

1日の最初にすることが一番大事という、理想を追いかけたい人におすすめの「人生を変えるモーニングメソッド」を独自の解釈でサラッと解説します。
こんな人におすすめ
- 1日を充実させたい
- 痩せたい
- 収入を増やしたい
本書はこんな感じの内容です。
- 朝起きてから最初の1時間でその日が決まる
- 習慣にしたいことは朝にやれ
- 睡眠時間は7〜8時間
- 大切なことに朝の時間を使う
- 起きてからやるべきこと
- 朝食は軽めに済ませる
成功したり、新しいことを始めるためには、朝早く起きる必要があります。

早起きかぁ。苦手だなぁ。

夜型の人には辛いかもしれないが、早起きには明確なメリットがあるから頑張れ。
「早起きには三文の得がある」という諺がありますが、あれは本当のことで、成功者とよばれる多くの起業家や経営者は、みんながビックリするぐらい朝早くに起きています。
反対に、人生でなにも成し遂げられない人はビックリするぐらい遅く起きます。
この本を読めば、夜型のあなたも朝5時に起きて行動したくなります。
では、解説を始めます。
朝起きてから最初の1時間でその日が決まる

1つ目のポイントは、「朝起きてから最初の1時間でその日が決まる」です。
1日の最初の1時間を充実して過ごすことができれば、その日は1日中高い集中力と生産性を維持することができます。
反対に、朝起きてからダラダラと布団の中でスマホをイジっていたら、その日は1日中頭が冴えず仕事にも集中できずにずっと喫煙ルームでダラダラと過ごすことになります。

特に休日は丸1日ダラダラ過ごして、貴重な休日を無駄に過ごしちゃうね。

そうだろう。ニートになるとそれが毎日になる。
1日を充実した日するか、無駄な1日にするかの分かれ道は、最初の1時間の過ごし方にあります。
最初の1時間でグズグズしていると、その日は無駄になります。
特に現代人に注意が必要なのは、朝起きてすぐにスマホを手に取らないことです。
スマホには人の時間を奪う魔力があるため、朝起きてスグにニュースアプリを見たり、ゲームをプレイすると朝の1時間はあっという間に溶けてしなくなります。
スターバックスのCEOハワード・シュルツさんは毎朝4時30分に起きて、すべての通信機器の電源を切ります。
ニュースは不倫や犯罪、災害など世の中の不幸しか流さないので、1日をポジティブに過ごしたいなら外部の情報をシャットアウトして、穏やかに過ごす必要があると考えているからです。
習慣にしたいことは朝にやれ

2つ目のポイントは、「習慣にしたいことは朝にやれ」です。
何か新しいことに挑戦したいなら、ずっと続けられるように習慣にする必要があります。
そして人生をいまより豊かにするためのその行動は、朝に行うと習慣化しやすいことがわかっています。
夜に筋トレや読書、勉強、副業などを頑張ろうとしても、残業や飲み会など邪魔が入ったり、脳や体が疲れ切ってしまっているため、新しいことを始めるには向きません。
習慣化するためには、毎日決まった時間と元気が必要です。
そこで朝早く起きて時間を作り、ストレスもなく思考もクリアなエネルギーに溢れた朝に行動を開始することをおすすめします。

夜更かしでしちゃだめ?

夜更かしはだめだ。
先ほども少し触れましたが、夜は学校や会社の仕事で脳がクタクタの状態です。
頭がボンヤリした状態では認知力を下がっているため、朝活動するほどの成果は上がりません。
実際に、交通事故を引き起こしやすい時間帯は、仕事終わりの17時から19時の間です。
仕事の終わった後に、頭や体を使って作業をするのは向いていません。
夜は頭や体を休めるためにボーっとゆったり過ごしましょう。
ただし、朝のモーニングメソッドをしなくてはいけない人は、日中にパフォーマンスを発揮しなければならない学生や会社員だけです。
1日の時間を自由に使える起業家やフリーランスの人は、夜に活動する余力のある生活を自分で選んで送ることができるため、早起きして活動する必要はありません。
夜にしかパフォーマンスを発揮できない人は、独立するか起業して時間を自由に使えるようにしよう。

残念だが、現代社会は夜型人間には不向きな社会だということを覚えておこう。
睡眠時間は7〜8時間

3つ目のポイントは、「睡眠時間は7〜8時間」です。
前日の疲れを残さずに、人が完全回復するには7〜8時間の睡眠時間が必要です。
ポーションのようなエナジー系のドリンクでは回復しません。
最適な睡眠時間の長さは、年齢や遺伝、健康状態、運動量にもよって異なりますが、平均7〜8時間がベストで、9時間以上寝ると死亡率が上がります。
反対に、3〜4時間程度しか眠れないと頭が冴えません。

たしかに、寝てなくても寝過ぎても頭はボーっとするよね。

たまにショートスリーパーやロングスリーパーを自負している人がいるが、大半はただの思い込みだ。真似をするな。
睡眠時間を削ってまで働くのは間違いで、寝ないと動けないという甘えで昼過ぎまで寝ているのは論外です。
もし6時に起きたければ、夜の11時には眠りにつくようにしよう。
早起きしたければ、早く寝た方がいい。
そのためには、無駄に残業せずに定時に帰り、朝早くから活動するための条件を整えることです。
これが成功するために必要な必須条件です。
大切なことに朝の時間を使う

