

不安とストレスは、別に悪いものではない。悪いのは、不安とストレスに対するあなたの捉え方が間違っているからです。
不安からくるストレスの捉え方を間違えるのは、多くの人が変化のための行動を選択しないからです。
たとえば、将来に対する漠然とした不安を抱えたとき、未来の変化に対して「変化についていけない」や「何もできない」と自分の無力さを認識することがあります。
こうなると、不安からくるストレスに恐怖を感じて、変化に対する挑戦をしなくなり、時代や周囲の変化に流されて振り回されるだけになります。

何かしないといけないと思うんだけど、実際は何も手につかないんだよね。

新しいことに挑戦しても、結果はすぐに出ないからな。チャレンジを増やして、少しでも前に進んでいるという感覚を養うしかない。
その感覚を養うのに必要なのも「不安とストレス」です。
人は不安とストレスを感じるから、新しいことに挑戦できるからです。
この記事では、不安とストレスをモチベーションに変えて、漠然とした不安を打ち払う方法について解説します。
不安とストレスには2種類ある
不安には、無力感に対するストレスと挑戦と行動に伴うストレスの2種類があります。
人は変化に対して挑戦しなくても不安を感じるし、挑戦して新しいこと始めても結果が出るまで悩み不安になります。
つまり、頑張っても頑張らなくても人は不安とストレスに苛まれる生き物だということです。

どっちにしても不安とストレスを抱えるなら、何もしたくないんだけど。

それは間違いだ。頑張っても頑張らなくても不安とストレスを抱えるなら、挑戦して変化した方がいいに決まっている。
人は行動することしか、自分の置かれている状況や環境を変えることはできません。
待っているだけでは、給与は上がらないし、職場の人間関係もよくなりません。
また、行動に移すことで気持ちが前向きになり、不安定な精神状態を安定させることができるようになります。
自分の無力感に苛まれて何もしないより、挑戦して行動からくるストレスを乗り越えていく方が人生を良い方向に変化させることができます。
不安を感じない方が危ない
不安やストレスは悪いことばかりではありません。
不安を感じると人は慎重になり、注意力と集中力が上がるからです。
仕事でミスのできない状況では、ミスをしないように慎重になり、作った書類の確認を綿密に行ったり、周囲に間違いのないことを確認したりするのはそのためです。
反対に、不安やストレスを感じないと人は洞察力や直感力が下がるため、注意散漫になり仕事のパフォーマンスも下がります。
仕事なんてなんとでもなると思い、目の前の仕事をおざなりにすると後々ミスが立て続けに発生して、大変なことになるのはそのためです。

ある程度の不安やストレスを抱えた方が、パフォーマンスは上がる。
不安の抱え込みには注意が必要ですが、メリハリのある生活を送るには適度な不安とストレスは必要です。
不安とストレスの先に幸福がある
誰もが不安とストレスを避けようとしますが、不安やストレスの先に本当の幸せや満足があります。
なぜなら、人は挑戦することでも不安やストレスを感じてしまうからです。
たとえば、好きな人と付き合ったり、結婚したりして幸せを感じた目には、告白する不安とストレスに立ち向かわなければいけません。
お金をたくさん稼ぐためには、転職で厳しい面接を乗り越えたり、副業して成果の上がるまで努力をし続ける必要があります。
ストレスをなくすと、精神的に苦しくなくなりますが、好きな人と付き合って結婚する喜びを感じることもなく、お金をたくさん稼いで人生豊かさも感じることができません。

何もしなければ、何も感じないけど何にもならないということだね。

そうだ。挑戦しないで不安やストレスを避け続けるのは、人生の浪費でしかない。
また、人は大変な思いをして手に入れたものほど、価値のあるものだと感じる生き物です。
大変な思いをして手に入れたものは、その人にとって「希少価値が高い」からです。
何度も断られ続けてようやくOKがもらえた女性を男性は、「いい女」だと思い大事にします。
反対に、苦労せずに何となく付き合うようになった彼女を、男性は雑に扱い浮気をします。
不安やストレスは忌避するばかりではなく、少し負荷を掛けたぐらいの方が幸せな人生を送ることができます。
不安をエネルギーに変える方法
不安とストレスからくるドキドキは、プレッシャーを感じている証拠ですが、パフォーマンスを上げる源でもあります。
なぜなら、血流が速くなることによるドキドキは、血液を全身に回してくれるため頭の回転が速くなり、パワーの源であるアドレナリンも出します。
多くのスポーツ選手がハイプレッシャーの中で高いパフォーマンスを発揮できるのは、不安とストレスをパワーに変えているからです。

不安に思う気持ちやストレスがなければ、高いパフォーマンスは発揮できない。
このようにあなたの捉え方次第で不安やストレスは、エネルギーにもなれば足枷にもなります。
不安やストレスは、生きている限り消えることはありません。
結果を出している人も何もしていない人もみんな不安を抱えています。
不安をポジティブに捉えて、ストレスを前に進む力に変えることができれば、その先に幸せを手に入れることができます。
不安とストレスでアドレナリンを出して、プレッシャーを乗り越えていこう。
まとめ
- 不安とストレスは、悪くない
- 不安は無力感によるストレスと朝鮮に対するストレスがある
- 不安を感じない方がヤバい
- 挑戦の先に幸福がある
- 適度な不安とストレスは、良いパフォーマンスを生む