【本の要約【「バビロンの大富豪」富をもたらす黄金の7つの知恵!
YoshinoriYoshinori

1926年に出版されたお金の名著「バビロンの大富豪」について解説をします。

こんな人におすすめ

  1. お金持ちになりたい人
  2. どれだけ働いてもお金持ちがたまらない人
  3. 何をしたらいいか分からない人

本書は以下のようなことを教えてくれます。

  • 収入の10分の1を貯金する
  • 欲望に優先順をつける
  • 貯めたお金に働かせる
  • 危険や敵からお金を守る
  • 環境の良いところに住む
  • 将来に備えて動く
  • 自分自分に投資する
アシのMちゃんアシのMちゃん

さすがは名著。いいことを言っているような気がする。

YoshinoriYoshinori

気ではなく、言っている。

では、解説を始めます。

収入の10分の1を貯金する

お金持ちになるための第一歩は、「収入の10分の1を貯金する」ことです。

アシのMちゃんアシのMちゃん

なんだか、うちの親みたいなことを言うね。

YoshinoriYoshinori

その当たり前のことがみんな出来ていない。

日本人の平均貯蓄額と中央値は、以下のようになっています。

年代平均(万円)中央値(万円)
20代16571
30代529240
40代694365
50代1,194600
60代1,635650
70代1,314460
全年代1,139419

出典:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(2019)

会社員の生涯賃金は約3億円と言われています。
税金を一律20%と仮定して2億4,000万円の収入があったとしたら、平均貯金額は2,400万円です。
しかし、もっとも貯蓄額の多い60代でも1,635万円と平均に遠く及びません。

アシのMちゃんアシのMちゃん

なんで、こんなに貯金できていないの?

YoshinoriYoshinori

稼いだお金を使い切ってしまう習性が人間にあるからだ。

パーキンソンの法則で知られる英国の歴史学者で政治学者でもあるシリル・ノースコート・パーキンソンは、その著書で以下のようなことを提唱しています。

支出の額は、収入の額に達するまで膨張する!

たとえ収入が増えたとしても、増えた分のお金を洋服や食事などに使ってしまうため、結局お金はたまらないという意味です。

そのためボクたちは、いつまでたっても収入の10%を貯金するという簡単がことができません。

そうならないためには、支出用の口座と貯蓄用の口座を分けて管理するなど、お金をキチンと管理する必要があります。

そうした状態にすることで、ボクたちは初めて決められた額の中からお金を使うという意識が芽生えて、お金を貯蓄することができるようになります。

欲望に優先順をつける

多くの人が収入と同額の支出をしてしまうのは、人間が欲に弱い生き物だからです。

しかも現代は、スマホやゲーム、漫画などの娯楽に溢れた世界です。

特にインターネットが普及して以降は、外出をしなくてもポチれば欲しいものが手に入ります。

そうした世界で自我を保つためには、先述したようにお金を管理し、必要なものだけを買うことです。

アシのMちゃんアシのMちゃん

必要なもの?