4つ目のポイントは、「大切なことに朝の時間を使う」です。
これはもっとも重要なことで、当たり前のことですが、目的を持たずに朝早くに起きても意味はありません。
テレビを見たり、新聞を見たり、SNSを見たり、時間を無駄に溶かしてしまいます。

ボーっとするのは夜だね。

そうだ。朝の時間にボーッとするのは時間がもったいない。
朝は目標を掲げてそれに向かって走り出す時間です。
とは言っても、「人生に目標や目的なんてない」人もいると思います。
そういう人はゆっくりしている夜に、自分の人生について考える時間が必要ですが、とりあえずそんなに大きな目標もいりません。
何かを始めようと思ったときは、大抵モチベーションが高いため目標も高く設定しがちですが、モチベーションが下がると止めてしまうため長続きしません。
はじめは誰でもできる小さなことから始めよう。
- 女の子にモテたいなら、腕立てや腹筋を5回ずつする
- 東大に合格したいなら、毎朝1問数学の問題を解く
- 健康を維持したいなら、とりあえず玄関から外に出て朝日を浴びる
自分がなにをしたいのかをよく考えて、それを明確にしてそれに向けて行動をする。
朝はそういったことに使う時間です。
起きてからやるべきこと

5つ目のポイントは、「起きてからやるべきこと」です。
大切なことを朝に行う前に、起きてから必ずやるべきことがいくつかあります。
これは絶対です。
朝起きたらコップ1杯の水を飲む
人は眠っている7〜8時間の間に、軽い脱水症状になっています。
水分が不足すると疲れを感じやすくなるため、朝は起きると誰でもダルさと感じます。
そのため朝は起きてからすぐにコップ一杯の水を飲むようにしよう。
そうすると、頭が少しスッキリして行動を始めたくなります。
運動をする
毎朝20分は運動が必要です。
歩いても軽くエクササイズやヨガをするでもなんでもいいですが、とにかく20分体を動かすことです。
イギリスのブリストル大学の研究によると、毎日運動している人はそうでない人を比べると活動的でポジティブな思考を持つということがわかっています。
また、運動をすることで衝動的な欲求に対しても冷静に対処できるようになるということも明らかになっています。
運動といっても、特に走る必要はありません。
走りすぎは老化につながる恐れもあるため、夜にエクササイズやヨガ、柔軟運動をしているなら、朝にするようにしよう。
5分間瞑想をする
運動の締めくくりに、5分間瞑想をします。
順番は特に重要ではありませんが、水を飲んでからすぐに瞑想をすると寝てしまいます。
寝ると意味がないので、運動して体を起こしてから、締めくくりとして瞑想をすることをおすすめします。
瞑想の仕方は簡単で、椅子の上でもいいので座りやすい体勢で座り、3秒鼻から息を吸い、一旦呼吸を止めて、また3秒かけて口からゆっくり息を吐き出すだけです。
秒数に意味はありません。
鼻からゆっくり息を吸い、吸ったときより少しゆっくり目に息を吐き出す。
瞑想は、いま目の前のことに集中してマインドフルな状態にすることが目的です。
ただ、目の前のことに集中するといってもむずかしいので、呼吸に意識を集中してください。
余計なことを考えずに、呼吸に集中することだけを考えることができれば大丈夫です。
読書と日記をつける
瞑想をして心を落ち着けたら、読書をして日記をつけます。
読書を無理にする必要はありませんが、成功したいのであれば成功者のルートをトレースすることが最短ルートになります。
読書はこれからみなさんの歩むべき道を、すでに歩いた人の成功体験や方法を学ぶことのできる画期的なツールです。
自分にとっては新しいことでも他の人はすでに体験済みのことがほとんどです。
そのため1から自分で考えて、体験して、改善する必要はありません。
前任者の真似をして、自分にあう方法を探せばいいだけです。
そして、最後に日記をつけます。
日記をつけると、自分の些細な変化に気づけるようになります。
いま自分にとって苦しいことでも将来の自分から見ると些細な悩みが書かれていたりします。
そうすることで、人は自分の成長を感じることができ、今日の努力の意味を知ることができます。
成功を実感できるようになれば、努力を続けることができます。
こうなると、早起きを続けることが快感になり、むしろ遅く起きるのが苦痛になります。
朝食は軽めに済ませる

6つ目のポイントは、「朝食は軽めに済ませる」です。
朝に必ず行うべきことを行い、目標に向かって行動を終えたら、朝食を取ります。
しかし、食べ物を消化するという行為は膨大なエネルギーを使うため、体に大きな負担となります。

朝カレーはだめ?

ダメに決まっているだろう。朝にカレーを食べていいのは、時間を自由に使える人や特殊な仕事についている人だけだ。
これから学校で勉強をしたり、会社で仕事をするのに、朝からカレーを食べていては満足のいくパフォーマンスは出せません。
消化するものが多ければ多いほど、消化するためのエネルギーが必要なため、体がだるくなったり、眠たくなったりします。
食事の取りすぎには注意して、朝食は軽めに済ませよう。
まとめ
- 朝の最初の1時間でその日のパフォーマンスが決まる
- 毎日7〜8時間は睡眠をとる
- 人生の目的を掲げて、それに向かって走れ!
- 朝起きたらコップ一杯の水を飲む
- 朝にカレーは食べるな!