ナンピンとは?下値で買い増して、平均取得価格を下げる手法!

初心者がやってはいけない投資手法のナンピンについてお伝えします。

この記事を記事を読めば以下のことが分かります。

  • ナンピンって何?
  • 初心者には危険?
  • ナンピンの恐ろしさ

下落した株を買い増す!

ナンピンとは株式投資の売買手法の一つで、購入した株式が下落したときに同じ株式を買いまして平均取得価格を下げる手法です。

例えば、1,000円の株式を100株購入した後に、その株式が500円まで下落したとします。そのとき、500円でさらに100株を買い増すと、その株式の平均取得価格(損益分岐点)は750円になります。

これをナンピン買いと言います。

初心者厳禁!ナンピンは上級者向けのテクニック!

ナンピンは、一見すると投資の勝率を上げられる投資手法に感じます。

しかし、投資初心者は無理なナンピンをせずに、損切りする技術を学ぶことの方が大切です。

下落相場の株式を購入したときに買い増しを行い続けると、株式の平均取得価格も下がり続けます。

しかし、保有株数も増えるため、結局は損失が膨らむことになります。

ナンピンを正しく理解していないうちは、保有している株価が下落したときにナンピンして平均取得価格を下げることを考えるより、保有しているなどはいったん考えず、下落した株式を新しく購入するかを自分に問いかけ、購入しないと思ったら、思い切って下落した株式を損切りしてしまうことの方が重要です。

ナンピンは金融ショックなど、マーケットが大きく混乱した相場をいくつも経験し、リスク管理ができる上級者向けのテクニックです。

投資の格言:下手なナンピンすかんぴん

下手なナンピンは文無しになるという意味の投資の格言です。

一見お得そうなナンピンですが、ナンピンを行う状況というのは、マーケットで自分が不利なポジションにいるということを意味します。

つまり、ナンピンとは不利なポジションでの積み増し行為となるため、投資資金を一気に失う恐れもあります。

方向性や判断の誤りに気づいた場合は、素早く損切りを行い、リスクを回避しましょう。