
考えていることを相手に言えないのは、
嫌われることが怖いから
伝えるチャンスを逃してしまうから
ではありません。
言いたことがあるのに相手に伝えることができないのは、言いたいことが解っていないからです。

?言いたいことはいっぱいあるんだよ?

その言いたいことを頭のまとめられていないから、言い出せないんだよ。
相手に言いたいことを伝えるためには、自分の要求を明確にしておく必要があります。
頭の中で、
自分がどうしたいのか?
相手にどうして欲しいのか?
欲望や要求を言語化して、伝えることを明確にしておかなければ、頭の中で考えている言いたいことは言えません。
この記事では、言いたいことを言うためのテクニックについて解説をします。
疑問形を使わない
ボクたちは相手に何かしてもらいたいときに、つい「◯◯してもらえませんか?と疑問形で依頼をしてしまいます。
心理学的には、これはよくありません。
語尾を疑問形にすると、丁寧に依頼しているように見えますが、依頼されてる側からすると「指示が曖昧でよくわからない依頼」と受け止められます。
「コピーを取ってもらえませんか?」
と聞かれると、「取らなくてもよいのか?」という選択権があるのかどうか、相手も一瞬迷います。
しかし、
「コピーを取ってください。」
と断定的に指示をすると、「コピーを取るんだ」とはっきりこちらの意図が伝わります。
職場などで相手に依頼をするときには、
きつい言い方にならないように
嫌われないように
つい疑問形でお願いしてしまいますが、依頼をするときはできるだけ断定的に言い切る方が相手にこちらの意図が伝わり、行動をしてもらえやすくなります。
また、「そんな言い方をすると、嫌われるかも?生意気と思われるかも?」と思いがちですが、断定的に依頼をしても嫌われることはありません。
むしろ、指示が明確であるため、疑問形で仕事の依頼をする人より好感度が高くなります。
どちらにしても、相手に何かして欲しいなどの要望があるときは、及び腰な疑問形で指示をするより、明確に言い切る形で指示を出しましょう。
ただし、相手への配慮は必要なので、指示の前後に相手を気遣うような言葉を忘れてはいけません。
会話の主導権を握る
言いたいことが言い出せないのは、相手の出方を伺っているからです。
合コンや会議でも話の流れの中で自分の話をするチャンスを待ってしまうことがありますが、自分の話をするチャンスは基本的にやってきません。
待っているうちに、別の話題に移ってしまいます。
別の話題に移る前に自分の言いたいことを言うためには、横槍を入れるか意見を言い出さなくてはいけません。
横槍を入れたところで誰も気にしませんが、言い出しにくい人も多いと思います。
そうした人は話の主導権を握るために、会話のスタートを切る役を担うことをおすすめします。
合コンでも会議でも話を始めた人が、この場の主導権を持っているとみんなが思います。
主導権を握っている進行役であるため、話題を自由にコントロールすることができます。
進行役をすることが苦手な人は、できるだけ早いタイミングで一言二言簡単の意見を言って存在感をアピールできると、その後は話やすくなります。
会話のスタートを切るか、第一声をできるだけ早く発するなど工夫をしてみましょう。
感情と思考を言語化する
言いたいことが言えない人は、相手から嫌われることを恐れて自分の感情を相手に伝えることを恐れています。
自分の不安や懸念から恐れと言った感情をコントロールできていないと言うことです。
相手にこちらの意図や要望を伝え嫌われないようにするためには、頭の中にある感情と思考を言語して、相手に伝えることが大切です。
自分が嫌われることを恐れている
怒られるのではないかと恐れている
など、言いたいことを言う前に自分の感情を相手に伝えておけば、言いたいことを言っても相手はあなたの感情を理解した上で言葉を受け止めてくれるため、あなたを嫌ったり、怒ったりすることはありません。
言いたいことを言うために最も大切なことは、言いたいこととそれを言うことに対する恐れなどの感情をセットにして伝えるようにしましょう。
そうすると、誰に対しても自分の意見や意図をきちんと伝えることができるようになります。
まとめ
- 言いたいことが言えないのは、何を言いたのか解っていないから
- 依頼するときは、疑問系を使わない
- 会話スターターになる
- 感情と思考をセットにして、要求を伝える