YoshinoriYoshinori

資産だ。

金持ち父さん 貧乏父さんでも紹介されているように、貧乏人はお金を「負債=ゴミ」に変えています。

自分で稼いだお金は、家賃やガス、光熱費など生きていく上で必要な経費と最低限の生活費をのぞいて、余ったお金で「資産」を買う必要があります。

そのためには、お金を使うときには「それは本当に必要なのか?負債=浪費につながらないか?」などを考慮して、お金を使うように意識しよう。

貯めたお金に働かせる

働いて稼いだお金を銀行に預けているだけでは、意味がありません。

特に、いまの日本は日銀によるゼロ金利政策のため、銀行にお金を預けていてもお金はまったく増えません

お金を増やすためには、「投資」をする必要があります。

アシのMちゃんアシのMちゃん

出た!投資!・・・よくわからないから怖いんですけど。。。

YoshinoriYoshinori

投資は怖くない。怖いのは知らないからだ。知れ。そして学べ。

投資には、家賃収入を期待できる不動産や安くものを仕入れて販売する転売業などがありますが、おすすめは「株、債券」です。

今の金融市場には、20世紀最大の発明といわれた「ETF」をインターネットで簡単に買うことができます。

ETFとは、上場投資信託のことで株の詰め合わせパックのようなものです。

この詰め合わせパックの中でも特に優良と言われているのが、インデックスに連動したETF(TOPIXやS&P500など)です。

これに投資することを「インデックス投資」と言い、ドルコスト平均法で毎月定額のインデックスを購入し続けることで、元本割れをせずに資産を最大化することができます。

インデックス投資やドルコスト平均法については、以下のリンクから詳細を確認ください。

危険や敵からお金を守る

お金は投資をしないと増えませんが、お金を投資する際には2つ注意することがあります。

理解していない儲け話に乗らない

お金が貯まると気が大きくなり、一攫千金を狙った儲け話に乗りたくなります

アシのMちゃんアシのMちゃん

ボーナスが出たときは、いつもよりいいレストランで食事をしたくなるもんね。

YoshinoriYoshinori

食事だけならいいが、気が大きくなると危険な遊びをしたくなるんだ。

たとえば、ビットコインやこれから上がりそうな株など、よくわからないけど儲けることができそうな甘い話を信じて大切なお金を簡単に投資してしまいます。

ビットコインや株式に投資をすることが悪いわけではありませんが、自分が理解していないものにお金を賭けることは危険です。

それは投資ではなく、投機=ギャンブルになります。

お金を増やしたいのなら、甘い囁きに惑わされず、自分の大切なお金を自分で守れるようになりましょう。

今あるお金を全て投資しない

投資で借金を背負う人を見て、投資は怖いと思っている人はたくさんいると思います。

アシのMちゃんアシのMちゃん

やっぱり投資怖いじゃん!

YoshinoriYoshinori

残念だが、投資が怖いんじゃない。怖い投資をする人がいるだけだ。

怖い投資=投機(ギャンブル)です。

投機をしないためには、今持っているお金をすべて賭けるような投資をしないことです。

おすすめは、まず自分のリスク許容度を知るために、「どれぐらいのお金が減っても、平静でいられるのか」など、少額から投資を始めることです。

5万円や10万円などの小さなお金が減っただけでもドキドキするような人のリスク許容度は低めです。

そうした人は、株式市場に少額のお金を置いておくことに慣れることから始めましょう。

決して、一攫千金やすぐにお金を増やそうとして、自分のリスク許容度を超えた投資はしないでください。

環境の良いところに住む

この本は1926年に出版されているため、現代のしかも日本の住宅環境とは違う価値観で執筆されています。

それでも環境の違いによる収入の格差は、いまだに存在します。

アシのMちゃんアシのMちゃん

日本ならある程度どこでもインターネットが繋がるもんね。

YoshinoriYoshinori

そうだ。だが、狭い日本でも地域差は存在する。

日本では、東京の会社で働くことと地方の会社で働くことでは、いい会社に入社できるチャンスやさまざまな仕事にチャレンジする機会が大きく異なります。

そのため収入にも格差が生じ、地方から人が減っているのが実情です。

環境が成功の要因となるのは、今も昔も変わらない現実です。

将来に備えて動く

1995年生まれの女性であれば4人に一人が108歳以上生きると言われており、2007年生まれの日本人の約半数は107歳まで生きると推測されています。

アシのMちゃんアシのMちゃん

長生きするのも怖いね。

YoshinoriYoshinori

「長生きリスク」なんて嫌な言葉もあるぞ。

長い老後生活を送る可能性も考えて、将来焦ることなく過ごすためには、毎月少しずつでも積み立てていく必要があります。

特に30代以下の若年層は、今から明確な目標を持って動き出す必要があります。

自分自分に投資する

人が最後に信用できるのは「自分だけ」です。

アシのMちゃんアシのMちゃん

出た。自己責任!

YoshinoriYoshinori

困った時に友達や親兄弟は助けてくれない。

危機的な状況を脱するためには、体調を万全に整えて、日頃からたくさん本を読んだり、副業などの経験を積んだりして、自分自身の価値やレベルを上げておく必要があります。

毎日運動するのもいい。
興味のある本を読み漁ってもいい。
自分に合った食生活をするのでもいい。

知識があり、能力があって、健康的であれば、あなたを雇ってくれる会社はいくらでもあります。

どんな状況に陥っても必ず這い上がれるように、準備をしておきましょう。

まとめ:バビロンの大富豪による7つの黄金の知恵

  • 収入の10分の1を貯金する
  • 欲望に優先順をつける
  • 貯めたお金に働かせる
  • 危険や敵からお金を守る
  • 環境の良いところに住む
  • 将来に備えて動く
  • 自分自分に投資する