おすすめ投資信託

本記事は、これから投資をはじめたい投資初心者向けの記事です。

  • 投資をはじめるにはどうしたらいいの?
  • 結局、何を買えばいいの?

販売手数料の安いネット証券で買う

本書では、このような記載があります。

お金を正しく運用したかったら、銀行には近づかないほうがいい

お金を運用するのになぜ、銀行に近づいてはいけなのか?

その理由は銀行のビジネスモデルにあります。

銀行は、投資の手数料借金による金利で儲けを出すビジネスをしています。

そのため、給与所得の低いサラリーマンには住宅ローンをすすめ、定年退職した高齢者には手数料の高い投資信託をすすめてきます。

そもそも給与の高い銀行員の給与はどこから出ているのかを考えれば、うかつに銀行の窓口に行くのは危険です。

そこには巧みな手法でみなさんのお金を狙う手数料ハンターがたくさんいます。

そうしたハンターからお金を守るにはどうすればいいのか?

本書では、販売手数料が安いネット証券で投資信託を買うことをおすすめています。

銀行と違い、商品ラインナップが多く、売買時などにかかる手数料が安いところがポイントです。

ちなみに、商品ラインナップ数が多く、手数料の安さで人気の高い証券会社は以下の2社です。

  • SBI証券
  • 楽天証券

それぞれの特徴は、商品ラインナップの豊富さと手数料の安さで人気のSBI証券と楽天市場や銀行とも連携などのポイント優遇による人気の楽天証券です。

迷ったときは、いずれかを選べば問題ありません。

管理運用(信託報酬)の安いものを選ぶ

投資信託(ファンド)は、投資のプロにお金を預けて自分の代わりに資産を管理運用してもらいます。

そのため投資信託に対し、運用期間中の手数料を支払う必要があります。

この手数料のことを運用管理費(信託報酬)と呼びます。

そして、金融商品は売買時にかかる手数料を抑える以上に、運用期間中に発生する管理運用費(信託報酬)を抑えることが非常に大切です。

例えば、同じ投資対象で信託報酬のみ年率1.0%と年率0.1%と異なる投資信託があったとします。

資産が1年で5.0%上昇した場合、投資家に還元される利益はそこから信託報酬を割り引いたものになります。

さらに、複数年資産を運用すると複利により資産は雪だるま式に増えていきますが、合わせて信託報酬も雪だるま式に増えていきます。

例え同じ投資対象に投資し続けたとしても信託報酬の差により、投資成績は大きく変わることがあります。

毎月分配型を選ばない

投資信託には、分配金を受け取る方法として「定期的に受け取るタイプ」と「自動的に再投資するタイプ」の分かれます。

お金を運用する上で大切なことは、複利の力を使ってお金を増やすということです。

金利には、「単利」と「複利」があります。
単利とは、投資元本に対してのみ利息がつくという計算方法です。
年利5%の金融商品を100万円で1年間運用した場合、105万円になります。
これを20年間繰り返した場合、100万円(5万×20年)の利息を得ることができます。

複利とは、元本に対してついた利息に対し、さらに利息をかけるという計算方法(複利法)です。
年利5%を100万円で運用した場合、1年後には105万円になります。
この5万円の利息を受け取らずに、2年目は105万円を運用します。
こうして配当による分配金を20年間受け取らずに運用し続けた場合、金利だけで約165万円受け取れることになります。

この単利と複利の力の差を使ってお金を増やすことが、資産運用で最も大切な考えの一つとなります。

投資信託(ファンド)の資産規模や流動性を確認する

投資信託の資産規模とは、純資産総額のことです。

一般的には、小さい投資信託より大きい投資信託の方を選択すべきと言われています。

投資信託が大きいことのメリットとしては、次の点が挙げられます。

  • 十分な分散投資が可能
  • 投資信託の経費率(純資産に対する経費の割合)を低く抑えられる
  • スケールメリットによる投資が可能

十分な分散投資が可能

投資のリスクを下げるには、一つの銘柄や偏った銘柄に投資するのではなく、できる限り多くのセクターに分散投資することが大切です。

一方の価値が低下してももう片方の価値が上がっていれば、投資資金を守りながら増やすことができます。

資産規模の大きい投資信託を選択することで、少ない資金でも分散効果のある投資が可能となります。

投資信託の経費率を低く抑えられる

投資信託の経費率とは、投資信託やETFを運用するために必要な費用が、総資産に対してどれくらいの割合であるかを示したものです。

単純に、コスト負担は純資産総額が大きくなるほど軽くなります。

そうすることで、信託報酬を低く抑えることができます。

スケールメリットによる投資が可能

投資信託の資産規模をいかして、個人では投資できないような投資先での運用も可能となります。

GoogleやAmazon、アップルなど海外の有名企業に1日100円から投資することができます。

過去の成績で選ばない

過去の投資成績がいくらよくても、これからの未来も投資がうまくいくとは限りません。

投資のプロであっても、市場の未来を見通すことはできません。

そのため、プロが運用する投資信託でもあっても過去の実績を元に選択するのは、お金を騙し取られる可能性があるため危険です。

投資家にできることは、手数料の安く、純資産が多いなど確実に存在している今の現実だけを見て投資信託を選ぶだけです。

おすすめの投資信託は?

これまでは、投資信託の選ぶポイントを解説しました。

では、どの投資信託を購入すればいいのか?

皆さんの気になるところは、ここだと思います。

本書で紹介されている金融商品として、以下を挙げています。

  • 上場インデックスファンドTOPX(国内株式の投資信託)
  • ニッセイ外国株式遺ンデックスファンド (海外株式投資信託)

どちらも手数料が低く、分散が利いた投資先となっています。

まとめ:手数料と外国株を意識する

投資初心者が投資信託を選ぶポイントについて、解説をしました。

少ない資産でお金を増やすには、時間を味方にする必要があります。

そのため投資においては、コストを低く抑えることが鉄則です。

安易に銀行などの窓口に走らず、インターネットを使って、コスト削減を行い、優良な物件に投資するだけで勝ち組になれます。

最後に、投資は自己責任です。

投資を始める際は、リスクを十分に理解したうえで無理のない適切なリスクを負って投資をしましょう。