叱ると損をする理由!叱り上手より教え上手を目指そう

叱って損をしたことはありませんか?

  • 場の空気を悪くした
  • 注意した相手に嫌われた

など、叱っても損をすることばかりです

怒ると叱るは別物といいますが、同じです

叱る側の思考や感情に共感できないため、相手は拒絶反応を示します

アシのMちゃんアシのMちゃん

どっちかなんてわからないよね

ノリトモノリトモ

叱られる側のことはどうでもいい

大切なことは、2つです

  • 相手に理解させること
  • こちら(叱る側)が損をしないこと

そのためには怒ったり叱ったりしてはいけません

この記事では、叱っても損をしない方法について解説をします

叱ると嫌われ、教えると感謝される

相手に嫌われずに直した方が良いところを伝えるには、思考や感情を交えずに事実だけを教えることです

叱ると嫌われ、教えると感謝されるからです

相手が仕事でミスをしたときも

「なぜ、ミスをしたのか?」
「どうしてミスをするのか?」

と、感情的に問いただすのではなく

「ここ間違っているよ」

と、ミスをした事実のみを教えてあげましょう

ミスをしたことは事実なので、相手は拒絶しようがありません

むしろ教えてくれたことに感謝します

反対に

「なぜ?」
「どうして?」

と、ミスをしたことを問いただすと

「原因がわかっているなら、ミスなどするか」
「多少のミスはするだろう」

と、叱ってくる相手を拒絶します

大切なことは、事実だけを教えることです

事実以外の部分については、自分で気がついて直すしかありません

親心と称して叱るのは、叱る側のエゴ=感情です

相手の行動をコントロールできないように、自分の感情をコントロールできていないに過ぎません

それをぶつけて嫌われるのは当然です

相手を伝えたいことがあるときは、事実のみを教えてあげましょう

恥と罪悪の感情を刺激する

とは言っても

相手に気づかせて行動を変えさせたい

と思うのが、人です

相手の行動をコントロールするには、「恥」と「罪悪」の感情を上手に刺激しましょう

多くの人は、恥と罪悪の感情を刺激すると

  • 恥ずかしいから、ミスを繰り返したくない
  • 迷惑がかかるから、ミスをしたくない

と思い、行動を変えるようになります

仕事でミスをしたときも

「ここでミスする人は珍しい」
「ここを間違うと、後で◯◯さんが困るかも」

と、事実を元に相手の恥と罪悪感を刺激しましょう

事実を元にすることで

「恥ずかしい」
「迷惑をかけるところだった」

と、こちらへ向かう嫌悪感を本人に向けることができ、行動を変えることができます

行動をコントロールする

損をするとわかっていても、どうしても怒らずにはいられない人がいます

思考や感情と行動を切り離せないと、人は衝動的に行動しがちになります

騒動的に行動をした結果、事態は悪い方向に傾いていきます

衝動的な行動を抑制するには、思考や感情と行動を切り離す必要があります

思考や感情と行動を切り離すことで

  • 怒りに任せて行動する
  • 悲しみに暮れてやる気をなくす

という、衝動的な行動をしないようになります

怒りを感じたときでも

「自分は目の前のことに怒りを感じている」

と、自然と湧いてくる思考や感情をただ眺めることが大切です

思考や感情を客観視することで

「間違っていることだけを指摘しよう」

と、理性的な行動や自分が損をしない行動を取ることができるようになります

善悪の判断をつけたいときの思考や喜怒哀楽などの感情を感じたときは、その考えや感情を遠くにおいて、事実に基づいた行動飲みを行うようにしましょう

そうすることで、人間関係のトラブルや他人から嫌われるようなことがなくなります

相手のことを思って叱ったりして損をしないように、まずは自分が損をしないように振る舞いましょう

まとめ

叱ると損をするのは、相手がこちらの思いに共感しないからです

共感できないことを相手は、直そうとしません

叱って損をしないためには、事実のみを教えてあげることです

教えてあげることで、相手に感謝されるようになります

また、どうしても相手の態度や行動を変えたいときは、相手の恥や罪悪感といった感情を刺激しましょう

相手にとって損になることを指摘してあげることで、相手は自分の行動を顧みることになります

どうしても怒りの感情を抑制できない人は、行動を切り離して考えるようにしましょう

人がコントロールできるのは行動のみです

思考や感情はコントロールできないため、客観視するか遠くに置くしかありません

思考や感情を遠くに置くことで、行動を切り離して自分に損のない行動を取ることができるようになります

まず大切なことは、相手に気づかせることではなく、叱る側のあなたが損をしないことです

そのための立ち居振る舞いに注意しましょう