

情報が多すぎる現代において、「本当に大切なものは何か?」を考えさせられる「時間術大全」をもとに、自分の時間を作る方法について解説をします。
こんな人におすすめ
- スマホの利用時間を減らしたい
- SNSが気になる
- 自分の時間がない
この記事はこんな感じの内容です。
- スマホに時間を奪われている
- SNSは意思の力でやめられない
- スマホの通知はOFFにする
- 便利なスマホをあえて不便にする
- 朝にニュースとSNSを見ない
- 適度に休憩を入れる
では、解説をします。
スマホに時間を奪われている

1つ目のポイントは、「スマホに時間を奪われている」です。
日本人のスマホの平均閲覧時間は、4〜5時間程度と言われています。
朝起きてすぐにスマホを手に取り、夜寝る前にベッドのそばのテーブルにスマホを置く。
1日で平均1,600回スマホを触り、10分に1回はスマホと向かい合っています。
勉強や仕事の合間、バスや電車の移動時間、病院や歯医者の待ち時間などふと瞬間にスマホを開いてしまいます。

トイレやお風呂でも使ったりするよね。

そうだな。しかもそうした時間は年々増え続けている。
しかもスマホには通知機能があるため、TwitterやLINE、新しいニュースや動画が気になり、自分のやるべきことに集中できない人も増え続けています。
スマホを見たからと言って、人生がよくなるわけでもなく、なんとなく見ることをやめられない。便利で仕事にも欠かせないため、壊すことも捨てることもできない。
そんなボクたち現代人は、集中力と自分の時間を守るために、スマホとうまく付き合っていく方法を学ぶ必要があります。
SNSは意思の力でやめられない

2つ目のポイントは、「SNSは意思の力でやめられない」です。
スマホに時間を奪われていることを知っているのに、ボクたちはなぜスマホに釘付けになってしまうのか?

仮に、仕事の途中にLINEやTwitterの通知が来たらどうする?

周りを確認して、スマホを見ちゃうね。誰かしらスマホを触ってるし、誰もわたしを見てないし。

そうだろう。
そもそもSNSは自分の意思の力だけでは、「見たい」という欲求に対抗することはできません。
やめようと思っても実はやめられない。
その理由は、「何か面白いことがあるかも」という期待感や「よくないことが起こったのかも」という警戒感といった人間の本能を刺激するからです。
原始の時代から、人は生活をするために食べるものを探し求めて歩き続けてきました。
もう少し歩けば、大きな獲物や果実に出くわすかもしれないという期待感。
その反対に、草むらから猛獣に襲われるかもしれないという恐怖と警戒感。
こうした記憶は、いまもボクたちの本能として残っているため、SNSの通知がくるとそれを無視することができなくなっています。
SNSの機能はとてもシンプルなものが多いですが、人間の脳を刺激するように作られています。
それも人類でもトップクラスに頭のいい人たちが、どうすればたくさんのユーザーに見てもらえるかを考えて作ったツールです。
InstagramやTwitter、YouTubeからは気になって見てしまう動画をおすすめされるし、ニュースアプリではできるだけ恐怖や不安を煽る情報が通知されます。
そんなもの見ないわけにはいきません。
仕事で頭がパンパンに疲れていても、スマホの見過ぎで目の奥がギンギンに痛くても、ボクたちはSNSを見てしまいます。
理由は、あまりにも便利で依存度が高くなりすぎたため、意思の力で「見たい」という欲求に勝てなくなったからです。
スマホの通知はOFFにする

3つ目のポイントは、「スマホの通知はOFFにする」です。
中毒性と依存度の高いSNSの支配から逃れるためには、スマホの通知をOFFにする必要があります。
そもそもSNSの通知は、連絡や面白いことを教えてくれる便利機能ではありません。

