AGA体験記

みなさん、薄毛に悩んでいますか?

わたしは中学2年生のときから、約30年に渡って「将来ハゲること」について悩み続けていました。

YoshinoriYoshinori

こんにちは、Yoshinoriです。

みなさんご存知でしょうが、薄毛の主な原因は「遺伝」です。

両親のいずれかの家系に薄毛の遺伝的傾向があれば、男女問わず薄毛に悩まされる可能性があります。

かく云うわたしも父の家系に薄毛の遺伝的傾向があります。

父の薄毛は前髪と頭頂部から進行するUO型と呼ばれる複合型の薄毛です。

UO型の薄毛

そんなわたしがAGA治療を始めたのは、2013年の11月のこと。

35歳になったことをきっかけに、AGA治療を開始しました。

あれから8年。なんとか薄毛の進行を食い止めています。

この記事は、ハゲることに30年間恐怖し続けた若ハゲ男の8年に及ぶAGA治療についての体験記です。

  • AGA治療って効果があるの?
  • 薬の副作用は?

など、同じ悩みを抱えている人の助けになれば幸いです。

プロペシアで6年間AGAの進行を阻止!?(2013年から2018年)

2022年には治療できる専門機関も多くなったAGAですが、8年前の2013年にはAGAを専門的に治療できる医療機関はそれほど多くありませんでした。

テレビCMでお笑いコンビの爆笑問題が「お医者さんに相談だ♪」って言っていた時代です。

CMの最後に「薄毛の仕組みはAGAで」と言うぐらい、薄毛治療もAGAも一般的ではありませんでした。

情報も不鮮明で、怪しいクリニックが多かったように思います。

  • AGA治療って何?
  • いくらぐらいかかるのか?

よくわからないままクリニックを探していました。

そんな中、金銭的に始めやすかったのが、プロペシアによる投薬治療でした。

AGA治療には、攻めと守りがある!?

後に知ることになるのですが、AGA治療には攻めと守りの治療があります。

攻めとは発毛治療のことで、守りは育毛治療です。

AGA治療によく用いられる薬

  • プロペシア
  • ミノキシジルタブレット(ミノタブ)

薄毛に悩んでいる方は、一度は聞いたことのある薬ではないでしょうか?

プロペシアは、フィナステリドと呼ばれる抜け毛を抑える有効成分を主成分として作られた日本初のAGA治療薬です。

ミノキシジルタブレッドは、ミノキシジルを含んだ血管拡張作用のある血流をよくする降圧剤(高血圧に対する薬)です。

つまり、発毛したいときに服薬するのが「ミノキシジルタブレット」で、育毛したいときに服薬するのが「プロペシア」です。

当時は薬の特性をよく知らず、「治療費が安い(1ヶ月8,000円)」という理由でプロペシアを服薬していました。

クリニックの初診と通院

個人的な経験談ですが、プロペシアを処方するクリニックには事前に予約は必要ありません。

一方、ミノキシジルタブレットを処方する育毛治療もできるクリニックは、Webサイトで事前に予約が必要な場合が多いように思います。

最初に通院したクリニックは予約の必要もなく、受付に行くと普通の病院みたいに受付で待たされます。

当時はAGAの治療をする人が少なかったせいか、順番待ちをしている人はいませんでした。

初診も簡単なもので、受付後にアンケート用紙を記入し、それを元に医師と面談をするだけでした。

特に何か検査(血液検査など)をすることもなく、問診というものもほとんどありません。

概ね、処方する薬の説明AGAの仕組みとその副作用についての説明のみです。

副作用についても、「学会の論文で精力減退や肝機能に影響が出ることもあるが、その割合は非常に低く、問題ない」という説明を受けるだけです。

影響が多少出たところで、こっちは薄毛治療ができればいいので、「まぁ、いいっすよ」ぐらいの反応しかできません。

初診後は、院内で薬の処方をしてもらい、料金を支払って終了です。

初診料は無料のところが多く(検査をしないので)、薬代を支払うのみです。

精力減退と肝機能に異常が出る!?

AGA治療で最も気になるのが、副作用です。

先にも記したように、「副作用が出る確率は限りなく低い」と医師からは説明を受けましたが、わたしの場合、投薬を開始してからすぐに以下のような精力減退を感じるようになりました。

  • 毎朝の勃起不全(朝勃ちしなくなる)
  • 性行為中の中折れ

薄毛の原因は、男性ホルモン(テストステロン)の過剰分泌です。

そのため、薄毛に悩まされる人は精力の強い方が多いと思います。

かく云うわたしも精力が強い方だと認識していましたが、プロペシアを服薬し始めて生まれて初めて精力の減退を感じました。

精力を減退させたくない人は、AGA治療を控えた方がいいかもしれません。

γ-GTPが100を超える!?

