
知っているだけで得をする資産運用の基礎知識として、「インデックスファンド」について解説します。
お金の勉強をはじめたい人、大切なお金を守りたい人に参考となる本と記事です。
インデックスファンドって何?
SMBC日興証券の用語解説集では、インデックスファンドを以下のように解説しています。
インデックスとは指標、ファンドとは投資信託のことで、インデックスファンドとは株価指数などの指標に連動した運用を目指す投資信託を指します。
smbc日興証券 初めてでもわかりやすい用語集
株価指数とは、ニュースでもよく耳にする「日経平均株価」や「TOPIX(東証株価指数)」などのことで、株価の値動きをあらわしたものです。
つまり、日経平均株価などの動きに合わせたリターンを狙うファンド(投資信託)の金融商品の1つが、インデックスファンドです。
資産運用の第一歩として、多くの投資家や金融ブロガーが投資信託をおすすめしています。
投資信託って何?
インデックスファンドがお勧めされている理由を紹介する前に、投資信託についてSMBC 日興証券の解説を見ておきましょう。
投資信託とは、多くの人が資金を出し合って運用をプロに任せる投資商品のひとつで、投信、ファンドとも呼ばれています。集まった資金は、国内外の株式や債券などに投資されます。
smbc日興証券 初めてでもわかりやすい用語集
投資信託の特徴は、2つです。
- 多くの人が資金を出し合う
- プロに任せる
こうすることで、株式投資のハードルを下げ、投資初心者の方でもプロやベテラン投資家に負けないリターンを出して、その資産を増やすことができます。
インデックスファンドをおすすめする理由3選
手間がかからない
基本的に投資とは、選定した投資銘柄を安い時に購入し、高値をつけた時に売ることで発生する売買益を重ねてお金を増やす投資法です。
しかし、インデックス投資ではこの銘柄の選定も売買タイミングをはかることもありません。
やることは一つだけ。
世界中の株や債権に分散したインデックスファンドを、毎月決めた額の積み立て設定を最初に行う。
これだけです。
お金を増やすためにする労働の中では、インデックス投資がお金を増やす最も効率的な労働方法と言えます。
世界標準の投資法
金融の世界では、インデックスファンドは最もスタンダードな投資法として積極的に取り入れられています。
最も身近なところでは、公的年金を運用するGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、162兆926億円のうち、約79.2%をインデックス運用(パッシブ運用)されています。
上記の本を読むまでは知りませんでしたが、こうした公的機関が運用する投資法がインデックス投資です。
お金の基礎知識が身につく!
インデックス投資で投資の基本を知っていると、自分で年金を運用する確定拠出年金(iDeCo)やNISAなど国が推奨する資産運用制度をお得に利用しやすくなります。
以前に話題になった老後2,000万円問題もインデックス投資を知っていれば怖くなくなります。
また、インデックス投資で標準的なリターン水準を知っていれば、「年利%」や「10年で10倍」といった詐欺や元本を保証する民間の医療保険や健康保険がいかにリターンの少ないゴミ商品かということがわかるようになります。
まとめ:インデックス投資はお金の基礎知識の基本のキ!
お金を増やす・守るためには、お金の基礎知識が必要です。
そのための投資初心者におすすめする投資法として、インデックス投資の解説をしました。
少子高齢化や終身雇用制度の崩壊など、これから待ち受ける未来のために、一人一人が大切なお金を騙し取られることなく、適切なリスクをとってお金を増やす必要があります。
お金を増やすために甘い言葉や保険のセールス、また銀行に駆け込むなど他人に頼ることなく、自分自身で大切なお金を育てられるよう知識を身に付けてください。
参考になればうれしいです。