【本の要約】「DIE WITH ZERO」お金を経験にぶち込み、ゼロで死ね!
YoshinoriYoshinori

多くの経済学者も絶賛する「DIE WITH ZERO 〜人生が豊かになりすぎる究極のルール〜」を独自の解釈でさらっと解説します。

こんな人におすすめ

  1. お金の使い道がわからない人
  2. 人生に後悔をしたくない人
  3. 若くて元気のある人

本書の内容はこんな感じです。

  • 今しかできないことにお金を使う
  • お金の価値は年齢とともに低下する
  • 死ぬときに人生で一番お金持ちになる
  • 人生の最後に後悔をする

本書は、「アリとキリギリス」の寓話から始まります。

夏の間にせっせと働き貯蓄を続けたアリとまったく働かなかったキリギリスの行く末を綴った物語です。

アシのMちゃんアシのMちゃん

アリのように一生懸命働いて、老後の資金を貯めようって話?

YoshinoriYoshinori

違うな。

夏の間もせっせと働き続けたアリは、「いつになったら生きる喜びを感じることができるのか?」という話です。

YoshinoriYoshinori

ただ生きるのではなく、十分に豊かに生きる。ボクたちは喜びを先送りしすぎているんだ。

ボクたちはいつ使うのかわからないお金のために仕事をしたり、節約をしたりして、まいにち多くのことを失っています。

本書では、お金を稼ぐことは大切だが、貯めたお金は時間制限のある人生で使い切るべきだと提唱しています。

そうすることで、人生の最後に後悔するということを少なくすることができます。

では、解説を始めます。

今しかできないことにお金を使う

1つ目のポイントは、「今しかできないことにお金を使う」です。

アシのMちゃんアシのMちゃん

お金を使うって案外むずかしくない。何にお金をつかったらいいかわからないんだよね。

YoshinoriYoshinori

お金を何に使ったらいいかわからないときは、とにかく経験にお金を使うことだ。

本書では、「人生は経験の合計である」とされています。

それは経験を積むことでしか、ボクたちの人生は広がっていかないからです。

交際人数が0人と1人ではまったく違うように、人生は経験することでしかわからないことがたくさんあります。

海外旅行や趣味など、特に若いうちから良い経験にお金を使うことで、その効果はさらに多くなります。

お金の価値は年齢とともに低下する

2つ目のポイントは、「お金の価値は年齢とともに低下する」です。

60歳以上の高齢者にお金を渡しても、20代の若者ほどお金の使い道はありません。

年齢を重ねるとどうしても体力や意欲が落ち、行動も穏やかになります。

若いときにしたいと思っていたことが歳をとってからもしたいとは限りません。

また、歳を重ねてから若いときにもっとたくさんのことを経験しておけばと後悔する可能性も高いので、お金は若いときにできるだけ使うように心がけましょう。

死ぬときに人生で一番お金持ちになる

3つ目のポイントは、「死ぬときに人生で一番お金持ちになる」です。

アメリカの統計データによると、貯蓄額が最も高くなるのは70歳代とされています。

アシのMちゃんアシのMちゃん

70歳かぁ・・・もらえる年齢だね。

YoshinoriYoshinori

だから、死ぬときにお金を使いきれず余るんだ。

死ぬまでにお金を使い切るためには、以下の2点を意識する必要があります。

  • 自分の寿命を知る
  • 45歳からお金を使う

自分の寿命は、「寿命 計算」などで検索するとウェブサイトで計算ができます。

本書では、最大限生きることを想定して、生きるために必要な金額を想定すると紹介されています。

日本人の平均寿命は80歳後半です。
最大限生きることを想定するのであれば、90〜100歳まで生きることを想定して1年間に必要な金額を算出すれば、合計いくら必要になるかを知ることができます。

その合計金額を超えるお金は、使っても大丈夫な死後に余るお金です。

そういったお金は人生の最後に後悔をしないように、45歳を超えたら健康な間に自分のやりたいことにお金を使うようにしましょう。

人生の最後に後悔をする

最後のポイントは、「人生の最後に後悔をする」です。

アシのMちゃんアシのMちゃん

後悔するの・・・イヤだね。

YoshinoriYoshinori

人生の最後を迎える人が最も後悔するのは、「勇気を出してもっと自分に忠実に生きればよかった」だ。

人は周りの人の目を気にしすぎるあまり、自分が本当にしたいと思っていることができない傾向にある。

そうした経験を持ち続けて最後まで自分のしたいことができなかった人は、人生の最後に後悔をします。

好きな人に好きと言えなかったことや海外旅行をしなかったこと、大切な家族との時間を一緒に過ごすことができなかったりとお金を稼げなかったことではなく、経験ができなかったことを多くの人が後悔しています。

反対に、子育てを一生懸命したり、友達と貧乏旅行をして盗難などの被害に遭ったり、好きな子に告白して振られたりした経験を持っている人は、意外と後悔をしていません。

人生は経験の合計です。

経験の合計値が高い人ほど、人生に後悔する確率は低いとされています。

そのとき後悔することや恥ずかしい思いをすることはあるかもしれませんが、人生の経験値は確実に溜まっているので、将来後悔をしたくなければ若いからやりたいことをやるようにしましょう。

まとめ

  • 今しかできないことにお金を使う
  • お金の価値は年齢とともに低下する
  • 死ぬときに人生で一番お金持ちになる
  • 人生の最後に後悔をする