γ-GTPとは、胆道から分泌された肝臓の解毒作用に関わる指標です。

本来のγ-GTPは、飲酒など肝臓や胆道に負荷をかける行為をすることで、その値が上昇します。

つまり、飲酒する習慣のない人のγ-GTPは上昇しない傾向にあるということです。

※食べ過ぎによる栄養過多もγ-GTPの値が上昇します。

しかし、肝臓は解毒をするための臓器です。

プロペシアなどの薬を服薬すると肝臓に負荷をかけることになり、人によっては副作用としてγ-GTPの値が上昇します。

わたしはお酒が飲めないため、飲酒する習慣はありません。

しかしプロペシアを服薬するようになり、毎年の健康診断でγ-GTPの値が基準値の50を超えるようになり、服薬して3年目にはついに100を超えました。

その後は、1時間以上の運動を週2回以上続けることにより、γ-GTPの値を50-100の間に抑えられるようになりました。

運動がγ-GTPの値を抑えることに効果があるかどうかは不明ですが、とりあえず運動をするとγ-GTPの値が下がる傾向にあるため運動を続けています。

問診も検査もなかったクリニック

勃起不全は使うところがないので、それほど気にしませんでした。

γ-GTPについては医師に相談をしたかったのですが、わたしの通院していたクリニックでは、初診後の問診がありませんでした。

「3ヶ月に一度ぐらいは問診しないとダメなんじゃないのかな?」と思っていましたが、受付に行くと薬を処方されておしまいです。

法律的なことは分かりませんが、気になる方はきちんと医療機関に通った方がいいと思います。

プロペシアだけではAGAは止まらない!?

プロペシアを服薬してから6年。

γ-GTPの値を抑えるために2日に1回服薬するなど、回数を制限したせいかもしれませんが、薄毛は少しずつ進行しました。

40歳になる頃には、美容師に薄毛を指摘されるほどです。

↓脂漏性皮膚炎で頭皮が赤く痒い。
薄毛進行中

2年前の写真を見ても、「ああ〜ハゲが進行しているなぁ」と今でも思います。

当時は、写真を撮るときにわざとアゴを上げて変顔をし、頭頂部が写らないように密かな努力をしていました。

そして、2019年ついにクリニックを変える決意をします。

クリニックを変える決心をしたのは、「薄毛の進行を医師に相談できなかったから」です。

先にも記したようにわたしの通院していたクリニックは、AGA治療薬を処方するだけのクリニックで、血液検査もしなければ診療もしません。

薬を受け取りに行くためだけのクリニックなので、クリニックを変えるしか改善の方法がありませんでした。

そのため、γ-GTPの上昇や薄毛の進行による治療方針を相談できるクリニックに通うことを決意しました。

本格的なAGA治療を始める!(2019年〜現在)

40歳になったことを機に、AGA治療で有名なDクリニック(脇坂クリニック)に通うことを決意しました。

治療費が高い」というネットの書き込みもあり不安もありましたが、「お金で解決できるならいいや」という理由で通院をすることにしました。

ちなみにクリニックに行く前には、Webサイトで予約することをおすすめします。

行けば分かりますが、患者さんがたくさんいます。

有名なクリニックだからなのか、AGAの治療を医療機関でするのが一般的になったのかは不明ですが、クリニックに行くことが心細くて怖いという人は、受付だけでも覗き見してください。仲間がいっぱいいます。

コロナで人数制限がされている今でも受付には、たくさん人がいます。

受付や看護師の方は女性の方ばかりですが、恥ずかしさは微塵も感じません。

初回診療の流れと諸費用

初回診療の流れや費用は、Dクリニックのサイトに記載されている内容と同じです。

受付後、まず医師ではなくキャビンアテンダントみたいなお姉さんにアンケートと一緒に来院した理由を質問されます。

そして質疑応答後は、お姉さんに頭部をカメラで撮影されます。

その後、看護師の方に採血をしてもらい、ようやく医師の診断が始まります。

医師の診断は、初回もそれ以降の診療も概ね以下のような流れです。

  • 撮影した頭部の写真を見る
  • 小型カメラで頭皮を写し、頭皮と髪の毛の状態をチェック
  • 初回は薬の説明を受け、2回目以降は服薬回数など治療方針について相談する

初診の結果は以下の通りでした。

  • 脂漏性皮膚炎による頭皮の炎症
  • 頭頂部と生え際のあたりに細い毛が目立つ

診察後の治療方針は、毎日の服薬とフケやかゆみ、菌の繁殖を抑えるミコナゾールシャンプーの使用を勧められました。

診療時間は、待ち時間も合わせると大体40-50分程度です。

治療費は、合計35,000円ほどでした。

初診料+血液検査料、治療薬に加えて、ミコナゾールシャンプー(3,300円)を処方してもらいました。

治療費が高いか安いかは人それぞれですが、ダメ元でとりあえず続けてみようと薬を服薬し始めました。

薄毛は治る!体毛も濃くなる?

