誤解されやすい人は話し方で損をしている!?
アシのMちゃんアシのMちゃん

人間関係をよくしようと普段からコミュニケーションには気を使っています。でも、返って相手に悪い印象を与えているような気がします。どうすれば印象を良くできますか?

コニュニケーションを頑張ったにもかかわらず、相手に悪い印象を与えているのは2つ原因が考えられます。

  • 相手に誤解されている
  • 相手との距離感がわかっていない

多くの人は会話が噛み合っていないのに、「お互いがお互いを理解している」と思い込んでいます。

駅やレストランで会話を楽しんでいるサラリーマンやカップルの会話に耳を傾けると、全く会話が噛み合っていないのにもかかわらず、楽しそうに会話が弾んでいる人たちを見かけることもあります。

会話が噛み合っていないにもかかわらず会話が弾むのは、相手に自分の話を聞いてもらって相手のことが見えなくなっているからです。

YoshinoriYoshinori

人は、話を聞いてもらうだけで気持ちよくなれる

相手のことを見ていないため、誤解が生じます。

誤解が生じるといくらコミュニケーションを頑張っても、相手との距離は縮まりません。

むしろ、効果のないコミュニケーションに疲れてしまい、疲れた印象から相手に悪い印象を持たれてしまう危険があります。

この記事では、コニュニケーション疲れから相手に悪い印象を与えないために、相手に誤解されず、適切な距離感で相手とコミュニケーション(会話)をする方法について解説をします。

思い込みをやめる

先述したように、人は無意識のうちに「理解し合える」と考えています。

しかし、ボクたち人間は同じ経験をしても「楽しかった」「疲れた」など、全く異なる感想を抱きます。

それと同じように会話や仕事でも相手と自分が抱いている印象は、全く異なります。

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相手は自分と同じことを考えているという思い込みを捨てよう

夫婦や親・兄弟でも全く別の人間です。

異なる人間である以上、同じことを考えている人はいません。

コミュニケーション(会話)をするときは、「この人とボクは全く違った考え方を持っている」と言い聞かせながら、会話を進めましょう。

そうするだけで、周囲とのコミュニケーションが丁寧になり、誤解やすれ違いが少しなくなります。

感情の影響を考える

人はそのときの感情次第で、考え方や行動が変わります。

この前は機嫌よく引き受けてくれた仕事も、今回はなぜか断られたり、不機嫌そうな態度を取られたりすることがあります。

人はそのときの感情や置かれている状況により、態度や行動に変化が現れます。

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一回でわかってもらえたり、引き受けてもらえたりするのは、運がいいことだと思おう

大切なことは、相手の感情をよく観察することです。

  • そのとき相手がどんな感情で、その感情のとき自分はどのようにするのか?
  • また、他人と自分は違うため、違う行動に出る可能性がある

など、相手の感情を読み取り、自分なりに相手の行動を予測して交渉に挑むようにしましょう。

もちろん読みが外れることもありますが、相手を観察しながらコミュニケーションを取ることで、相手との関係が破綻することを避けることができます。

相手のことは理解できない

人がお互いに理解し合えないことと同様に、相手のことを本当の意味で理解することはできません。

むしろ「理解できた」と思ったときが、一番危険です。

相手のことを理解できたと思った行動が、相手の逆鱗に触れることは往々にしてあります。

なぜ、理解できた人のためにした行動が裏目に出るのか?

それは、ボクたちが自分に都合の良いことだけを覚えていて、それを相手が望んでいることだと勘違いしているからです。

つまり、他人を都合よく解釈しているに過ぎません。

「他人を都合よく解釈する=記憶を都合よく勝手にすり替えている」ため、「こんなことを考えているんだろう」と自分にとって都合の良いことを考えてした行動が、結果的に相手を傷つけることになります。

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理解できたと思う前に、相手と親密な会話をしよう

「俺のターン」は短めにする

会話をしていると、自分が話題の中心になるときがあります。

人は自分の話を聞いてもらえると、嬉しくなり、楽しくなります。

そのため、ついつい話が長くなってしまいます。

話が長くなって、周囲から浮かないようにするためには、自分が話題の中心にいるときの時間は意識的に減らすように工夫することが大切です。

意識的に自分が中心の話を減らすには、相手に上手に話題を振るようにしましょう。

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最強の対話術は、人に喋らせること

人に上手に話題を振ることにより、自分が中心の話題でも周囲の人の話を聞くことができるため、話が長くなっても嫌がられることはありません。

質問の多い人は好かれる

面接や合コンでも相手に質問を多くする人は、相手に好かれます。

質問をする=相手に興味がある」と思われるからです。

質問をするときには、2つ大切なことがあります。

  • オープンクエスチョンで質問する
  • 質問に対して来た答えを掘り下げる

オープンクエスチョンで質問するとは、イエスかノーで答えられない質問をすることです。

オープンクエスチョンをすることで、途切れることなく会話を楽しむことができます。

また、会話を途切れさせないようにするためには、質問に対して帰って来た答えを掘り下げるような質問をしましょう。

前後の脈絡のない質問をし続けると、お見合いのような会話を繰り広げることになり、面白くない人と相手に悪い印象を与えることになります。

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話題を変えたいときは、質問する相手も変えよう

1人の人に質問をし続けると場が持たなくなったり、雰囲気が微妙に悪くなるときがあります。

そうした状況を回避するために、質問する相手と内容を変えましょう。

そうすることで、周りに気を配れる人と思われるようになります。

相手の話は傾聴する

周りに気を配り質問をすることは大切ですが、場を支配したり、会話を回すことに気を取られすぎるのは危険です。

人は話を聞いてくれた人に対して、好印象を持ちます。

質問したにもかかわらず、話を聞かない人は嫌われます

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話を聞くときは、ひたすら傾聴してフォローアップの質問をする

そうすることで、相手に好印象を抱いてもらいやすくなります。

コミュニケーションを頑張っているけど、悪い印象を持たれがちな人の多くは、「傾聴」ができていません。

傾聴のスキルを身につけることで、相手からの誤解を防ぐことができます。

まとめ

コミュニケーションを頑張っているのに悪い印象を持たれる人は、誤解と相手との距離感を誤った結果、悪い印象を持たれています。

また、コミュニケーション疲れによって悪い印象を持たれていることも。

そうならないようにするためには、

  1. 「理解し合える」という思い込みをやめる
  2. 人はそのときの感情次第で、考え方と対応が変わる
  3. 本当の意味で、相手は理解できない
  4. 自分の話は短くする
  5. オープンクエスチョンで、相手の話を深掘りする
  6. 相手の話をひたすら傾聴する

以上の6つを意識することで、コミュニケーションによる誤解を解消することができます。

6つ全てを意識して対応する必要はありません。

どれか一つでも実践できれば、周囲との関係が大幅に改善されます。

ぜひ、試してみてください。