出来るからです。
ここでは、代表的な例を状況を5つ紹介します。
環境や状況に注意を向ける
自分の置かれている環境や状況によって、感情は揺れ動きます。
ネガティブなことに直面し、いま体験しているからです。
環境や状況とは、
人混み
満員電車
飲み会
など、苦手だと感じる環境に身を置いている状況です。
苦手だと感じる環境では、一刻も早くこの場から逃げ出したいやなぜ、この場にいるんだろう?などネガティブな感情に目を向けがちになります。
ネガティブな感情を避けるためには、苦手な環境に身を置かないように事前に避ける工夫をしましょう。
状況や条件を変える
環境以外にも苦手と感じる状況は不意にもたらされることがあります。
自分の置かれている環境が、自分や他人の言動により状況が変わるからです。
状況が不意に変わるとは、
重大な失敗やミス
失言
恥ずかしい失敗
など、ふとしたことをきっかけに状況が一変することがあります。
こうした状況でネガティブな感情に苛まれないようにするには、状況をとっさに変える必要があります。
重大な失敗やミスは、素直に失敗を申告して状況を回復させたり、
くだらない失言をしてしまったときは、素直に反省し、
恥ずかしい失敗であれば、失敗を笑いに変えたり、
など、状況を組み替える必要があります。
そうすることでマイナスをプラスに変えることができたことに目を向け、ネガティブな感情を逸らすことができます。
大切なことはミスにミスを重ねないことです。
ミスにミスを重ねると状況と感情が、負のループに入ってします。
そうならないように、冷静に対応しましょう。
注意を逸らす
後々後悔することが分かっていても、やめられないことがあります。
お菓子の食べ過ぎやショッピングなどです。
こうした状況を回避するためには、ネガティブなことが起きるきっかけから注意を逸らす必要があります。
お腹が空いたときは、
運動をする
ゲームをする
ナッツ類を食べる
など、他のことに一瞬でも注意を向けることができれば、無駄な完食やお金や時間の浪費をなくすことができます。
そうすることで、後々の後悔も回避できます。
認知の解釈を変える
今後、必ず起きるネガティブな感情に対しては、ネガティブな感情そのもの認知を改める必要があります。
注意を逸らしたり、環境を変えることに意味がないからです。
プレゼントや面接など失敗できない場面では、多くの人が緊張をします。
緊張という逃れることのできない感情を前にしたときは、
緊張して体が強張っているのではなく、
血流の流れが早くなり、体中にやる気が行き渡っている
と、感情の解釈を変えることです。
そうすることで、緊張をエネルギーに変えてパフォーマンスを上げることができます。
反応を切り替える
怒りなどの攻撃的反応もネガティブな感情の一つです。
他人への攻撃性は、後の後悔や状況を悪くすることがあるからです。
怒りの感情などをコントロールするには、
深呼吸する
何に対して怒りを感じているのかを考える
楽しかったときのことを思い出す
など、怒りをぶつけるという反応を別のものに切り替えることが大切です。
感情をそのまま吐き出さず、別の行動に置き換えることで今後の状況は大きく変わります。
自然とポジティブになれる方法
ネガティブ対策をしていても、ネガティブな感情は突然やってきます。
そうしたときは、無理にポジティブになろうと考えずに、自然とポジティブに感情が上向く行動をするよう切り替えましょう。
ここでは、自然とポジティブになれる方法をご紹介します。
気分に合わせた音楽を聴く
気分を上げたいときや怒りなどの興奮を抑えたいときは、ハード系やアップテンポの曲を聴くとポジティブになることができます。
マイナスのネガティブ感情が、やる気の増加につながるからです。
ストレスを感じてイライラしているときは、ヘビメタなどのハード系の音楽を聴くとストレスが低減するという研究結果もあります。
ネガティブ感情を下げて、ポジティブな感情を増やしたいときは、曲調をアップテンポにしてやる気につなげてみましょう。
反対に、落ち着きたいときなどは静かな曲を聴くと心が落ち着きます。
複数の目標を持つ
一つの目標だけを追い求めると、燃え尽き症候群になります。
一つのことに集中しすぎると、ゴールに向かう過程などを楽しめず、早く終わらせたいなどストレスが溜まるからです。
そうしたストレスから目を逸らすために、目標を達成した後は燃え尽き症候群になり、再度目標を設定して進むのに時間がかかってしまいます。
そうならないためには、複数の目標を作っておくことをおすすめします。
一つのことに集中して取り組むのではなく、複数の目標を持って進めることでストレスを分散させることが出来るからです。
ここで大切なことは、一つのカテゴリーの中で複数の目標を持つのではなく、関係のない複数の事柄の中で、複数の目標を持つことです。
仕事で複数の目標を持つとマルチタスクになります。
そのため目標は、仕事やプライベート、趣味など全く異なるジャンルの事柄で目標を設定するようにしましょう。
そうすることで、一つの目標が達成できても継続して別の事柄が進行しているので、燃え尽きることがありません。
別のことで燃え尽きていても、他のことに集中している間に再び目標を定めて進むことができます。
こうすることで、燃え尽き症候群を回避することができます。
感情を混ぜる
相反する感情などを混ぜると自然とポジティブな感情だけが高まります。
人が立ち直るときは、ポジティブなことだけに目を向けていても立ち直れないからです。
ネガティブな感情に苛まれているときは、気分の上下が激しくなります。
これはネガティブな感情とポジティブな感情を交互に感じているためです。
ネガティブな感情とポジティブな感情を同時に感じると、相反する二つの感情がぶつかり合
い、「なんとかなるか」とポジティブな感情に軍配が上がります。
無理にポジティブばかりに目を向けずに、ネガティブにも目を向けることで自然と開き直ることできます。
まとめ
- ポジティブになろうとするとネガティブになる
- 自然とポジティブになる行動を取ることが大切
- 環境や状況によってネガティブな感情は生まれる
- 気分に合わせた音楽を聴くとポジティブになれる
- 目標を複数持つと燃え尽き症候群にならない
- ネガティブな感情はポジティブな感情と同時に感じるとポジティブになる