

「自尊心」を育てれば、人生で生きる喜びや幸せを感じることができます。
自尊心とは、自分のことを好きになり、その好きな自分が素晴らしい人生を歩むことができると信じられる気持ちのことです。
もしあなたの自尊心が低ければ、「自分はダメな人間で、何をやってもうまくいかず、お金も稼ぐことができない」などネガティブな感情に支配され、人生の素晴らしさや幸せを感じることができなくなります。

うまくいかないことが続くと、自分のことがホント嫌になっちゃうよね。

心配するな。大丈夫だ。人生でうまくいかないことなんて当たり前だ。
「人生ってうまくいかないな」と失敗ばかりを悔いる人もいますが、失敗を悔いるのは間違いです。
失敗をするということは、あなたが新しいことに挑戦をし、頑張っている証拠だからです。
最近あなたが何も失敗をしていなければ、新しいことに挑戦しておらず、成長していない可能性があります。むしろそのことに焦りを覚えましょう。
このように、自尊心を高く育てることができれば、人生に喜びや幸せを感じられるようになり、ポジティブに前を向いて生きることができます。
この記事では、人生がうまくいっている自尊心の高い人の考え方について解説をします。
お金で感じる幸せには限界がある
収入が増えると、幸せに感じる人が多いというのは間違いありません。
しかし、その収入も800万円をピークに人生の満足度は低下していきます。

えぇ〜。お金があれば、美味しいものをたくさん食べられて、好きなものを好きなだけ買えるんだよ。あればあるだけいいじゃん。お金持ちの余裕ですか?嫌味ですか?

余裕でもなければ、嫌味でもない。お金で買える体験には限界があるからだ。
世の中は平等ではありませんが、貧乏人とお金持ちが唯一平等に扱われるものがあります。
ー「時間」です。
そもそもお金があれば、好きなものをなんでも買えるから幸せと思っている人もいますが、ものを買ったときの幸せは長続きしません。
欲しいと思って手に入れた洋服も2・3回着てしまえば、これまで着ていた服と同じような扱いになります。1ヶ月前に買ったときの高揚感や幸せを覚えている人はいません。
人が覚えている幸せは、ものを買ったときの高揚感ではなく、親しい友人や大好きな人と共有した体験です。
体験は、修学旅行でバカなことをした思い出や初めて二人で旅行したときのドキドキなどのことです。
こういった体験を通して感じた幸せは、時間の経過とともに低下するよりもむしろ増加します。
しかし、収入が800万円を超えると幸せを感じられにくくなるのは、収入が上がることで働く時間が長くなり、自由に使える時間や人間関係が希薄になるからです。
そのため、大切な人たちとの有意義な時間にお金を使えなくなってしまうため、収入が上がっても幸福と不幸のバランスがトントンになり、幸せを感じられにくくなります。
つまり、自尊心を高め人生の幸福度を高めるためには、お金を適度な額まで稼ぎ、稼いだ後は誰かと一緒の過ごすための時間に使わなければいけないということです。
時間を生み出すものにお金を使う
時間にお金を使うと、ボクたちの人生の満足度は上がります。
時間はだれに対しても平等ですが、時間を短縮するものにお金を使えれば、人生の満足度をあげる体験をたくさん経験できるからです。
公共の機関をつかって3時間かけて移動して2時間遊ぶより、自家用ジェットを使って1時間で移動して4時間遊ぶ方が、楽しい経験をたくさんすることができます。

だから、お金持ちは自家用ジェットを買うんだね。

そうとは限らないが、◯◯エモンはそうだろうな。
移動時間を削ることにお金を使うこと以外には、家電を使って家事をする時間を少なくしたり、プロの力を借りることで時間を少なくすることができます。
大切なことは、お金を使って楽をする、贅沢をすることを考えるのではなく、お金を使って浮いた時間を有意義に過ごせるかどうかです。
家事が好きな人は家事をする時間を長く取ればいいし、自分がその道を極めたければプロに任せず極めることに時間を使うことも大切です。
何をすれば自分が幸せを感じることができるのかを考えて、それを体験する時間を生み出すことにお金を使うと人生の満足度を上げることができます。
信頼に投資をする
自分のためだけにお金を使うより、社会や他人のためにもお金を使った方がボクたちは幸せを感じられやすくなります。
人間は集団の中で生きる生き物であるため、社会に役立っている感覚や他人とのつながりを強く感じられるものに幸せを感じるからです。

募金したり、奢ってあげたりするってこと?・・・金持ちの偽善ですか?

