頭の中で繰り返すしんどい悩みは、紙や人に移すことで気持ちを楽にできる。
人は紙に悩みを書き写したり、人に話したりすることで、悩みを分解して整理することができます。
悩みを分解して整理すると、たとえその問題が解決していなかったとしても、問題点が明らかになり、これ以上悩みも大きくならないとわかるため、いずれ悩みを忘れるか問題解決のための行動をとるようになります。
悩みは、整理しないといけないということ?
整理することも大切だが、ポイントは「頭の中だけで考えない」ということだ。
頭の中で悩みについて考えても、いつまで経っても悩みは解決しません。
なぜなら、頭の中で悩みについて考え続けると、関係のない悩みとくっついて悩みが大きくなり、頭の中がパニックになるからです。
いつまで経っても解決しない悩みに振り回れないようにするために、この記事では頭のいい人がしている上手い悩み解決の方法について解説をします。
悩みの正体とは?
悩みの正体は、「反芻思考」です。
頭の中で同じことをクヨクヨ考え続けた結果、悩みが他のどうでもいいような悩みとくっついて大きくなり、いつしか抱え切れないほどの大きな悩みとなり人は鬱になります。
そのため悩みを解決するには、頭の中にある悩み=反芻思考を止める必要があります。
考えちゃいけいないと思うんだけど、考えちゃうんだよね。他のことも手につかなくなるし。
悩みを抱えて、他のことに手につかなくなるのは要注意だ。
悩みのデメリット3つ
ミスが増える
同じことを悩み続けていると、脳が悩疲れます。
脳が疲れると、注意力が散漫になり、目の前の仕事や作業が疎かになりミスにつながります。
考えなくてもいいことに脳のリソースを使っても、何のメリットもありません。
時間を奪われる
人は目の前に悩みがあると、そこから注意をそらすことができなくなるため、同じことをずっと考え続けてしまいます。
考え続けると新たな悩みが増えるため、考えれば考えるほど考える時間が増えます。
人は、2〜3時間くらい平気で同じことを考え続けることができます。
悩みに時間を奪われないためには、悩みから注意を逸らす必要があります。
悩みが解決しない
1日中悩み続けているのに、ボクたちの悩みは解決しません。
そもそもボクたちが悩んでいることは、解決できない過去のことやまだ訪れていない未来のことが悩みの多くを占めているからです。
「あの時こうしておけばよかったなぁ」や「これからどうしようかなぁ」など、悩んでも仕方のないことをクヨクヨ考え続けています。
本当に悩まなければいけないことや今考えないといけないことは、実は他にあります。
悩みを解決する方法
悩みとは、本当に考えないといけないことに、過去の問題やこれからの問題をくっつけて大きくしているに過ぎません。
そのため、いま考えないといけないことに集中したり、過去の問題やこれからの問題から目を逸らすために、悩みを紙に書き出します。
悩みを紙に書き出すことで、頭の中にある紙に移すことができ、移したと同時に頭の中が空っぽになります。
そして空っぽになった頭で、ボクたちは目の前の悩みに向き合い、これを分解して整理し始めることができます。
頭の中にあるごちゃごちゃしたものを、一旦吐き出すように書き写せばいいの?
そうだ。頭の中にある言葉を紙に書くだけで、意外と頭がスッキリする。
どうでもいい悩みであれば、その紙を丸めてゴミ箱に捨てれば、本当に悩みを捨てることもできます。
悩んだ結果に得るもの
人は悩むことが多いですが、悩んだ結果に手に入れるものは大したことありません。
悩んだ結果で得るものは、
- 解決する
- 逃げる
- 保存する
- 忘れる
- 共有する
ぐらいのものです。
もちろん悩みを解決することが一番ですが、悩みの多くは人と共有して忘れます。
どうせ忘れることなので、鬱になる前にゴミ箱に悩みを捨てて忘れてしまいましょう。
まとめ
- 悩みは紙に書くことで、気持ちが楽になる
- 悩みの正体は、反芻思考
- 悩みは同じことを考え続けると大きくなる
- 考えないといけないことに、過去の問題やこれからの問題がくっついて悩みが大きくなる
- 悩んだ結果、多くの人が悩みを忘れる
- 悩むのは時間の無駄。捨てろ。