服薬後、変化はすぐに訪れました。

髪ではなく、体毛が全体的に濃くなります。

薬の作用には個人差があります。
わたしの場合の変化は以下の通りでした。

  • おでこにうぶ毛が生える
  • まつ毛が濃くなる
  • 腕や指毛が濃くなる

体毛が濃くなることは嫌だったのですが、これなら「髪の毛も増えるかも?」と一抹の期待を抱くようになりました。

服薬開始30日目 髪にコシが戻ってくる!?

初めに気がついた変化は、髪にコシが戻ってきたことです。

髪が薄くなり始めると、軟毛化現象により髪にコシがなくなり弱々しくなります。

その弱々しさは毎日のシャンプーで、肌で実感できるほどです。
絹のような滑らかになりますが、それが頼りなさと薄毛を実感させます。

AGA治療薬を服薬すると、弱々しくなっていた髪のコシが戻り、一本一本の髪の毛が太くなってくることを実感できるようになります。

シャンプーをした後に水で流すときに、水を含んだ髪の毛に重さを感じるようになりました。

服薬前より、しっかり髪の毛が生えていることがわかるようになります。

服薬開始60日目 美容師に「髪が増えた?」と聞かれる

服薬して2ヶ月も経つと、見た目にも髪の毛が増えたように感じます。

角度や光の当て方によって地肌が透けて見えるので、増えているかどうかは微妙なところですが・・・。

実際に髪の毛が増えていることを実感できたのは、美容院に髪の毛をカットしに行ったときのことです。

いつも髪の毛が少なくなってきたことを揶揄してくる美容師に、「髪が増えたね。何かした?」と聞かれました。

薬を飲んでいることを告白するのは恥ずかしかったので、「転職してストレスがなくなった」とだけ答えておきました。

「ストレスがなくなっただけでこれだけ増えるか?」と、本人は納得していないようでしたが、どうやら他人から見ても髪は増えているようでした。

↓AGA治療歴8年の実績。髪にコシが出て、頭皮も白く健康的になった。
AGA治療後

Dクリックより安価で通いやすいAGAスキンクリニック

AGAスキンクリニックは、ビデオ診療もできるAGAクリニックです。

Dクリニックは薬を宅配してくれますが、ビデオ診療には対応していません。

  • コロナ禍でクリニックに通いたくない
  • 遠方でクリニックに通えない

などの悩みのある方は、AGAスキンクリニックに通うことをおすすめします。

治療費もDクリニックより安価で通いやすいと思います。

↓詳細な治療費や診療の流れは、公式サイトをご参考ください。

AGA治療も完璧じゃない!?

AGA治療の専門医でAGAの治療をすると、多くの人は髪の毛が増えると思います。

医師曰く、治療は早ければ早い(年齢が低い)ほど効果が出やすいらしいです。

しかし、AGA治療も万全ではなく、完全に禿げ上がった状態からフサフサの状態にするのは難しいということでした。

つまり、つるっぱげやM字にハゲた状態から髪の毛を生やすことは難しいようです。

わたしの場合も頭頂部を中心とする真ん中の髪の毛は増えましたが、生え際などの髪の毛は戻ってきていません

ただし、2年前に比べると明らかに髪の毛は増えており、このまま薬を飲み続ければ「禿げないんだろうな」という実感はあります。

しかし服薬を止めると、残念ながらハゲは進行します。

その証拠に、初めは毎日服薬していた薬を週に4回などの回数を減らすと、ハゲが少し進行しました。

服薬回数による影響には個人差があるらしく、Dクリニックでは十分に増えたと本人が判断したのちに徐々に服薬する回数を減らして様子を見ます。

髪の毛が減らない量の薬を飲み続けることで、AGAの進行を阻止するという治療です。

個人差はありますが、わたしの場合は週に5回服薬するとAGAは進行しないようです。

回数を減らせば減らすほど、医療費の負担を減らすことができます。

AGA治療は副作用もありますが、悩んでストレスを抱えるぐらいなら思い切って薬の力を頼ることもアリだと思います。

わたしは「これだけやってダメならもういいや」と割り切れるようになり、薄毛に対する悩みは無くなりました。

まとめ

AGA治療の8年間の軌跡を簡単にまとめました。

薄毛の治療は、早ければ早いほどその効果を発揮します。

悩んで落ち込むぐらいなら、早期に医療機関へ相談することをおすすめします。

ただし、AGA治療は副作用の出ることもあります。
お金も結構かかります。

治療をするかどうかは、ご本人でしっかり考えて決めてください。