通知は盗人だ。時間泥棒だ!
通知のうるさいスマホを、頻繁に犯行予告を送ってくる怪盗のようなものです。
事あるごとに犯行予告が来て、ボクたちから仕事ややりたいことをする時間を奪っていきます。
新作アニメに時間を奪われるならまだしも、スマホごときに時間を奪われるのは論外です。
LINEやTwitterの通知をOFFにしても、すぐに見る必要はないため、OFFにしても何も困りません。
また、新しいアプリを入れたときは、無条件で通知の許可を「いいえ」を選択してください。
人は勉強や仕事を始めてから1時間くらいしてようやく集中できるようになります。
その間にSNSの通知が来ると、集中力が下がってしまいます。
スマホの通知は迷わずOFFにする。
これは鉄則です。
便利なスマホを不便にする

4つ目のポイントは、「便利なスマホをあえて不便にする」です。
ボクたちがスマホに時間を奪われるのは、気になる情報に抗えないことともう一つ理由があります。
それは、スマホが簡単で便利だからです。
1タップするだけでアプリは起動できるし、気になる情報にも数秒でアクセスできます。
数回のアクションと数秒で世界中の情報やゲームにアクセスできるため、ボクたちはスマホを手放せません。
そうした便利ツールのスマホの利用時間を減らすには、スマホをあえて不便にする必要があります。
たとえば、
TwitterやFacebookなどログインが必要なアプリは、使用後に毎回ログアウトする
時間が余ると見てしまうニュースは、ホーム画面から消す
ついつい熱中してしまうゲームアプリは、開きにくにいようにアプリの後ろの方の置く
など、すぐに情報にアクセスできないようにしたり、1タップでアプリを起動できないようにします。
習慣化のテクニックに、20秒ルールというものがあります。
良い習慣を身につけるためには、20秒以内に実行できるように環境を整えておくというものです。
スマホはこの20秒ルールを逆手に取って、ボクたちの時間を奪っています。
そのため、スマホのアプリを利用するために20秒以上時間のかかるように設定しておけば、SNSの支配からも逃れることができます。

中毒性の低い便利なGoogleマップや読書習慣を身につけるための読書アプリを開きやすいところに設置することで、スマホを便利に使えて、良い習慣も作ることができるぞ。
朝にニュースとSNSを見ない

5つ目のポイントは、「朝にニュースとSNSを見ない」です。
朝目覚めて、すぐにニュースを見るのは時間の無駄です。
そもそもニュースは悪いことしか知らせてきません。
不倫や事故、汚職、犯罪、災害、コロナ感染者数など、世界ではいつでも誰かが浮気をしているし、誰かが死んでいます。

こんなことに注目した後に、集中できる奴はいない。
デイトレーダーでもない限り、その日のニュースに注目する必要はありません。
どうしても見たければ、週末に1週間のニュースをテレビでまとめて見れるので、それだけを見れば大丈夫です。
どのニュースも基本的には同じ内容のものばかり流しているので、毎日ニュースを見る必要はありません。
時間と集中力の無駄です。
適度に休憩を入れる

最後のポイントは「適度に休憩を入れる」です。
人間は90分以上集中し続けることができません。
休憩タイムは必要です。

休憩しないとどうなるの?

ヘトヘトに疲れて、次の日になにもできなくなる。
90分集中したらコーヒーを飲んで15分ほど昼寝するか、緑の中を20分ほど散策する、5分程度の瞑想をするなどリフレッシュする必要があります。
おやつを食べるときは、甘くないカカオを食べるとエネルギー補給と集中力アップにつながります。
無駄に甘いものを食べると、眠気に襲われるため、返って集中力を途切れさせることになります。
そして大事なことは、休憩時間に無駄にSNSを見ないことです。
メールやSNS、ニュースは1日の最後に見るぐらいの頻度に抑えて、優先度の高い自分の仕事ややりたいことにフォーカスして毎日を意識的に過ごそう。
まとめ
- 毎日4〜5時間スマホを見ている
- SNSは意思の力ではどうにもならない
- スマホの通知はOFFにする
- 中毒性の高いアプリは20秒以上かけて使えるようにする
- 夜にメールやSNS、ニュースをチェックする
- 90分集中したら休憩する