株の銘柄選びができない人に向けて、こんなことを解決する記事を作成しました。
この記事で解決できる悩み
- 株で勝てるようになるにはどうすれば良いのか?
- どの株をいつ売買すればいいのか?
- その分析方法は?
自分なりの理由で株を売買する!
株で勝てない一番の理由は、勝てる理論を勉強して自分なりの理由で株を売買していないためです。
人の情報を鵜呑みにしている人は勝てません。
人の情報を鵜呑みにする人の投資方法は、SNSやブログでの「いい情報探し」に時間を費やすことになります。
これでは失敗から学ぶことができず、次の投資のチャンスにいかすことができません。
一時的に勝てたとしても、自分なり理論がないため再現性はなく、最終的に大金を失うことになります。
株で勝てるようになるには、それなりに勉強をして、自分なりの理論で株を売買し、その成功や失敗からたくさん学び、その経験をいかすことです。
これを繰り返すことで、安定的に勝てるようにあり、いい情報を探しているだけの人との差をつけることができるようになります。
銘柄選びの分析方法は2つ!
株の銘柄選びには、ファンダメンタル分析とテクニカル分析の2つの方法があります。
それぞれの簡単な特徴は、
- ・ファンダメンタル分析
- 企業の業績や経済状況、経済全体の動向を分析し、指標を元に市場の方向性を評価する手法
- ・テクニカル分析
- 企業の業績などには注目せず、株価の流れ(チャート)を数量・数式で分析する手法
ファンダメンタル分析とは?
企業の業績・財務状況からその企業の本質的価値を評価するファンダメンタル分析では、理論的な株価の価値を算出し、市場にある今の株価が割安か割高かを評価します。
ファンダメンタル分析は、理論的な株価に対して割安の株を購入し、割高の株を売ることでお金儲けができるようになる手法です。
ちなみに、ファンダメンタル分析は企業の本質的価値を理論的に算出する手法なので、市場における企業の長期的トレンドを評価するのに有効です。
ファンダメンタル分析における代表的な評価指標をまとめました。
PER | 株価と企業の収益の比率 |
---|---|
EPS | 1株当たりの当期利益 |
PBR | 株価と企業の純資産の比率 |
配当利回り | 株価に対して、どれだけ配当金が得られるのか |
ROE | 自己資本に対しての利益の割合 |
ROA | 総資産に対しての利益の割合 |
PERとは?
PERは、企業の売り上げに対して、株価がどれくらいの倍率がついているのか評価する指標です。
その計算式は、時価総額÷純利益、もしくは、株価÷一株当たり利益(EPS)で算出されます。
例えば、株価が500円で、一株当たり利益が50円ならば、PERは10倍となります。
ちなみにPERの目安は、12~15倍と言われています。
一般的には、15倍を下回ると割安・上回ると割高と評価されています。
しかし、PERの目安は業界やトレンドによっても変わるため、売買するタイミングの1つの指標として考えることをおすすめします。
PERだけで株価を評価できません。
EPSとは?
1株当たりの利益であるEPSは、純利益÷発行済株式で求めます。
PBRとは?
企業に対する市場の評価が、会計上の解散価値である純資産の何倍であるかを示した指標です。
つまり、企業は倒産しても時価総額分の価値(=解散価値)は残っているため、その価値と株の倍率が1倍の時、企業の価値と株の価値はイコールとなるという考え方です。
1倍未満の企業は、その株価に対する価値はないと評価できます。
配当利回りとは?
株価に対する年間配当金の割合を示す指標です。
人株当たりの年間配当金を現在の株価で割って求めることができます。
例えば、株価が1,000円の時に配当金が10円であれば、配当金は1%(1,000÷10)となります。
ROEとは?
企業の自己資本に対する当期純利益の割合をROEと言います。
計算式は、当期純利益÷自己資本またはEPS(一株当たり利益)÷BPS(一株当たり純資産)で算出されます。
ROEでは、企業が投資した資本に対して、どれくらい利潤をあげることができのかを求めることができます。そのため、財務指標の中で最も重要視される項目となっています。
ROAとは?
総資産に対する利益の割合を示す総合的な収益を示す指標です。
一言で表すと「費用対効果」を表す指標です。
米国では、企業の収益性を判断する総資産利益率(収益率)=ROA、株式資本利益率=ROEが用いられることもあります。
ファンダメンタル分析では、これら指標や企業の決算書などを分析することで、現在の企業価値と今後のその企業は売り上げを伸ばすことができるのかを短期・長期的に評価します。
テクニカル分析とは?
理論的な指標を分析するファンダメンタルに対し、テクニカル分析は株価や売買高などから、市場の需給バランスや株価のトレンドを評価します。
つまり、チャートの流れから企業の株価に対する市場の受給バランスを評価し、株価の値動きを分析する指標です。
そのためテクニカル分析では、特に企業の業績などの分析は行いません。
業績の良し悪しに関係なく、売りたい人が多ければ株価は下がり、買いたい人が多ければ株価は上がります。
そういった流れをチャートで見るわけですが、見るべきポイントとして、今回は移動平均線についてお伝えします。
移動平均線とは?
一定期間の株価の平均値をグラフで表した指標です。
現状の株価や為替などの価格を表すローソク足と組み合わせて、5日、20日や60日といった過去何日間かの市場のトレンドを評価する時に使います。
こうすることで株価の方向性を読めるようになります。
テクニカル分析はいくつも分析手法があるため、移動平均線だけでなく複数の分析方法を組み合わせることをおすすめします。
まとめ:両方やる
株の銘柄選びの手法として、ファンダメンタル分析とテクニカル分析の2つをお伝えしました。
結局、どっちがいいの?という質問がよくありますが、結論はどちらも使います。
どちらの分析方法も一長一短があり、未来のことは誰にもわかりません。
ただし、勝てる可能性をあげることはできます。
そのためにはまず、ファンダメンタル分析で長期的なトレンドを把握し、テクニカル分析で方向性が合致した時に株を売買するなど、自分なりの理論を構築する必要があります。
投資は簡単には勝てません。それどころか大金を失う可能性もあります。
書籍やブログ、動画などで勉強をしつつ、まずは自分なりの銘柄を1つ小さな金額から買うことから始めましょう。