偽善じゃない。あえて言うなら、「投資」だ。
先ほども述べたように社会や他人にお金を使うことで、ボクたちはだれかの役に立っていると感じ幸せになれます。
その金額は500円でも1,000円でも構わないし、1万円でも100万円でも支払うお金の金額は違っても感じる幸福度は同じだといわれています。
つまり、たった500円でも100万円払ったときと同じだけの幸福を感じることができるということです。
また社会や他人にお金を使うことで、新しい繋がりが生まれたり、他人から信用されて好かれたりします。
社会的なつながりを強くすることは自尊心を高めることにもつながるため、お金を自分以外のものに使うことはあなたの幸せを買うことと同じだということーつまり、「投資」になります。
ここで一つ注意することは、闇雲に募金や他人に奢っても幸せにはならないということです。
コンビニで余ったお釣りを募金するのもいいことですが、募金をする団体がどんなことをして社会にどういった影響を与えているのかといったことを調べた上で募金をした方が、より幸せを感じることができます。
自尊心を高めるために、自分が社会や他人にどんな影響を与えているのか?を知ることが重要だからです。
なんとなくや同調圧力などでお金を使っても、あなたは幸せにはなりません。
職場に友達を作る
職場の同僚などと友人関係を作ることができれば、幸せになるのは簡単です。
職場は、人生において長い時間を過ごす場所だからです。
職場の人間関係が良好な人とそうでない人を比べると、実に1.6倍も人生の満足度に開きがあることが証明されています。

お金も大切だけど、結局は人だよね。

だからこそ、職場環境や付き合う人間はキチンと選ばないといけない。
無駄にマウントしてくる人や悪口ばかりを言う人、すぐに怒って気を使わなければ付き合えないような人と一緒にいても、あなたは幸せになれません。
迷惑な人の近くにいるだけで、ネガティブな感情が生まれてしまいます。
反対に、結婚したばかりの人や彼氏彼女ができて幸せそうな人の近くにいるだけで、人はポジティブになり幸せになります。
幸せになりたければ、幸せを運んでくれる人の近くにいるようにしましょう。
人に優しく、自分にはもっと優しくする
失敗したときや落ち込んでいるときは、親しい友人に語りかけるように自分にも優しく声をかけてあげないといけません。
これを心理学では「自己肯定感」といい、ボクたちは他人の言葉だけでなく自分自身の言葉でも傷つき、ネガティブになります。

他人にやさしく、自分に厳しくじゃないの?

それは間違った教えだ。人が一番会話をしているのは、他人ではなく自分自身だ。その自分から1日中否定的なことを言われたら、誰だって頭がおかしくなる。
日本人は特に自分に厳しい言葉をかける傾向にありますが、自分に喝をいれるために「もっと頑張れよ!だから、お前はダメなんだ!」とネガティブな言葉をかけるのはマイナスです。
やる気を出さなければいけないときに、どうしてもやる気が出ずに喝を入れたいときは、軽く運動をしているときにネガティブな言葉を自分に投げかけることをおすすめします。
人は運動をしているときには、前向きにポジティブになるからです。
スポーツ選手が競技中にコーチから厳しい言葉をかけられても、「何クソっ!」と思い頑張れるのに対し、ミーティング中に怒鳴られると「パワハラされた」と言葉をネガティブに受け取るのはそのためです。
人は運動をしながら、ネガティブにはなれません。
そのため自分に厳しくしたいときは、運動をしているときのみです。
それ以外のときに自分に厳しくすると、人はネガティブに受け止めてしまう可能性があるので、そのときは友人を宥めるように優しい言葉を自分にもかけてあげましょう。
まとめ
- 人生の喜びを感じるには、自尊心を育てるしかない
- 収入が800万円を超えると幸せを感じにくくなる
- 経験や体験はものを買うより、幸せを感じる時間が持続する
- お金は時間を生み出すものに使う
- たった500円でも他人のためにお金を使うと幸せになれる
- 職場の人間関係を良好にする
- 運動しているときはネガティブにならない
- 他人に優しく、自分にはもっと優しくする