
東大生のノートの取り方や◯◯式ノート術など、いろいろなノートの取り方がありますが、これらの真似するだけでは意味がありません。
情報をまとめるために使うノートは、使い方のポイントを押さえ、自分でシステムを作り上げることが大切だからです。
自分でシステムを作り上げることにより、自分の脳に定着しやすく、知識を応用して使うことのできるノートになります。

一時的に真似してみるけど、結局続かないよね。

基本的な部分は学んだ方がいい。しかし、ノートに記録した情報を使えるようにするには自分なりの工夫が必要だ。
ノートに記録した情報は、脳に定着することだけなく、必要なときに引き出せないと意味がありません。
また、新しく仕入れた情報を仕事や勉強など、普段の生活で使って初めて意味のある情報となります。
この記事では、基本的なノートの取り方とその活用方法について解説をします。
電子とノートはどっちがいい!?
情報整理や数字だけの事実だけをメモるのであれば、スマホやパソコンで記録して問題ありません。
脳に定着する情報量に変わりがないからです。
しかし、頭に記憶した情報ではなく、記憶した情報から自分なりに答えを導き大したいときなどは、ノートにまとめた方が使える知識となります。
つまり、集めた情報を元に新しい考えを思いついたり、概念をまとめたりするにはノートにまとめた方がいいということです。
電子とノートの違い!?
スマホやパソコンで情報を記録することとノートに手書きで書くことの違いは何か?
答えは、記録するときの行動の違いです。
スマホやパソコンなどで情報を記録するときは、フリックやキーボードなどを使って情報を記録していきます。
これらの方法で情報の入力に慣れてくると、何も考えずに手だけを動かして情報を入力していくことができます。
一方、ノートに情報を書き留めていくときは色々なことを考えながら、情報をノートに書き込んでいきます。
情報をインプットしながら記録していくノートに対して、何も考えず記録していくデジタルデバイスでは、記録するスピードも早いため脳に情報が定着しません。
そのため、デジタルデバイスを使うと脳への定着率が落ちます。
ただし、情報や知識は後から使えるようにまとめておく必要があるため、記録するだけならスピードの早いデジタルデバイスで行っても大丈夫です。
後から手書きでノートにリライトすれば、脳へ情報を定着させつつ使える情報としてまとめることができます。
ノートをまとめるときのポイント
ノートは、知識や情報を使えるようにするためにまとめます。
新しい知識を元に新しい考えやアイデアを生み出したり、人に教えたりします。
そのためには、調べたことを3〜5分程度で話せるようにまとめましょう。
3〜5分程度で話せるようにまとめると、そのことに聞かれたときに人に教えることができます。
人に教えることができる知識や情報は、それらを使って新しい考えを生み出すなど情報を応用して使うことができます。
ノートをまとめるときは、人に教えるようにまとめるようにしてみましょう。
ノートを取るポイント
基本的にノートは取れば取るほど、長期記憶に定着します。
一つの情報に関する付加情報を追加していくことで、さまざまな情報を記憶していくことができます。
そんなノートを作るためには、
知らない情報
似ている情報
調べてみたい情報
不要な情報
など、気になる情報はすべてノートにまとめてとっておくと後から使える知識として活躍することもあります。
どんなことでも気軽にノートやメモを取る習慣を身につけておきましょう。
リライトして使えるノートにまとめる
一度記録した情報をリライトをすると、長期記憶が向上します。
情報は書き直せば直すほど、記憶に定着していきます。
一度だけ書いた情報より、何度もリライトすることにより情報をまとめながらインプットできるため、脳に記録が定着してきます。
情報は他人から教わるより、教える方が身につくと言われています。
それと同じように自分に教えながら、ノートをリライトすると脳への定着率が上がります。
他人に教えることとリライトすることは同じということです。
他人のノートと比べる
他人のノートと比べることで、自分が気がついていないポイントを知ることができます。
自分の気になったポイントや知らない情報が、人によって異なるからです。
他人のノートを見ることにより、同じ内容でも別の視点から見た考えに触れることができ、一つの情報から得られる情報が増えます。
セミナーに参加したときなどは、他人のメモ書きを見せてもらうと違う気づきを発見できます。
まとめ
- ノートの使い方は、真似をしても意味がない
- 自分なりにわかりやすい方法でまとめることが大切
- デジタルデバイスより手書きのノートの方が、記憶に残りやすい
- ノートは人に教えるようにまとめる
- リライトすることと他人に教えることは同じ
- 他人のノートと比べると情報の質は高くなる